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518 件の結果

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    経年変化を愉しむ、ものとの暮らし|金継ぎや木の道具のお手入れで愛用品を大切にする
    経年変化を愉しむ、ものとの暮らし|金継ぎや木の道具のお手入れで愛用品を大切にする
    りえ 連載:暮らし日和クラシライター:りえさんのお家の「心地よい」を求めた暮らし、暮らしの道具や家じかんのあれこれをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 大切に使っているものや思い出が詰まっているものが、壊れてしまうととても悲しい気持ちになりますよね。私はおっちょこちょいな性格で落としたり倒したりぶつけたりすることが多いです。器に対しては特に注意して扱っているつもりでもカチャカチャと洗い物をしている中で、「やっちまった~」と後悔したことが幾度となくあります。 ✔︎ お気に入りの器を修復する金継ぎの魅力 それがお気に入りの陶器だったり人数分ちょうどしかない器だったりすると、もうがっかり。そんな私でしたが、今は「金継ぎ」に出合って欠けてしまったり割れしまった器を修復して使っています。初心者向けの道具が入っているセットを購入。 へら、マドラー、串、それぞれ修復の工程に必要な材料が入っていました。 接着剤で割れた破片をくっつけ、うるしや金を専用の液体に混ぜながら割れ目をコーティングしていきます。 金継ぎ部分を改めて見てみると特別なお化粧をしてもらったかのような特別感があるように見えます。 娘3人の取り分け皿は一枚だけ金継ぎしてあるのですが、そのお皿を使う末っ子が一言。「金継ぎしてあるお皿きれい。」と。 子どもの目にも、このおめかしが光って見えてるのだろうなと思うと器への愛着も倍増します。 形あるものとしては、今後どうしても使えなくなる日が来るかもしれません。でも、できることなら育てていくという感覚で長く付き合っていけるものを増やしていけたら幸せだなと思うんです。 金継ぎは器づかいをさらに楽しくさせてくれ、器への愛着も深くなったように思います。私が持っているキットはあくまでも初心者用の簡易的な金継ぎです。地方住まいではなかなか難しいけれど、いつか時間をかけて金継ぎを習ってみたいなぁ…と目標ができました。 ✔︎ 木製カトラリーや鍋の取っ手を育てるお手入れ方法 また、木のカトラリーや木の取っ手がついている雪平鍋も、同じように経年変化を楽しんで使っていきたいものだと思っています。 無塗装な木の道具はお手入れをしていくとしっとりと濃い色に育っていきます。私はオリーブ油を塗っていて、最初は淡くてパリッとしている色合いが少しずつ丸みを帯びてしっとり艶めいていくんです。目に見える変化がうれしい時間です。 あわせて読みたい 《愛用品のお手入れの方法》/ かご / 木製品 / ニット / だいぶ時間が経ってしまい白くパサついていた木肌がつやつやになりました。 時間が経つと変化していくのは人間も同じですね。自分の体も労わりつつ、ものの変わり方も楽しんで付き合っていけたら幸せだなと思っています。 最後までお付き合いくださりありがとうございました。   1月の読みもの 1月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、2月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 12月 | 一覧 | 2月 ≫  
    ハンドメイドの楽しさを広げる“ビニコ”
    ハンドメイドの楽しさを広げる“ビニコ”
    kae 連載:ファブリック考布製品のオーダーメイドブランドmitsuamiを持つクラシライター:kaeさん(Instagram)より、季節の生地、世界の手芸事情や、身近な布切れの活用法などをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 ビニールコーティング生地、通称ビニコをご存知ですか? コットンやリネンなどにビニールコーティング加工をした生地のことで、水を弾くため、雨の時期や水のレジャーが増えるこれからの季節にも大活躍です。 ツヤっとした見た目と、水を弾くしっかりとした素材感から、一見扱いにくそうに見えるかもしれませんが、実は縫い物初心者さんにもおすすめ。 今回はビニコの特徴と、扱い方をご紹介します。扱いやすく、手作り感の出にくいビニコは、ハンドメイドの楽しさを広げてくれると思います。もし手芸屋さんで見かけたら、ぜひ手にとってみてくださいね。 あわせて読みたい こちらがそのビニコ。 ∟表面はツルツルしたコーティング加工、裏面は元の生地の質感です ✔︎ ビニコの特徴:いいところ ・切りっぱなしでつかえる 生地の端がほつれてこないので、ロックミシンやバイアステープがなくても、簡単に仕立てられます。布端は切りっぱなしや二つ折りでよく、作り始めるとあっという間に完成してしまいます。 ∟四角く切ってランチョンマットやコースターに。切るだけで簡単に作れて汚れたらサッと拭けるのも◎ ・水や汚れに強い 化粧ポーチや、プールバッグ、離乳食期からのお子様のお食事スタイなど、いろんなシーンで活躍してくれます。 ∟濡れたものを入れても安心なのでサンダルや水着などを入れて夏のレジャーに大活躍。持ち手付きのポーチはとても使いやすいのでサイズ違いで量産しています。 ・丸めて保存すればかさばらす、シワもつきにくい このように棒状に丸めて並べておくと、柄もわかりやすく、すぐに使えます。 ∟毎年この時期になると何かしら縫うので気に入った柄があるとついつい買ってしまいます ✔︎ ビニコの扱い方:縫うときのコツ ・ミシンをかけるときにはテフロン押さえを使う それでも滑りが気になる場合は新聞紙やハトロン紙をはさんだりして工夫すれば、家庭用ミシンでも充分きれいに縫えます。 ∟この白いものがテフロン押さえ。家庭用ミシンには購入時に付属していることが多いです。押さえ単品で購入することも可能。 ・ミシンの縫い目の長さは約3mmに設定(普通生地より長め) ∟コットンなどの普通生地は通常2〜2.5mm。 ・仮留めにはクリップを使う 生地に厚みがあるのと、針を刺してしまうと穴が残る場合があるのでまち針は使いません。目玉クリップや、ソーイングクリップなどを使います。 ∟左が目玉クリップ、右がソーイングクリップ ・裏返したい時にはドライヤーの温風で少し温める 柔らかくなり作業がしやすいです。 ビニコ、ちょっと気になるかも…?と思ったら、まずは小さなポーチから試してみるのもおすすめです。次回は、ビニコを使って、ファスナーを使わない簡単なポーチの作り方をご紹介する予定ですのでお楽しみに! #縫い物と暮らし 6月の読みもの 6月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、7月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 5月 | 一覧 | 7月 ≫...
