ボロボロジューシーのおはなし〜フーチバと野草が香るやさしい粥のレシピ〜
連載:シチシチムジクイ 島の暮らし
西表島在住のクラシライター:nijisuzumeさん(Instagram)より、自然の移り変わりや植物のサイクルに合わせたものづくり〈シチシチムジクイ〉をお届けします。
一月に入り、南国沖縄でも気温が20度を下回る日が多くなり、冬を感じる日々となりました。年中暖かい島の暮らしにおいては、この気温でもかなりの寒さに感じます。
そんな寒さの中、アタイグヮーという勝手口近くにある小さな家庭菜園では、島ネギやいちごの苗に混じって、ヨモギが柔らかな葉を大きく広げてすくすくと育っています。

✔︎ フーチバと呼ばれるヨモギと、香りを生かした使い方
島ではフーチバという呼び名で呼ばれているこちらのヨモギですが、香りが良く、苦味も少なく、クセがなくて美味しいのでお茶や様々な料理に用いられます。
フーチバの代表的な使い方が臭み消しです。魚のあら汁などの臭みのある汁にフーチバの葉を添え、それぞれが好みに応じて熱々の汁に葉を入れて食べます。爽やかな香りで汁の臭みが和らぎ、熱々の汁の中で火の通ったフーチバは薬味として食べても美味しいので、いつも私はたくさんの葉を入れて食べます。

✔︎ フーチバと野草を使ったボロボロジューシー
ちょうどお正月のご馳走続きで胃腸がお疲れ気味で、爽やかなフーチバの香りと味を欲していたこともあり、フーチバを中心に、庭の様々な薬草と野草も入れた、ヘルシーで身体にやさしいボロボロジューシーを作ることにしました。
(ちなみにジューシーというのは沖縄の方言で炊き込みご飯のことで、お米を硬めに炊いた炊き込みご飯のことを「硬ジューシー」、お粥のようにお米を柔らかく炊いたものを「ボロボロジューシー」といいます)

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炊いたお米で作る方法もありますが、私はお米がサラサラしている方が好きなので、生米から炊くようにしています。
また、具を最初から入れて炊く方法もありますが、フーチバや野草の緑色が鮮やかなまま保たれる方が好きなので、私の場合は最後に具を入れて予熱で仕上げるようにしています。
フーチバと野草でつくるボロボロジューシーは、爽やかな味と風味でとても美味しいです。身体にも優しいので、ぜひ作ってみてくださいね。
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