器でより楽しくなる食卓

2023.03.05
池田 るり

連載:池田るりのケの日
心安らぐ人、もの、コトが好きなクラシライター:池田るりさんの日常の小さな出来事をお届けします。

お料理が好きなのと同じぐらい、
昔から器が大好きです。


作ったご飯をお気に入りの器に盛り付けたり、
昨日の残り物や買ってきたお惣菜も、
ただカットしたチーズやパンだって、
いい器があればたちまちごちそうに変身するから
不思議。



このお料理はどの器に盛ろうか、
逆にこの器に合うように何のお料理を出そうか、
なんて考えるだけでワクワクします。

 

ファッションと同じように、
器の好みや趣味も年齢と共に変わってきていることに
気付きました。

最近は作家さんの作品に夢中に。


表情や味わいが違って一つとして同じものはなく、
手仕事でつくられた器ならではの
あたたかみのある佇まいに魅力を感じ、
食器棚の収納スペースと相談しながら、
気に入ったものを吟味して少しずつ集めています。



愛用しているのは藤原純さんの器。



曲線の美しさや独特のフォルムが素敵で、
テーブルに華やかさと存在感を与えてくれる一枚。



こちらはクラシコサエルでも販売している
安達健さんの器。


 


土を生かした自然な色味と質感、
釉の溜まりが素敵でずっと眺めていたくなります。



 

おひたしやちょっとしたお惣菜を
乗せるだけで様になるのでお気に入り。



沖縄に行った時に購入して帰った、
松田米司さんのやちむん。



明るくて優しい色付けが魅力的で、
深みのある器なのでラーメン、蕎麦、
うどん、牛丼や親子丼のときも
幅広く活躍してくれています。



どの器も使うたびにしみじみと良さを感じ、
思い入れがありずっと大切にしていきたい宝物。



素敵な作り手の方と作品と出会うことで
自分の好きの感覚も少しずつ変化していくようで、
器選びにはその時の
自分の感じ方や考え方が表れている気がします。



そんな自分の変化も楽しみながら、
これからもお気に入りの器を見つけていけたらな
と思います。

 



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