    書類整理の工夫<span class="blog_title_sub">〜暮らしに合うプリント収納〜</span>
    書類整理の工夫〜暮らしに合うプリント収納〜
    りえ 連載:暮らし日和りえさん(@ri___wa12)のお家の「心地よい」を求めた暮らし、暮らしの道具や家じかんのあれこれをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 新年度、新学期の慌ただしさがひと段落するこの時期に、気が付くと溜まっているのが書類やプリントなどの紙もの。わが家には3人娘がそれぞれ学校から持ち帰ってくるプリントや、新年度に更新された様々な契約更新の書類や手紙などこんなにもかという量の紙ものが集まってきていました。 増え続ける書類を整理する、暮らしに合ったわが家の工夫をご紹介します。 あわせて読みたい ✔︎ 書類やプリントは使用頻度で分けてみる 家にあるプリントを分類してみると、 ◎週に何度か確認したいもの→学校の週予定など◎常に出番があるわけではないけれど、年に数回必要な時期が来るもの→行事予定表、自動車保険(毎年更新のため)など◎「いつか」のために保存しておかなければならないもの→家電の保証書など の3つに分けられました。 頻繁に確認するものは見やすいところに貼りだしているのですが、後者の2つに関しては、その都度探せばいいからと同じファイルボックスに収納していたんです。その「いつか」が実際に訪れたとき、書類を見つけるのになんと時間のかかること。そこで、使用頻度を意識して収納してみることにしました。 ✔︎ 使用頻度の高い書類は「人」「用途」別に細かく分ける 手に取る頻度が高い書類はさっと持ち出せることが大事です。見たいと思ったときにフットワーク軽く行動するきっかけって、「あそこにあるある!」と取りやすい環境にしてあるかどうかが大きい気がします。身軽に動けた時は、「整えておいてよかった」と心の中でガッツポーズ。暮らしを整えるモチベーションがここにあるなと感じます。 用途に合わせてクリアファイルに入れています。ファイルの背部分には、ラベリングをして取り出しやすく。このファイルに入れるのは、あくまでも出し入れ回数が他のものよりは多い書類だけ、ということを意識しています。 ✔︎ 使用頻度が低い書類はざっくりと収納する 使用頻度が低いものはファイルにまとめてざっくり収納しています。今は2つのファイルを用意していて、一つは子どもたちの学校関係のものを小中学校関係なくざっくりと入れています。もう一つは説明書、保証書など。説明書はオンラインでも見られるような時代になったので、本当に大事だと思えるものだけにして8割ほどは手放しました。 各ページには保証書やCDROMを入れるような小さなポケットが付いているので、なくしやすいレシートや保証カードのような細々としたものが動きにくく収納しやすくなっています。 最後に整理したファイルを棚に戻して見てみます。他のファイルと並べて置く場合、よく手にするクリアファイルは出し入れしやすいように一番端に。右利きであれば右端がおすすめです。私も右利きですが、棚の右端が溝があり不安定なためファイルは左に。端にあることでそこまで不便は感じませんが、それでも右側にあればもう少し利き手で取りやすくなるだろうなと思います。 今はペーパーレス時代。便利な世の中になりましたが、紙面で見られることが安心につながる場合もたくさんあると思っています。必要な時にすぐ手にできる状態にしておくことで、手元に置いている情報は生きた情報として使いやすくなっていくような気がしています。みなさんも暮らしに合った書類の収納方法について考えてみませんか。 最後までお付き合いくださりありがとうございました。 #部屋を整える / #暮らしの愛用品 コットンリネンのエプロン 落ち着いたグレージュも 詳しくはこちら 5月の読みもの 5月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、6月の準備などの記事をお楽しみください。 ≪ 4月 | 一覧 | 6月 ≫
    水栽培を楽しむ〜vol.6:来シーズンの準備を〜
    水栽培を楽しむ〜vol.6:来シーズンの準備を〜
    なこ 連載:季節と暮らす12か月の飾らない飾り家が大好きなクラシライター:なこさん(Instagram)の、季節のお飾りと暮らしの雑記をお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 1月は往ぬる、2月は逃げる、3月は去る…と、昨年の3月の読みものでも書いていたわたし。今年の2月は閏年で1日多かったにもかかわらず、「え、2月?ありましたっけ⁉︎」と言いたくなるほどの早さでした。 そうこうしているうちに、もうすぐひな祭り、そして新年度もすぐそこですね。 さて、ヒヤシンスの水栽培1年、昨年度の経験から学んだアドバイスも含め今年度10月から毎月ひと記事書かせていただいていた球根の水栽培のことについては、今月でシリーズ最後となりました。  ・vol.1;基礎知識・球根選びについて ・vol.2;花瓶選びについて ・vol.3;水栽培開始について ・vol.4;開花前まで ・vol.5:花を楽しむ 今年度はヒヤシンスに加えてムスカリも育てています。今回は花が終わってからの来シーズンの準備までのことをまとめました。   前回の読みものでも書きましたが、花をできるだけ長く楽しむコツは、咲き終わってしおれた“花がら”を摘んであげること。(もっと詳しく知りたい▷vol.5:花を楽しむへ) 花茎ごと切り取ると雑菌が入って腐りやすいとの理由で、花がらを摘むだけ、を推奨する意見をちらほら見かけたため、今年は花茎は切らずに花がらだけを摘んでみました。上のヒヤシンスの葉っぱの間からシュッと伸びているのが花茎です。 次男が花を近づけている紫のヒヤシンスは、二番花。(二番花を上手に楽しむには一番花の花茎は切ったほうが良いようです。)すべての花が咲き終わって枯れてきたら、さあ、来シーズンの準備です。 咲き終えてすぐ?来シーズンの準備…?とハテナがたくさん浮かんだ方も多いかと思いますが、球根は、水栽培で花を終えた後に土に植えておくと、まれに来シーズンに花を咲かせることがあるそう。 △花茎あるまま植え付け→花茎をカット 大まかな手順を調べると、一般的には花茎を根本からカットする→植え付けるなのですが、花茎をここまで残しておいた理由が“切り口から雑菌が入って腐りやすい”だったので、わたしは先に植え付けてから花茎をカットする手順にしてみました。子どもも一緒に手伝ってくれましたし、花茎をカットした後に植え付けだと雑菌が入りやすそうに思えたためです。 植え付ける穴の深さは、球根が隠れて葉の根元見えるくらいが目安です。 大切なこと。植え付けた後、カットするのは花茎のみです。 葉は球根を成長させるために必要な部分なので、残します。あとは日によく当てて、土が乾いたらたっぷりと水を、ときどき肥料をあげればOK。 葉は次の5~6月頃に自然に黄色く枯れたら梅雨前には掘り起こし、土を落としたら日陰で1週間ぐらい乾燥させ、その後は春化処理のため冷暗所においておきます。(冷蔵庫の野菜室内がおすすめ!詳しくは▷vol.1;基礎知識・球根選びについて) そして秋植えの時期に植え込みをすると、うまくいけばまた芽が出てお花を楽しめるそうです。(翌年も水栽培、は球根の栄養がじゅうぶんではないため、難しいみたい。) 今年はヒヤシンスのみ来シーズンの準備をしました。ムスカリも同じ方法で来シーズンを楽しめる可能性もあるようですが、球根が小さくヒヤシンスのように栄養をたっぷり蓄えられる品種ではないため、やや難しいようです。 今年は葉が出てからあまり日に当てなさすぎたので、少々ムスカリのお花の元気がなかったのが反省点でした。 2度目の球根を成長させるための準備をしたり、反省点を生かしたり。来シーズンも楽しみですね! 水栽培を楽しんだのは、こんな感じのわが家。手ぬぐいを始め、季節のお飾りは買い替えるつもりはなく、ずっと使えるものを選んでいるので、変わり映えがしないかな、と、今年度は季節のお飾りについては縮小してお届けしています♪ 3月のひな祭りのお飾り詳細は昨年の記事をご参照ください。  季節のお飾りのひとつに、手ぬぐい飾りはいかがでしょう   手ぬぐいは額装がおすすめです♪ 「どうして額装が良いの?」→こちらの記事へ 「どうやって額装するの?」→こちらの記事へ   3月の読みもの 3月の食に関すること(レシピ付き記事も)、3月の過ごし方のアイデアや4月の準備などの記事をお楽しみください♪ 月ごとの読みものまとめはこちら  
    完熟パパイヤのおはなし
    完熟パパイヤのおはなし
