ハレの日の擬製豆腐〜せいろで作る蒸し料理のレシピ〜

更新日:2025.12.22 | 公開日:2025.12.22
えみ

連載:季(とき)を味わう台所
クラシライター:えみさん(@kuche_foodworks)より、移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお届けします。

お正月の食卓に何かひと皿、華やかすぎず、でもきちんと「晴れ」を感じるものを添えたい…
今回は蒸籠(せいろ)で作る擬製豆腐です。

擬製豆腐は、豆腐に卵やひき肉、野菜を合わせて焼く精進料理の一種で、豆腐に似せて作りますが、実は卵や鶏肉、野菜の栄養も入り、高タンパク低脂質。
お出汁の味わいと、鶏肉や椎茸の旨味、ほんのり甘みを感じる百合根。

編集部メモ《百合根について》

百合根(ゆりね)は秋から冬にかけて出回るお正月らしい食材です。手に入りにくい場合は、百合根を省いてもおいしく仕上がります。

せいろから湯気の立つ景色

蒸籠の湯気の中で静かに火を入れることで、火を入れすぎる心配もなく、しっとりと味わいはやさしく、見た目も上品に仕上がります。
部屋も暖まるし、乾燥した空気も潤うので、寒い季節は蒸籠が活躍します。

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【レシピ】蒸し擬製豆腐|しっとりした味わいの上品な一品

切り分けた断面に現れる、豆腐の白、卵の淡い黄色、野菜の色。
カチッと出来た角は、派手ではないけれど、「きちんとした一品」であることが伝わる、そんな蒸し料理です。

前日に仕込んでおいて、当日は切って盛り付けるだけ、という気軽さも魅力です。
熱々でも、冷めても美味しくいただけるので、お弁当や普段の料理としてもお使いいただけます。

擬製豆腐|せいろで作る、上品な蒸し料理

今回はお正月仕様として、百合根や三つ葉を具材として、凛としてハレの日にもピッタリな組み合わせで作ってみました。
にんじんの千切りや、ねぎ、キクラゲや、ひじき、枝豆…季節のお野菜や彩を考えて作るのも楽しいです。

材料(流し箱 W16×D14×H5cm  1台分)

・木綿豆腐     1丁(300g)
・卵        2個
・鶏ひき肉     100g
・酒・砂糖・片栗粉 各大さじ1
・白だし      大さじ2
・塩        ひとつまみ
・椎茸       2つ
・三つ葉      10本程度
・百合根      ½個
・大根おろし、三つ葉、醤油 適量
・飾りに梅型で抜いた大根スライスを30分程度赤梅酢(しそ梅酢)に漬けたもの
 (漬け時間は濃さにより変わる)

下準備

・豆腐はキッチンペーパーなどで包み、重しをして20分以上水切りする
・流し箱には敷紙を敷くか、水にくぐらせておく
・椎茸は軸と笠に分けて薄切り
・百合根は一枚づつ剥がし、洗い、大きなものは半分に切る

下準備した擬製豆腐の具材

作り方

1. ボウルに豆腐を入れてなめらかにつぶし、卵、ひき肉、調味料、具材を加えて混ぜる

擬製豆腐の作り方:具材を混ぜる

2.  流し箱に流し入れ、濡れ布巾の上に軽く落とし空気を抜いて、表面をならす
(ラップを被せて手で慣らすとやり易いです)

擬製豆腐の作り方:具材を型に流し込む

3. しっかり沸いた蒸し器(蒸籠)で蒸す(強火15分→中火15分)

擬製豆腐の作り方:せいろで蒸す

4. 粗熱が取れたら型から外し、切り分ける

擬製豆腐の作り方:切り分ける

5. 漬けた大根、大根おろしと三つ葉、醤油を添える

擬製豆腐の作り方:盛り付ける


新年の始まりに、皆で囲む食卓に…
自分で色々アレンジも楽しみながら
是非作ってみていただきたい一品です。

#せいろを使ったレシピ / #百合根(10〜3月)

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