ハーブ香るリースと、虫との暮らし〜ローズマリーと季節の植物を束ねるリース作り〜
連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ
日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(@momo12160627)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。
緑がいっそう濃くなり、湿度を感じてじっとりと汗をかく日が増えてきました。
ふと足元を見ると、畑の草の茎のところどころに、1㎝くらいの泡のかたまりが付いています。
あっちにも、こっちにも。
調べてみると、アワフキムシの幼虫が中にいるそう。
ここで泡に守られて、成虫になるんだと思うと、神秘的なゆりかごに思えてきます。
私はと言えば、教習所に通い始めたり、ぶどう農家さんのお手伝いを始めたり、山梨に移住して10カ月、少しずつ地域との関わりが深くなっているなと実感しています。
瑞々しい季節に、植物と一緒にゆっくり根っこを張っていきたいです。

✔︎ 初夏の庭で育つローズマリー
そんな中で気になり始めたのが、庭や畑で元気に育つハーブのことでした。
畑のローズマリーは、大家さんが何年も前に植えたそうです。
幹は太くてたくさんの枝分かれ、先月小さなブルーの花を咲かせて、今年も暑さに負けずモリモリ育っています。
この立派なローズマリーを生かした香りのリースを作ってみたくなりました。
香りの強いリースには、天然の防虫効果も期待できます。
✔︎ 虫との暮らしを考える
というのも先日のこと。
脱衣所に出た瞬間に、出会ってしまったのです。
一番恐れていたあの虫に。
もちろん、田舎暮らしに虫との共存は避けられない課題だと思っていますし、虫は苦手ではないのですが、なるべくなら家の中で出会いたくないのが、ムカデなのです。
脱衣所の入口で、しばらく固まってしまいました。
その時は、なんとか対処しましたが、このまま彼らの大好きなじめじめシーズンを迎えるのはいけないと思い直し、虫対策をすることにしました。
ただ、自宅には子供も猫もいるので、強い防虫剤は使いたくない。
そこで考えたのは、ハーブを使った虫対策です。
香りもいいので、ちょっと湿度の増すこの季節、爽やかに感じられて気持ちがいいです。
動物には危険なハーブもあるので、ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。

✔︎ ローズマリーと季節の植物を束ねる”香りのリース”
香りの強いハーブを丸く束ねてリースにします。
今回は畑で大きく育ったローズマリーを選びました。
スパイシーで爽やかな香りが、湿度の多い時期に気分を変えてくれます。
玄関や軒下に下げておくと、開けたときに香りを楽しめたり、虫を遠ざけたりしてくれます。
ローズマリーの他にも、ペパーミント、ラベンダー、タイム、など、香りが強い植物はたくさんあります。
ただし、動物がいる家では、これらのハーブは、間違えて食べてしまったり、香りを嗅いだだけでも体調を崩してしまうものがあります。
私の自宅では猫が生活する室内ではなく、玄関外にリースをかけることにしました。

リース台は、冬のリースを解いて再利用したり、藤つるや葛で、冬の間に作っておいたものを使います。
リース台は劣化しないので、繰り返し使えます。
私は今回、葛でかごを編んだ時に余ったつるを輪にしておいたものを使いました。
(葛つるで作るかごについてはこちら)
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余った植物は、シンプルに束ねてスワッグにして軒下にかけてみました。
風が香りを運んでくれそうです。
細かく残ったローズマリーなどのハーブは、小さな巾着に入れて、衣類の引き出しに入れておくと、虫を避けたり、開けたときに良い香りを楽しめます。

田舎暮らしをはじめて思うのは、地球には、人間だけが暮らしているわけではないということ。
鳥、虫、獣、草木、微生物、そして人間、それぞれが良い関係で一緒に暮らしていくにはどうしたらいいのか。
簡単に他者を追い出すのではなく。
でも我慢するのでもなく。
お互いに、譲り譲られながら、良いバランスで共に暮らしていきたいと思っています。
私ができる小さな試みを、今日も楽しみながら、たまに失敗もしながら、続けていきたいです。
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