    nijisuzume 連載:シチシチムジクイ 島の暮らし西表島在住のクラシライター:nijisuzumeさんより、自然の移り変わりや植物のサイクルに合わせたものづくり〈シチシチムジクイ〉をお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  庭に生えている五本のパパイヤの木が、競うかのように一斉に実をつけ始めています。これまで青いパパイヤを収穫しては、パパイヤチャンプルー、ソムタム、スパイスカレー、漬物と様々な形で料理して消費してきたのですが、さすがに追いつかなくなってきました。  青パパイヤを収穫できずにいると、木の下の方の実から順番に、次々とパパイヤが黄色く色づいてゆき、黄色くなり柔らかく熟した完熟パパイヤは、鳥たちの格好の餌食となります。 あわせて読みたい ✔︎ 青パパイヤのおはなし  そんな黄色く色づいた完熟パパイヤは、フルーツパパイヤとして食べても美味しいので、鳥たちに負けじと、黄色く熟したものを見つけ次第 収穫します。  収穫した完熟パパイヤは、丸のままではなかなか手が伸びないので、カットしてシークワーサーを軽く絞って蓋付ガラスの容器に入れて冷やしておきます。カットフルーツにしておくと食べやすいので、新鮮で美味しいうちに、あっという間に食べ切ってしまいます。  冷蔵庫にあったグレープフルーツジュースにカットしておいていたパパイヤを数個加えてハンドミキサーにかけると、さっぱりとした甘さと程よい酸味が美味しい、ゴクゴク飲める美味しいフルーツパパイヤジュースが出来上がりました。  カットした完熟パパイヤに対して、ひたひたの分量の豆乳と、お好みの量の蜂蜜を加えて、ハンドミキサーにかけると、クリーミーで程よく甘い、フルーツパパイヤスムージーの出来上がり。  あと二ヶ月ほどすると、沖縄には台風シーズンが到来します。大型の台風が直撃すると、幹の柔らかいパパイヤの木はポッキリと簡単に折れてしまいます。それを見越してのことでしょうか。今とばかりに鈴なりに実をつけるパパイヤの木は、子孫を残そうと懸命なようにも見えます。なので、完熟パパイヤを頂いた後は必ず、その黒くて丸い粒々の種たちを、畑のあちらこちらに蒔くようにしています。  種を蒔いたところからは、すでに小さな芽がたくさん顔を覗かせています。もしも台風でパパイヤの木が倒れたとしても、この小さな芽たちの内のいくつかは強風にも耐えて生き残り、大きく育ち、またいつかパパイヤの実をつけ、生命を繋いでゆくのでしょう。 しなやかで逞しい自然の力には、いつも畏敬の念を抱かずにはいられません。   5月の読みもの 5月の食に関すること(レシピ付き記事も)、5月の過ごし方のアイデアや6月の準備などの記事をお楽しみください♪ 月ごとの読みものまとめはこちら  
    初心者でも手縫いでできる基本の裾上げ<span class="blog_title_sub">〜ミシンなしでも◎縫い目の見えにくい“まつり縫い”のやり方〜</span>
    初心者でも手縫いでできる基本の裾上げ〜ミシンなしでも◎縫い目の見えにくい“まつり縫い”のやり方〜
    kae 連載:ファブリック考布製品のオーダーメイドブランドmitsuamiを持つクラシライター:kaeさん(Instagram)より、季節の生地、世界の手芸事情や、身近な布切れの活用法などをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 日本ではそろそろ衣替え、手持ちのものを整理しつつ新しいお洋服をお迎えしたくなる季節ですね。そんな気分もあって、先日ワイドパンツを購入したのですが… 笑っちゃうほど丈が長い!ここまで長いと面白いんだか悲しいんだか、複雑な気持ちではありますが、どうしたってこのままでは使えないので、裾上げします。 ということで、覚えておくと役に立つ基本的な裾上げの方法をお伝えします。 あわせて読みたい 【方法】ベーシックな裾上げ|全工程ミシンなしでも◎縫い目の見えにくい“まつり縫い”で 今回ご紹介するのは、縫い目の見えにくい手縫いで裾をまつる方法、いわゆるまつり縫いです。普段着のお洋服だけでなく、学校の制服やスーツのパンツなどの一般的なストレートスラックスに使えるやり方なので、覚えておくといざという時に役立ちます。途中の工程の端処理ではロックミシンがあると便利ですが、ミシンなしでですべて手縫いで仕上げられる方法もお伝えします。 ①パンツを履いた状態で、ちょうど良い長さを見つけピンで1箇所留める。片脚だけで良い。革靴やヒールなどを合わせることが多い場合は靴を履いた状態のバランスもみておく。 ∟誰かにやってもらえるとベストなのですが、1人でやる場合は1箇所留めたら鏡で確認しながら少しずつ調整すると良い。 ②パンツを脱いで、ピンで留めた余剰分の長さをはかる。 ③裾全体を②で測った長さぶん均一に折り上げて、前後左右の4箇所をピンで留める。 ∟この時、最初のピンはパンツの内股側と外側にある縫い目から留め始めると捻じれない。 ④もう一度履いて、仕上がりの長さを確かめる。調整が必要な場合は1〜3を繰り返す。 ⑤長さが決まったら、ピンを外し、②の長さから縫い代分を引いてカットする。 ∟私の場合は、縫い代が3cmだったので、カットしたい丈の長さ11cmから縫い代分3cmを引いて、8cmカット。 ⑥カットした裾部分にロックミシンまたはジグザグミシンで生地端の処理をする。※ご家庭にミシンがなかったり、全て手縫いで仕上げたい場合→裁断の際、縫い代を1cmプラスして、1cm+3cm(元の縫い代分)の三つ折りにしてまつり縫いをすると良い。 ⑦縫い代を折り、アイロンをかける。 ∟高温でアイロンをかけるとテカリが出てしまうこともあるので、当て布をするか、低温で。品質表示も確認しましょう。 ⑧まつり縫いをする。 ∟スタートは内股の縫い代から始め、1mmすくって、1〜1.5cm進む。 ∟黒なので見えにくいということもありますが、表からは縫い目が目立たない縫い方です。 ⑨履いてみて、仕上がりを確認。 ∟BEFORE(左)→AFTER(右) ちょうど良い長さになりました! 縫い方に慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、シンプルな直し方をひとつ身につけておくだけで、服とのつきあい方が少し変わってくる気がします。 次は自分でやってみようかな?というきっかけになれば嬉しいです。 手作り鍋敷きキット 色違いの木材がかわいい カートに追加 5月の読みもの 5月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、6月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 4月 | 一覧 | 6月 ≫
    シューファルシ<span class="blog_title_sub">〜丸ごとキャベツのオーブン煮レシピ〜</span>
    シューファルシ〜丸ごとキャベツのオーブン煮レシピ〜
    連載:くらしつづりインスタグラムでは日々のお弁当を紹介されているクラシライター:おべんとうつづりさん(@obentotsuduri)より、ここでしか見られない「くらし」 のひとこまをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 フランス料理の学校で習ったもので特に印象に残っているお料理のひとつがシューファルシです。 シュー(chou)はキャベツ、ファルシ(farci)は詰めものをした、という意味で、キャベツにひき肉などの種を詰めたフランスの家庭料理。ビストロでも人気のメニューです。 日本にもキャベツで詰めるものを包むロールキャベツがありますが、料理学校で教えてもらったシューファルシはキャベツをそのまま丸ごと煮たような見た目でインパクト大。 加熱の方法もコトコトとお鍋で煮込むロールキャベツと違って、煮汁は少なめ、蓋をした鍋ごとオーブンに入れて蒸し煮にします。 こうすることで、火が四方からまんべんなく入り、詰め物が煮汁の中で泳がないので形が崩れにくいのです。 また煮込むよりも詰めものの旨みがキャベツの中に閉じ込められるのでお肉の存在感をより強く感じるものになります。 ✔︎ シューファルシに使われるキャベツの特徴 フランスではシューファルシにはchou frisé シューフリゼ(縮れたという意味)という、葉が肉厚でちりめん状のキャベツが使われます。 日本ではサボイキャベツやちりめんキャベツの名前で売られています。 編集部メモ 日本では冬から春先にかけて流通が増える食材です。手に入らない場合は普通のキャベツでも代用できます。葉が大きめで巻きがしっかりしている冬のキャベツの方がシューファルシには向いています。 サボイキャベツは普通のキャベツよりも硬いので生食には向きませんが、煮込むと柔らかくなり、その甘味は格別です。 また縮れた葉が煮汁や肉汁を含みジューシーな仕上がりになります。ポトフもこのキャベツで作ります。 あわせて読みたい 材料はシンプルで、調理はオーブン任せ、見た目よりも簡単にできるシューファルシ<を今回はご紹介したいと思います。 【レシピ】シューファルシ 材料 ・サボイキャベツ… 1個 (ファルス:詰めもの)・合びき肉 … 500g・玉ねぎ … 1/2個・にんにく … 1片・パセリのみじん切り … 大さじ1・卵 … 1個・生パン粉 … 1カップ(約40g)・牛乳 … 1/4カップ(50cc)・コニャック または ポルト酒 … 大さじ1・塩小さじ...
