えみ
連載:季(とき)を味わう台所
クラシライター:えみさん(@kuche_foodworks)より、移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお届けします。
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春になり、桜のお花見も落ち着いた頃。
山の緑も一気に若葉色の柔らかい新芽が芽吹き始めます。
やわらかく艶やかな新緑が太陽の光でキラキラしていて、とても気持ちの良い光景です。
そして鶯(うぐいす)の鳴き声も。
ぎこちなかった鳴き声が、少しずつ上手くなっていく。その変化に気づけるのも、春ならではの楽しみ。
今回はその鶯を模したうぐいす餅を。
手軽に、電子レンジで作るやわらかな求肥と、こし餡を使って、普段でも作りやすいレシピを考えてみました。
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レンジを使ったうぐいす餅の作り方
材料(6個)
《求肥生地》 ・白玉粉 … 60g ・砂糖 … 20g ・水 … 80ml前後
・こし餡 … 約180g(30g×6個)
《仕上げ》 ・青大豆きな粉(うぐいすきな粉)… 大さじ3 ・砂糖 … 小さじ1 ・塩 … ひとつまみ
※うぐいすきな粉は普通のきな粉と比べると、軽やかな風味なので、ほんの少しの砂糖でやさしい甘みを補い、塩で味の輪郭を整えると全体がぐっと引き締まります。 私が今回使ったのは着色料無しの100%の青大豆の鶯きな粉なので、淡い色味でしたが、モノによって、もし色が濃い様なら…濃厚なきな粉の風味が欲しいなら…鶯きな粉ときな粉を混ぜて使ってみて下さい。
下準備
1. こし餡を6等分して丸めておく
2. きな粉・砂糖・塩をバットにはかり、混ぜておく
レンジで作る求肥生地
1. 耐熱ボウルに白玉粉、砂糖と水を入れて、ダマがなくなるまでしっかり混ぜる (少し置いておくとダマも水分吸って潰れやすく)
2. ふんわりラップして600Wで1分加熱し、一度取り出してしっかり混ぜる
3. 再度1分加熱し、混ぜる ☑︎半透明&もっちりになればOK ☑︎白っぽい部分があれば追加で20〜30秒
成形の手順とコツ
1. きな粉を広げたバットに加熱した求肥をのせる
2. 均等に6等分できる様、長方形に形を広げる
3. カードに水をつけながら、6等分する
カードは、生地を切り分けるための道具(スケッパー)のこと。包丁やゴムベラでも代用できます。
4. 1つずつ広げて、餡を包み底面の求肥を軽くつまんで閉じる
5. 形を整えて(鶯に見立てて、左右をつまみ出した様な形)、茶漉しなどで更にきな粉を振りかける ☑︎手にきな粉をつけると扱いやすい ☑︎完全に閉じなくてOK (うぐいす餅らしく“ゆるっと”で◎)
作る時のポイント
・加熱後はすぐに扱うとやわらかくて、作業しやすいです。 冷めると生地が伸びにくくなります。 火傷しない様に求肥にきな粉を纏わせながら作業して下さいね。
・成形でのポイントは「包みきらないこと」。 少し餡がのぞくくらいの、ゆるやかな仕上げがうぐいす餅らしい佇まいになります。 最後に全体にきな粉をまぶし、仕上げにうぐいすきな粉をひとふり重ねると、春の気配がふわりと立ち上がります。
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やわらかな光の中で、ころんと並ぶその姿は、とても愛らしく、季節をそっと映す和菓子の良さを改めて感じさせてくれます。
よかったら作ってみて下さい☻
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上品で美しい白木の質感
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連載:季(とき)を味わう台所(Instagram)
岡山県在住。美容師を経て大手料理教室で経験を積み、現在は独立して「食」にまつわる活動を行っています。季節の手仕事を大切にしていた祖母の家を引き継ぎ、少人数制の料理教室も主宰。“季(とき)を味わう台所”を通して移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお伝えします。