季節のお飾り〜端午の節句〜

2023.04.28
なこ

連載:季節と暮らす12か月の飾らない飾り
家が大好きなクラシライター:なこさんの、季節のお飾りと暮らしの雑記をお届けします。

端午の節句。
古くは中国で旧暦5月5日に蘭の花をひたしたお酒を飲み、家の入り口に菖蒲をつるして病気やわざわいをはらう行事が行われていたとのこと。

日本では、武道を大切にするという意味の「尚武(しょうぶ)」ということばと「菖蒲(しょうぶ)」が同じ読みであることから、5月5日を男の子が健康でたくましく成長するようにねがう節句とされたそうです。
1948年以降は「こどもの日」として男女の区別なく子どもの健康を願う祝日となっています。

さてさて。
もっと簡単に、端午の節句を楽しむあれこれを並べるならば。

・鯉のぼり
・兜飾り
・菖蒲湯
・粽(ちまき)
・柏餅

わが家の行事の楽しみ方といえば!もっぱらお飾り
たくさんのかっこいい&かわいいお飾りがたくさんありますが、一例としてこんなものもあるんだ!と参考にしていただけるとうれしいです。

(粽や柏餅はお料理上手なライターさんのページをぜひ読んでみてくださいね!
 とっても美味しそう&出来栄えの美しさにうっとりです♡)



粽で祝う端午の節句 - 折々の一皿 / by.早織
こどもの日の柏餅。- 四角いおうちの暮らしごと日記。/ by.川上琴美
上生菓子で、行事を楽しむ - 週末手土産会議 / by.的場シオリ

 


 

 

1)永楽屋さんの絵手ぬぐい「鯉のぼり」

義父が長男の鯉のぼり飾りに、もともと賃貸だった住まいに飾れるもの、とこちらの手ぬぐいを額装して贈ってくれたのが、わが家の手ぬぐい飾りのスタートです。
(手ぬぐいは額装がおすすめ!
 「どうして額装が良いの?」→こちらの記事へ
 「どうやって額装するの?」→こちらの記事へ
永楽屋さんの絵手ぬぐいは和風ではっきりした色合い、しっかりしたデザインが多いと思います。

 

 

2)京都 酢屋さんの木製兜

京都市中央区にある材木商の酢屋さん。
1721年の創業以来、所在地や屋号が変わっておらず、坂本龍馬とのゆかりも深い伝統あるお店。
現在は1階が創作木工品のお店になっているそうで、こちらも義両親が京都旅行の際に立ち寄って選んでくれたものです。

 

 

3)小黒三郎さんの組み木絵「富士乗りかぶと」

世界に知られる組み木の第一人者、小黒三郎さん。
とくに端午の節句、桃の節句のお飾りは大人気です。
わたしの両親リクエストして買ってくれたものですが、なかなか入手に苦慮しました。
気になる方は公式販売サイト「遊プラン」のネットショップを早い時期から要チェックです。

4)「はりこーシカ」の鯉のぼり

マトリョーシカのように大きい張り子から小さい張り子が出てくる入れ子細工の紙張り子「はりこーシカ」の鯉のぼり。
こちらはわたしの両親が地元の雑貨屋さんで求めてくれたもの。
いろいろなデザイン・カラーがあるようですが、わが家にあるものは端午の節句に由来したものの模様が描かれていて好きです。

 

 

5)折り紙の菖蒲飾り

お花屋さんでも売られているのを見かけることがありますが、どうやらあまり日持ちはしない様子。
それから、菖蒲湯に入れる薬効のある「葉菖蒲」と、花を楽しむ「花菖蒲」は、実は別の植物らしく。
それなら子どもたちと折り紙飾りで楽しもう!と作ってみました。
上の方には水色の空を表した切り絵を、下の方には春先に楽しんだお花の切り絵を飾りました。
太陽の切り絵は長男が作った偶然の産物です。
開いたときに歓喜!

 

以上、わが家の端午の節句のお飾りでした。

子どもの健康を願って、皆さんの家ではどんなふうに行事を楽しみますか。
お飾りの一例として、参考にしていただけたならうれしいです。

 



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