    和紙で作る、鯉のぼり<span class="blog_title_sub">〜五月を彩る季節のモビール作り〜</span>
    和紙で作る、鯉のぼり〜五月を彩る季節のモビール作り〜
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(@momo12160627)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  日差しの眩しさ。窓から差し込む光が、ここ半月で、はっきりと変わった気がします。初めて迎えた山梨の5月。黄色や青や桃色の名もない花があちこちに咲いて、明るい新緑に包まれて、気持ちのいい風が吹いています。 草木はグレー、空は青、山には雪の白と、静かな色合いだった冬の景色が、もう思い出せないくらい一変しました。再び命が生き生き輝きはじめる季節に、喜びを感じています。 ✔︎ 五月の風景を映す、鯉のぼりの思い出  5月になると、学生時代に高尾の山の麓で、毎年野点をしていたのを思い出します。野点というのは、野外で気軽に抹茶を点てて楽しむこと。お茶の先生のお手伝いで、公園を訪れた方にお抹茶を点てたり、お菓子を運んだりしていました。その季節になると、芝生の広場にはたくさんの親子が集まり、頭上には澄んだ青空と、悠々と泳ぐたくさんの鯉のぼり。笑い声と、青空と、新緑と、鯉のぼり。そんな風景が今も心に残っています。 あわせて読みたい ✔︎ 和紙で作る鯉のぼりモビールの作り方  ずっと鯉のぼりを欲しがっていた息子のために、自宅の室内でゆらゆらと動くモビールとして作ってみました。使うのは和紙と竹ひご、絵の具、糸だけです。 鯉のぼりの起源は江戸時代中期ごろ。男の子の成長と活躍を願って和紙で作られたのが始まりだそうです。その後、布へ移りかわり、今はポリエステル生地が主流になっています。和紙で作ることは、少し時代を遡る感覚があります。 用意する和紙は障子紙でも、お子さんと楽しむなら、半紙でもいいかもしれません。今回は、自宅にあった中厚手の生成り色の和紙を使ってみました。 LETTER WRITING SET 《PR》和紙の心地よい感触 カートに追加 作り方は簡単です。まず、和紙を2枚重ねてはさみで鯉のぼりの形に切って、墨や絵の具で、鯉の模様を描きます。 二枚の和紙を、糊で貼り合わせて筒状にします。口の部分は、輪にした竹ひごを入れて、包むように糊付けします。 乾いたら、糸で吊るしてモビールにします。とても軽いので、吊るす糸は細口の手縫い糸でも、十分です。いくつか大きさを変えて作ると親子のようです。 どんな模様にしようか、何色にしようか、大きさをどうしようか、家族のイメージで作ると楽しいです。一人ひとつ、自分の鯉のぼりを作るのもいいかもしれません。 見よう見まねで作ってみた鯉のぼりですが、思いのほか楽しく面白いものが出来ました。 使わないときは、ぺたんこに畳んで、クリアファイルに挟んでしまっておけるのもいいところなのです。 窓を開けて、5月の風を通して、ゆらゆらゆれる鯉のぼりが気持ちよさそうです。学生時代に毎年見ていた、新緑と鯉のぼりの風景を重ねながら。息子も、自分の鯉のぼりが出来て嬉しそうにしています。(猫も?) 束の間の、気持ちのいい季節、手仕事を通して5月を思い切り楽しみたいと思います。 #手仕事を楽しむ 手作り鍋敷きキット 色違いの木材がかわいい カートに追加 5月の読みもの 5月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、6月の準備などの記事をお楽しみください。 ≪ 4月 | 一覧 | 6月 ≫
    [41]発酵学から生まれた大人のジャムパン専門店 銀座「月と花」
    [41]発酵学から生まれた大人のジャムパン専門店 銀座「月と花」
    的場 シオリ 連載:週末手土産会議クラシコサエル編集長:的場シオリが、季節の生菓子、無添加のおいしいもの、厳選した逸品をご紹介します。 ▷ 各クラシライターの紹介 この時期になると思い出すのが3年前。出産のために入院した3月16日は桜はまだ咲いていなくて、退院する3月24日には葉桜になっているのではないかとそわそわしていたこと。(出産よりも桜の見ごろを逃すことにそわそわしていたかもしれません。笑) 退院したころにもまだしっかり咲いていてくれて、お花見を楽しめました。あいにくのお天気が続きますが、今年はそろそろ満開になるのでしょうか・・・?   さて今回ご紹介するのは、銀座の人気レストランが並ぶ一角にゆらゆらとリネンが揺れる、大人のジャムパン専門店 銀座「月と花」です。 大人のジャムパンとは? あわせて読みたい 《果物を使った美味しいレシピ》いちごジャム / 柑橘とバニラの紅茶とレモンパイ 実はこちら、浅草のジャンボめろんぱんでお馴染み花月堂のお店で、ジャンボめろんぱんと同じくその日の気温や湿度により酵母の発酵方法を調整されています。発酵学を学び研究されたことにより生み出された、繊細で美味しいパン。 そして、一般的なジャムパンは生地で包んでから焼き上げますが、銀座月と花では、より香りを楽しむために、焼きあがったパンにあとから注入される国産果物で作られたジャム。 大人のジャムパンとは親しみあるジャムパンにこだわりを詰めこんだ、手土産に頂いても嬉しい一品なのです。 ジャムに使用される国産の果物は常時11種類。今回悩みに悩んで選んだのは庄内柿・あんずと杏仁豆腐・桃とシナモン・シャンパンと葡萄 市販のジャムの半分の糖度とのことで甘ったるくなく、酸味とのバランスがちょうどよい。それでいて香りが生きた豊かな味わい。 《トースターで少し焼いてからお召し上がりください。》と書かれており、焼くとパリジャン生地がサクッと、自然な甘さのジャムがとろっと。 これはジャムパンのイメージが変わる、まさに大人のジャムパン。 他のラインナップも気になるものばかり・・・! あまりに人気でお昼には売り切れて閉店してしまうこともあるそうです。店頭に行かれる方はお早めに。  今週末の手土産にいかがでしょうか?   銀座 月と花 〒104-0061東京都中央区銀座4−10−6G4ビル1F 03-6264-1300 オンラインショップはこちらから       3月の読みもの 3月の食に関すること(レシピ付き記事も)、3月の過ごし方のアイデアや4月の準備などの記事をお楽しみください♪ 月ごとの読みものまとめはこちら  
    お日さまの力を借りて作る自家製干し野菜
    お日さまの力を借りて作る自家製干し野菜
