師走の食べること〜手まり寿司:年末の食卓を彩る華やかな一品〜

公開日:2025.12.18
Tammy*

連載:季節のしつらい手帖
手のぬくもりが残る暮らしを大切にしているクラシライター:Tammy*さん(Instagram)より、月ごとに楽しむ食べること、暮らすこと、についてお届けします。

12月も残り少なくなり
街の空気にも、どんどん気忙しさが混じるようになってきました。

毎年、年末が近づくと、
一年をそっと振り返りながら
夫婦でおうちごはんをゆっくり愉しむ時間をつくります。
小さな忘年会のようなもの。

夫婦で楽しむ小さな忘年会

ほんの少しだけ手間をかけて
「〇〇年を送る会」とでも名づけるだけで、
いつもの食卓が特別に見えて、
節目を越えていく気持ちでこの時期を過ごせます。

✔︎ ︎年末の食卓に寄り添う一品

今回ご紹介するのは、簡単で、なのに華やか。
ころんと小さな、のせるだけの手まり寿司です。

簡単なのに華やかな手まり寿司

ふたりの静かな食卓にも、
大勢が集まる日のごちそうにも応用できる、
気負わず作れる一品です。

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✔︎ ︎手まり寿司のつくり方

① 炊きたてのごはんを酢飯にして、小さな一口大のまんまるおにぎりにします。

手まり寿司の作り方:酢飯を一口大に握る

② お好きな寿司ネタを揃えます。紅白が入ると、年の終わりにふさわしい、晴れやかな彩りになります。

手まり寿司の作り方:好きなネタを揃える

③ 大葉、薄焼き卵、野沢菜、カイワレ大根、すだちなど、香りや色を添えるものを少しだけ用意します。

手まり寿司の作り方:香りや色を添えるものを用意する

④ あとは、うつわの中で色が重ならないように見ながら、好きなものをのせていくだけ出来上がりです。

手まり寿司の作り方:具材を乗せていく

✔︎ ︎うつわで変わる、食卓の表情

また、この手まり寿司は、うつわを替えるだけでも表情が変わります。

木箱に並べた手まり寿司

木の箱に並べれば、年の始まりを迎えるような凛とした静けさが生まれ、
大皿に盛れば、師走の食卓にふさわしい、伸びやかな明るさと笑いが広がります。

その日の気分や過ごす時間に合わせて、うつわを選ぶこともまた、季節のごはんの楽しみのひとつです。

穏やかな時間とともに、どうぞ佳き年末年始をお迎えくださいますように。

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