粕汁で冬の食養生
連載:折々の一皿
クラシライター:早織さんより、旬を取り入れた、和の要素を感じられる自宅でのお料理やおもてなしについてお届けします。
冬の最後を締めくくる大寒というに相応しい、空気の冷たい日が続きますね。寒さが際立つ大寒ですが、この時期ならではの食文化があります。
最も親しみ深いものは寒仕込みでしょうか。お味噌やお醤油、お酒などの仕込みを寒の時期に行うことでゆっくりと発酵が進み、より深みのある味わいを楽しめると言われています。
そしてその寒仕込みで造られる日本酒の副産物、酒粕は今がまさに旬です。
お店でも様々な酒蔵の酒粕を見かけるようになってきましたね。
今回の一皿は粕汁です。
酒粕には体を温めて新陳代謝を高める効果があり、寒さの厳しい冬にぴったりな柔らかい甘みととろみが魅力のお料理です。
鮭(甘口):2切れ
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しっかりとアルコール分を飛ばすことで、アルコールが苦手な方にも味わっていただけますが、酒粕の構造上完全には飛びません。小さいお子様や妊娠している方はご注意くださいませ。
アルコールをそのままに味わいたい方は上記作り方の白味噌を入れる時に一緒に酒粕を入れてください。
同じ作り方でも酒粕によって味わいの異なる粕汁。お好きなお酒がある方はその蔵元の酒粕で作ってみるのはいかがでしょうか。
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