    りえ 連載:暮らし日和りえさん(Instagram)のお家の「心地よい」を求めた暮らし、暮らしの道具や家じかんのあれこれをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 今年の夏も暑い日が続いていますね。体にはしんどいと感じられる日差しですが、お日様の光をたくさん感じられるこの時期に楽しみたいのが干し野菜です。野菜の干し方には「ドライ」と「セミドライ」という二つの方法があるそうです。ドライは、数日間日に当てることによって水分をしっかり抜いてあげること。セミドライは数時間から半日干すことを言うようです。二つの干し方を使い分けてお日様の恵みを取り入れた料理をしてみませんか。 ✔︎ 「干す」といいことがたくさん お日様の光をたくさん浴びてできる干し野菜は、甘みがアップ。うまみもぎゅっと詰まり、干す前との食感の変化も楽しみの一つです。また、干した野菜は冷蔵庫や冷凍庫に入れて長期保存ができるのもおすすめしたいポイント。たくさんもらってしまったり使い切れなさそうなときにの保存方法としても役立ちます ✔︎ どうやって干すのか 干し野菜はお日様の光に当てることが大切なポイントです。気軽に手持ちのざるやバットに野菜を切って並べてみてください。わが家は風通しを良くしたいので3段の干し網を利用しています。秋に大量の干し芋を作るので数年前に購入したものです。(長女は無類の干し芋好きです。) 虫や鳥の心配がない場所であれば、ざるに野菜を置いたまま干してもいいと思います。日当たりの良い室内でも干し野菜はできます。もし、風通しが心配だなというときはたまに様子見がてら表と裏をひっくり返してあげると乾きやすいかもしれません。 ✔︎ セミドライした野菜で料理をする 半日日に当てるだけでよいセミドライ野菜はよく利用します。私は夕飯のみそ汁の具材を干して置くことが多いです。やることは、朝食準備のついでに残っている野菜を味噌汁に入れるように切ってざるに並べるだけ。夕方帰宅すると並べて置いた野菜の水分が多少抜けてしんなりとしているのが見て分かります。お手軽な方法なので暮らしに取り入れやすいですよ。 セミドライにした野菜はそのまま普段通り味噌汁鍋にいれて煮ていきます。噛み応えのある食感と口の中で感じる甘さで味噌汁の美味しさがアップしているのは子ども達も感じるよう。「何か変えた?」と聞かれるので、「お日様のおまじないだよ。」と伝えています。 ✔︎ ドライした野菜は保存して使いたいときに 数日間しっかりと乾燥させると風で飛んでいくくらい軽くちりっとした見た目になる野菜たち。かさが減ったこの状態では長期保存が可能になります。私はジップロックに入れて冷凍庫へ入れておきます。味噌汁やスープなど汁物に入れる時はそのままぽいっと入れるだけにして、炒め物など汁気のない料理の場合には一度水で戻してから入れるようにしています。(戻し水も煮物や汁物のだしとして使えますよ。) お手製切り干し大根は、ばらつきのある太さも自家製ならでは。噛み応えがあって味もよく染み込んでいるように思えます。 図書館から定期的に借りている干し野菜の本。見るたびに新しい発見があって、干し野菜スキルを更新していけそうです。気になるレシピはノートに写して⋯。そろそろ一冊購入して、いつでも読めるように手元に置いておこうと思っています。 野菜を無駄にせず栄養アップも叶う干し野菜は環境にも体にも優しい調理方法です。今年の夏はお日様の力を借りた干し野菜料理を愉しんでみませんか。最後までお付き合いくださりありがとうございました。 #干し野菜 7月の読みもの 7月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、8月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 6月 | 一覧 | 8月 ≫
    フクギの実のおはなし
    フクギの実のおはなし
    nijisuzume 連載:シチシチムジクイ 島の暮らし西表島在住のクラシライター:nijisuzumeさん(Instagram)より、自然の移り変わりや植物のサイクルに合わせたものづくり〈シチシチムジクイ〉をお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  古くから沖縄では屋敷を守る防風林として植えられてきたフクギ(福木)。我が家の屋敷の周りにも、背の高いフクギが植えられていて、見上げるほどの大木に育っています。夏の終わりのちょうど今、そのフクギの木には、丸くて黄色い実がたくさん実っています。 あわせて読みたい  そんなフクギの実ですが、残念ながら美味しいわけではないので、たくさん実ってもただ地面に落ちるだけ。しかも道路に落ちたフクギの実は通行する車に潰されて見るも無惨な姿になり、きれいに掃き掃除しても、また次の日にはたくさん落ちて潰れているという有様で、なかなか大変で厄介な存在なのです。沖縄ではきっと同じように竹ボウキを手に道路を掃きながら、「何とかならないものか」と思いを巡らせている人が多いはずです。  けれどもフクギの木は、昔から沖縄では黄金色に染まる貴重な染料とされてきたものです。フクギの木の樹皮や枝や葉が染料になるということは、フクギの実からもおそらく染められるはず。そう考えたところで、以前友人がフクギの実の中から種を取り出して染めを試みていたことを思い出し、私も試してみることにしました。  思い立ったらすぐ行動。竹ボウキで道路の掃き掃除をしながら、落ちているフクギの実を集め、中から種を取り出します。落ちて車に潰されているフクギの実の種も同様に拾って集めたのですが、こちらの方が最初から潰れている分、染液を取り出すには良さそうでした。 集めたフクギの種を圧力鍋でじっくりと煮出して、取り出した染料に木綿の布を浸して染めてみると  …鮮やかな黄色に染まりました!  道路に落ちて車に潰されたフクギの実で、こんなにきれいな色に草木染めができるなんて。しかも今の季節ならではの、うんざりするようなフクギの実の掃き掃除の中に、種を拾う楽しみを見出せるなんて。  日々の暮らしの中で、ふと立ち止まって考えてみたり、発想を転換したりすることで、新しく見えてくる世界があります。価値が「ない」とされているものに、実は価値が「ある」というように。 厄介者だと思っていたフクギの実も、実は豊かな恵みだったのでした。見方を変えれば、価値がないと思っていたものも、宝物に変わるのです。そんな小さな気づきを重ねながら、自然とともに暮らす日々をこれからも大切に過ごせたらと思います。 #植物と暮らし / #染め物と暮らし 9月の読みもの 9月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、10月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 8月 | 一覧 | 10月 ≫
    クバのおはなし
    クバのおはなし
    nijisuzume 連載:シチシチムジクイ 島の暮らし西表島在住のクラシライター:nijisuzumeさんより、自然の移り変わりや植物のサイクルに合わせたものづくり〈シチシチムジクイ〉をお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  我が家の庭の敷地の角の道に面した場所に、一本のクバの木が生えています。神様の依代とも言われる神聖なクバですが、我が家の場合は、これも縁だったのでしょうか、ここで暮らし始めた時すでに、クバの木がそこにありました。  そのクバの木は、道に面した場所に生えているために、木が育ち葉が大きくなると道に飛び出るように葉が広がり、道を塞いでしまい車の通行を妨げてしまうのが困りもの。道に飛び出てしまった葉は切り落とすことになるのですが、ある時切り落としたクバの葉を捨てずに生かす方法はないだろうかと思い、島ではどの家にも団扇として身近にある、クバ扇に仕立ててみることにしました。 島ではクバの新芽を使って作られることが多いクバ扇。クバの下の方の葉を使って製作するクバ扇は、仕上がりは硬くなるのですが、むしろそちらの方が風をぐんぐん送ることができて、団扇としては上等でした。そして、このことをきっかけにクバ扇の製作を始めることとなりました。  ただ、クバを扇状に切り取った後には、細い葉がたくさん残ってしまいます。 その細い葉をもうまく活かして何か作れないだろうかと思った時、親しくしている村のおばあの家で、いつも鍋やヤカンを置いて使っているクバの葉の鍋敷の存在を思い出しました。 さっそく「ちょっとだけど貸してね!」と借りてきて見本にしながら、見様見真似で鍋敷きを作ってみたのでした。  それからというもの、クバを刈り取った際にはクバ扇を製作し、残った細いクバの葉からは鍋敷きを作る、という自然なサイクルが生まれました。  そんな、クバの葉の鍋敷づくりなのですが、今回クラシコサエルのワークショップとして、その手技をお伝えできる機会に恵まれました。 クバの鍋敷き作りと島のお茶を愉しむ会  いよいよ島の外に出て、おばあやおじいから教わってきたことを、お伝えできることになりました。鍋敷きづくりの手法のみならず、植物のことや島の暮らしのこと、いろいろとお話ししながら製作できたらと考えています  西表紅茶(ローゼル)とバタフライピーを、島のお茶として ご用意する予定です。 良かったら会いに来てくださいな。   3月の読みもの 3月の食に関すること(レシピ付き記事も)、3月の過ごし方のアイデアや4月の準備などの記事をお楽しみください♪ 月ごとの読みものまとめはこちら  
