師走の食べること〜手まり寿司:年末の食卓を彩る華やかな一品〜
12月も残り少なくなり
街の空気にも、どんどん気忙しさが混じるようになってきました。
毎年、年末が近づくと、
一年をそっと振り返りながら
夫婦でおうちごはんをゆっくり愉しむ時間をつくります。
小さな忘年会のようなもの。

ほんの少しだけ手間をかけて
「〇〇年を送る会」とでも名づけるだけで、
いつもの食卓が特別に見えて、
節目を越えていく気持ちでこの時期を過ごせます。
✔︎ ︎年末の食卓に寄り添う一品
今回ご紹介するのは、簡単で、なのに華やか。
ころんと小さな、のせるだけの手まり寿司です。

ふたりの静かな食卓にも、
大勢が集まる日のごちそうにも応用できる、
気負わず作れる一品です。
✔︎ ︎手まり寿司のつくり方
① 炊きたてのごはんを酢飯にして、小さな一口大のまんまるおにぎりにします。

② お好きな寿司ネタを揃えます。紅白が入ると、年の終わりにふさわしい、晴れやかな彩りになります。

③ 大葉、薄焼き卵、野沢菜、カイワレ大根、すだちなど、香りや色を添えるものを少しだけ用意します。

④ あとは、うつわの中で色が重ならないように見ながら、好きなものをのせていくだけ出来上がりです。

✔︎ ︎うつわで変わる、食卓の表情
また、この手まり寿司は、うつわを替えるだけでも表情が変わります。

木の箱に並べれば、年の始まりを迎えるような凛とした静けさが生まれ、
大皿に盛れば、師走の食卓にふさわしい、伸びやかな明るさと笑いが広がります。
その日の気分や過ごす時間に合わせて、うつわを選ぶこともまた、季節のごはんの楽しみのひとつです。
穏やかな時間とともに、どうぞ佳き年末年始をお迎えくださいますように。
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