    白い布で空間の変化を愉しむ暮らし<span class="blog_title_sub">〜見慣れた部屋を心地よく整える工夫〜</span>
    白い布で空間の変化を愉しむ暮らし〜見慣れた部屋を心地よく整える工夫〜
    りえ 連載:暮らし日和りえさん(@ri___wa12)のお家の「心地よい」を求めた暮らし、暮らしの道具や家じかんのあれこれをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 生活感とすっきりがちょうどいい具合いに混ざりあう暮らしがわが家に合う理想だと思い、ものの量を見直す生活を続けています。 ✔︎ 一枚の白い布で心地よい空間をつくる ミニマリストではないから、何にもない生活をしているわけではないのだけど、暮らしに必要なものを家族の分だけ置いている空間の中で、時々「真っ白い壁」というものが恋しくなります。気分がすっきりしないとき、心がざわつくとき、「何もない白」を見ていると体の中にある余計なものが出ていって心が軽くなるような気がするんですよね。 築古物件に住んでいるためなのか、家の中には茶色が目立っているのが現状です。フローリングはもちろん、キッチンの棚の扉にそれぞれの部屋の戸…古家具好きなのも相まって茶色いものが多いんです。 そんな中、気持ちをリセットするために意識しているのが一枚の白い布を活用する工夫です。 瀧澤 奈那さんの器 余白を楽しむ、白い器 詳しくはこちら ✔︎ 和室に白い布をかけて整える 和室の窓には、布をかけて過ごしています。格子付きの窓なのですが、格子が隠れることで和風感が少し抑えられ雰囲気の変化が愉しめます。また、窓を開けたときには程よく外からの目隠しにもなっています。布一枚の存在が、心強く感じられたエピソードです。 風にふわっと揺れる布を見ていると自然と心が落ち着いていくのを感じます。畳に寝そべり、風になびく布を下から眺めつつお昼寝をする休日は、これからの季節の私の愉しみ。 白い布は半分めくりあげてみると、窓から見える風景も眺められる、布の柔軟性の高さはとても気に入っています。 ✔︎ 白い布で空間をゆるやかに仕切る ふすまを取り払っているので普段は一空間として生活している和室とダイニング。この空間を仕切る際にも、白い布を使っています。例えば、冬場にリビングの方を手っ取り早く温めたいときや子ども達がわいわい遊んでいる和室とリビングで静かに読書をしている大人の空間とを分けたいなあというとき。ちょっとしたスペースを差別化したいという時ってありますよね。 そんな時にさらっと布で区切ってみると、扉で区切るよりも空間が柔らかく分けられるので、気軽に気持ちをリセットできる効果があると思っています。子どもたちには小さいころからとても人気です。秘密基地のようなこもり感が感じられるからかもしれません。 ✔︎ 白い布で食卓に特別な雰囲気を添える クリスマスや誕生日など特別感を出したいときなどに白い布をクロスとしてテーブルの上にかけています。気分はちょっといいレストラン、とはいかないまでも日常にほどよい変化を与えてくれます。いつものおやつも少し特別に見えていたらいいなあ。 一枚あればいろいろな場所で活躍してくれる白い布。布をかける手軽な方法が、視覚的に空間を分け、心にもゆとりをもたらしてくれると感じています。身近なもので気分の変化を愉しめると、ちょっと得したような気持ちがしますね。 最後までお付き合いくださりありがとうございました。 #暮らしを整える コットンリネンのエプロン 家事仕事を楽しく軽やかに 軽やかなイエローも 7月の読みもの 7月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食材を味わうレシピ、8月を迎える準備にまつわる記事をお楽しみください。 ≪ 6月 | 一覧 | 8月 ≫
    里山からの春便り
    里山からの春便り
    中里早紀子 連載:里山暮らし日々是好日本日4月15日(月)より、月1回月曜日で新連載スタート♪クラシライター:中里早紀子さんが自然や季節とともに移ろう田舎での里山暮らしの中で見つけたものたちをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 はじめに。 皆さん、初めまして。中里早紀子と申します。この春から「クラシコサエル」での連載をスタートさせていただくことになりました。 のんびり月1回の更新となりますが、お付き合いいただけますと幸いです。 第1回目ということで、まずは簡単に自己紹介を...。 わたしは高知県にある海沿いの町「中土佐町」というところで小さな有機農業を営んでおります。家族は農園長とわたし、それから猫が1匹(もう1匹は脱走中)と、ヤギが2頭、鶏が15羽ほど。スタッフは1名、同じ町内に住む家族同然の女の子ややこちゃんです。小さな農家ですが、大家族です。 畑の目の前には太平洋、背後には緑の山並み、街灯がほぼないので夜には星空の広がる素敵な場所です。そんな集落で年間約50ー60種類の野菜を有機栽培という方法で育てています。自然相手の仕事ということで日々苦労もありますが、何よりここでの暮らしを大いに満喫しています。農業も仕事というより、暮らしの一部分。この連載では里山での日々の「暮らし」や暮らしを通して感じること・考えることなどを、四季折々の情景、高知の空気感をたっぷりに交えながら、お届けできたらと思っています。 ちなみに出身は兵庫県神戸市。そんなわたしが、なぜ高知県で有機農業をしているのか?はまたいずれ。 春は「美味しい」が渋滞する季節 高知と言えども、冬はしっかりと寒い。沿岸部に住むわたしたちの集落にも、何年かに一度うっすら雪が積もります。野菜の成長も、虫たちも、どこかのんびりスローペースで時間が動く冬。みんな春を待ちわびています。 それが、3月に入るとぱちんと音が聞こえるように、一気に春へのスイッチが入ります。太陽の暖かさ、風の匂い、野菜の花、鳥の声、虫の音。集落のおんちゃんたちも田植えの準備にそわそわ。みんな申し合わせをしているかのよう。わたしたちも春に置いて行かれないようにギアを上げます。 例年、まずはふきのとう探し。なのですが、今年は菜種梅雨の影響もあり畑作業が少し遅れ気味、山には入れず年に1回のお楽しみを逃してしまいました。。。号泣 こちらは遅れまい!と4月に入り、日本ミツバチの巣箱を設置。今はまだ空っぽの巣箱ですが、ミツバチが入居してくれるとせっせと巣を作り(蜜を運び入れ)、近い将来蜂蜜が収穫できるというわけです。入居してくれるかどうかには、ハチたちの厳正なる審査があります。日当たりや見通し、外敵がいないかという安全性、蜜源からの距離などが審査されるのです。 桜前線と共に北上するかのように、各地でミツバチの「分蜂(ぶんぽう)」が始まります。ひとつの家族で生活をしていた所に女王バチがもう1匹誕生し、新しい家族を形成、元々いた女王バチたちの家探しがスタートするというわけです。うちの巣箱は好条件で3部屋ほど某住宅情報サイトに掲載をしているのですが(笑)果たして!?気長に契約を待つとしましょう。 もう一つは、たけのこ掘り。たけのこが収穫できるのは、ほんの2週間ほどです。わたしたちはこの時期にしかたけのこをいただきません。旬を味わう楽しみ、これは格別なのです。 まずは宝探しのように、地面からちょんと出ている穂先を探しあてます。それから、たけのこを折らないよう「砂山くずし」の要領で周りの土を取り除いていき、おおよそのたけのこが顔を出したところで、えいっと根元からツルハシで収穫。あっという間に袋いっぱいに収穫できます。が、ここでは「足るを知る」、自分たちで食べる分と少しのおすそ分け分だけを収穫します。 掘りたてのたけのこは、薪火のストーブでふつふつと1時間ほど炊きアク抜きをします。米ぬかがなくても、白米でも十分アク抜きできます。たけのこご飯にしようかな、煮物もいいなぁなんてあれこれ妄想をしながら約1時間、アク抜きをしたあとは冷たい水へ、しっかり冷やして保存します。 あら。気がついたら、食べることばかり。そんな里山の春です。高知へ来た頃はこんな贅沢を知りませんでした。豊かな旬は意外に身近にあるものです。いつでも何でも手に入る便利な時代ですが、寒い冬を越え、春の美味しさを見つける喜びは唯一無二なのです。 そういえば、そわそわしていた集落のおんちゃんたちも晴れ間を見つけて田植えを終えたようです。カエルの大合唱が始まると、高知の初夏はもうすぐそこ。あっという間ですね。 それでは皆さん、良き春の日をお過ごしください。   4月の読みもの 4月の食に関すること(レシピ付き記事も)、4月の過ごし方のアイデアや5月の準備などの記事をお楽しみください♪ 月ごとの読みものまとめはこちら  
    気負わないバレンタインの楽しみ方《6選》<span class="blog_title_sub">〜手作り・包む・親子で過ごすアイデアとレシピ〜</span>
    気負わないバレンタインの楽しみ方《6選》〜手作り・包む・親子で過ごすアイデアとレシピ〜
    的場シオリ ブログ:編集長のブックマーククラシコサエル編集長:的場シオリ(@shiori.matoba)がクラシコサエル編集部で今ホットな商品や記事を、季節と共にお届けします。(過去の連載:週末手土産会議) ▷ 各クラシライターの紹介 バレンタインは、特別な人に想いを届ける日。けれど、気合いを入れすぎなくても、暮らしの中の小さな工夫で十分に楽しめる行事でもあります。 手作りのおやつ、身近な布で包むギフト、子どもと一緒に過ごす時間。この記事では、クラシコサエルに集まったそんな「等身大のバレンタイン」をまとめました。 ハンカチで包むバレンタインギフト 子供の成長を感じる手作りバレンタイン ステッチの見えないハートのアップリケ刺繍 女の子ママのバレンタインの過ごし方 マシュマロを使わないグラノーラバー いちごとヨーグルトクリームのパートブリック包み 1. ハンカチで包むバレンタインギフト ラッピングに特別な道具はいりません。一枚のハンカチで包むだけで、やさしく、気持ちの伝わるバレンタインギフトに。 >「ハンカチで包むバレンタインギフト〜 by.kae」 【365】 完全天日塩 《PR》太陽の力でつくる、細やかな塩 カートに追加 2. 子供の成長を感じる手作りバレンタイン 上手につくることより、一緒に楽しむこと。子どもの成長を感じながら過ごすバレンタインの、ゆったりとしたアイデアです。 >「子供と楽しむバレンタイン〜by.なこ」 【365】 柚子ごしょう  《PR》こだわりの一年熟成 カートに追加 3. ステッチの見えないハートのアップリケ刺繍 お気に入りの布を、もう一度暮らしの中へ。バレンタインにも使える、やさしいアップサイクルの刺繍アイデアです。 >「ステッチの見えないアップリケ刺繍で、簡単アップサイクル by.kae」 コットンリネンのエプロン 《PR》落ち着いたグレージュも カートに追加 4. 女の子ママのバレンタインの過ごし方 誰かのため、家族のため、自分のため。女の子ママならではの視点で描く、等身大のバレンタインの一日。 >「女の子ママのバレンタインの過ごし方〜by.平本麻美」 【365】玄米カイロ 《PR》温冷兼用、自然素材 カートに追加 5. マシュマロを使わないグラノーラバー...
    家庭菜園のある子どもとの暮らし<span class="blog_title_sub">〜育てて、楽しみ、学ぶ、有機栽培と収穫体験〜</span>
    家庭菜園のある子どもとの暮らし〜育てて、楽しみ、学ぶ、有機栽培と収穫体験〜
    ミナ 連載:日々を味わう暮らしかた ミナさん(Instagram)より、身近な自然を取り入れたシンプルな暮らしのアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 私が家庭菜園を始めたのは四年前。庭のある家に越したことと、新型コロナウイルスの流行がきっかけでした。世の中どうなってしまうんだろう、という不安に向き合う中で「自分で食べ物を作りたい」と思うようになり、手探りで始めたのがきっかけです。我が家の庭は無農薬、無化学肥料。雑草や落ち葉、米ぬか、コンポストの生ゴミを使ってお野菜を育てています。本やyoutubeを片手に四苦八苦、最初は失敗ばかりでしたが、少しずつ、食卓を彩る実りができるようになりました。 <ある朝の収穫> あわせて読みたい ✔︎ 無農薬・無化学肥料で育てる野菜の魅力 化学肥料や農薬を使わない野菜作り、成長はゆっくりですが、雑草も落ち葉もタダなのでコストはほぼゼロ。生ゴミが肥料になってしまうのでゴミ出しも楽ちん。さらに、有機的に育てたお野菜は、ビタミンやミネラルの含有量が高いという研究結果があります。安全で栄養価の高い野菜をお金をかけずに自宅で作れるので体に良くてお財布にも優しい。何より、小さな苗が大きく育ち、次々と実をつける姿を見ているのは本当に嬉しいものです。 <ミニトマトを収穫する子ども達> 夏野菜は育てやすくて初心者さんにもおすすめ。特にミニトマト。丈夫で肥料もあまりいらないので、水さえあげていればよく育ちます。大体2本ほどあれば、一夏買わなくても大丈夫。ちょっとお弁当に入れたりサラダに添えたり、何かと重宝です。 ✔︎ 家庭菜園は子どもの学びにも 子どもたちは家庭菜園の大事なお手伝いさん。植え付ける時の穴をスコップで掘ったり、ジョウロでお水をあげたり、砂場遊びの延長のような形で手伝ってくれます。そして収穫。小さな手と目で一生懸命探して。「洗ってね」の言葉も聞かずお口にポイ。登園前に両手いっぱいに集めては、先生やお友達に「あたしが育てたのよ」なんて自慢しています笑ちょっと苦手な野菜でも、自分が収穫したなら話は別。「食べてみる!」と挑戦して「あれ?おいしい!」なんて発見をすることも。 <きゅうりの収穫をする長女 新鮮なきゅうりはトゲが痛い。それも学び。> ✔︎ 家庭菜園が教えてくれること 落ち葉や雑草、生ゴミを使って野菜を作る。自分で野菜を植えて、成長を見守り、収穫する。言葉にすると大変面映いのですが、この流れが、子どもにとって最高の勉強だと考えています。落ち葉や雑草、生ゴミの堆肥化の様子で、微生物による分解を。植物の成長する姿から、生命の力強さを学べます。何より「お金がなくても生きていける」そんな揺るがない心持ちを伝えられるような気がするのです。食べ物はお金を出して買うのが当たり前の世の中、そうではない選択肢を持てたら、ちょっと素敵じゃないでしょうか。 <間引いた竹でティピー仕立てにしたきゅうり。コンパニオンプランツのマリゴールドが畑を彩ります。> ✔︎ 庭がなくても家庭菜園は楽しめる 庭がなくても大丈夫、プランターひとつから始められます。有機肥料を使っても良いですし、使わないで育ててみたい方はぜひ「菌ちゃん農法」で検索してみてください。落ち葉や枯れ枝を使ってプランターで野菜を育てる方法が出てきます。 ちょっと面倒にも見えますが、自分の家で野菜を育てる。そこにはタイパやコスパという言葉を超えた「楽しい」や「美味しい」が沢山詰まっています。 #家庭菜園を楽しむ / #子どもとの暮らし 8月の読みもの 8月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、9月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 7月 | 一覧 | 9月 ≫
    愛着と共に楽しむ台所道具の手入れ
    愛着と共に楽しむ台所道具の手入れ
    りえ 連載:暮らし日和りえさん(Instagram)のお家の「心地よい」を求めた暮らし、暮らしの道具や家じかんのあれこれをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 年齢が上がるにつれて、これまではあまり気にならなかった体の不調や体力の衰えを感じるようになりました。まだ「ちょっとした不調」のうちに、睡眠や食事を意識して過ごしてみると大したことにはならずに済むような気がしています。気持ちよく暮らすためのメンテナンスは、人間にも道具にも同じく必要だと思っています。上手に長く付き合っていくためには、「調子はどう?」と道具に向き合い尋ねる時間があるといい。しょっちゅうはできないけれど、使っていて気持ちよさが薄れてきた?と思い始めたときにはお手入れをすることにしています。 あわせて読みたい ✔︎ カサカサキッチンツールにはオイルを 木でできていて無塗装の道具には、油を染み込ませた布を使ってうるおいを与えていきます。私は春に作っているよもぎオイルを使用しています。オリーブ油や太白ごま油などを試したことがありますが、香りが気にならないものであれば普段使いしている油で大丈夫。さっと塗り込んだ後に余分な油分を別布で拭き取ってみると、かさかさで白く毛羽立ちが見える砂漠状態の木肌がしっとりと潤ってつやつやです。 大久保公太郎 - 木のへら 《PR》暮らしに馴染む小木工 カートに追加 ✔︎ 茶渋や焦げつきは重曹を使って 毎朝お茶を沸かして飲むのが日課な我が家は鉄瓶でお湯を沸かしたり、ミルクパンで好きな飲み物を作ったりします。ミルクパンは、もはやもともとこの色だったかのように茶渋やら焦げやらが目立つ見た目になっていました。キッチンの写真を何気なく撮っていたとき、その汚れをレンズ越しに見てとても驚きました。なんて汚れているの、このまま使っていてなんともないのかしら…と。ここまで放置しても気にならない時は心に余裕がない時なのかもしれませんね。 こちらは、重曹をお湯に溶かしてミルクパンを漬けていきます。しばらく放置した後、茶渋部分をスポンジでこするとするりときれいに落ちました。 手入れを怠っていたステンレス鍋も一緒にお手入れ。ちょっと頑固そうな焦げ付きだったので、大鍋に重曹入りのお湯を沸かしてその中に鍋を入れて20分ほどグツグツ煮ることにしました。途中で鍋の向きを変えながら20分煮る、を2回繰り返してみるとなんとも爽快。ピカピカお鍋に変身していました。壁にかけて鍋裏を見ていたくなるくらいすっきりです。気持ちよさが戻ってくると使っているこちらも道具に触れる手を通してプラスのエネルギーを注いでもらっている感覚がしてきますね。 付き合いが長くなればなるほど、道具に年季が入っていくのは仕方がないことです。でも、古い=汚い、ではないなあと思うのです。汚れが取れつやが戻った道具を使っていると何とも気持ちがよく料理のやる気もぐんと上がっていきます。道具への愛着は、こうした手入れを通してどんどん膨らんでいくもの。台所の第一線で同じ時間を過ごしていく大切な道具たち。今度はもう少し早くお手入れするね、と心の中で話しかけてみました。最後までお付き合いくださりありがとうございました。 #道具のお手入れ 10月の読みもの 10月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、11月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 9月 | 一覧 | 11月 ≫
    帆立入りトロフィエ・アル・ペスト
    帆立入りトロフィエ・アル・ペスト
    連載:くらしつづりインスタグラムでは日々のお弁当を紹介されているクラシライター:おべんとうつづりさん(Instagram)より、ここでしか見られない「くらし」 のひとこまをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 梅雨の晴れ間の眩しいほどの太陽で庭の草木がぐんぐんと葉を広げ成長しています。 大きく育ったバジルを見ると作りたくなるのがトロフィエ・アル・ペスト。 トロフィエはイタリアのリグーリア州で古くから作られている手打ちのショートパスタです。擦るという言葉が名前の由来と言われていて、細く伸ばした生地を台に擦りつけながらねじって形を作ります。 そしてリグーリア州の州都ジェノバはバジルの産地として有名で、バジルを使ったペスト・ジェノベーゼ(バジルのペースト)の発祥の地でもあります。 あわせて読みたい 手打ちショートパスタのトロフィエ、それからじゃがいもといんげんを、ペスト・ジェノベーゼで和えたものがトロフィエ・アル・ペスト、この地の郷土料理です。 今回はこの伝統的な組み合わせに帆立を加えてごちそう感をアップさせた一皿をご紹介します。 まずはトロフィエとペスト・ジェノベーゼのそれぞれの作り方から。 【レシピ】トロフィエ|リグーリア伝統の自家製ショートパスタ 材料(2人分) ・準強力粉、または中力粉 100g・水 50cc・塩 ひとつまみ 作り方 1. 作業台に粉をドーナツ状になるように広げる。 中のくぼみに水を注ぎ塩を加え溶かす。さらに周りの粉を少しずつ混ぜ合わせる。 水分が流れ出ないぐらいになったら全体を合わせてスケッパーでまとめる。 2. 表面がなめらかになるまで5〜10分捏ねる。 3. ラップで包んで30分ほど休ませる。 4. 生地を4等分にして、直径1cmの太さまで細長く伸ばす。( 40cmぐらいの長さになる。)1cm幅に切り分け、転がして4cmの長さに伸ばす。 5. 手のひらを生地の右端に手刀の形で斜めにあて、台を擦るように左下にスライドさせてねじれを作る。(右手の場合) またはスケッパーやヘラなどで同じように形を作る。 6. 打ち粉(あればセモリナ粉)を振ったバットなどに並べる。 メモ ・粉について。写真のイタリア産のパスタ用の粉は輸入食材を多く扱うスーパーで購入しました。グルテン量が近い準強力粉や中力粉でも同じようにお作りいただけます。また細挽きのデュラムセモリナ粉を20〜50%加えると手離れが良くなり、歯切れの良い食感になります。 ・トロフィエの成形の仕方は検索するとプロの方の動画などが見つかりますのでご参考にしてください。   【レシピ】ペスト・ジェノベーゼ|香り高いバジルペースト 材料(2人分) ・バジルの葉 30g  茎は取り除く・松の実 15g・にんにく 1/2片・オリーブオイル 60cc・パルミジャーノ・レッジャーノ 30g すりおろす・塩 小さじ1/4 作り方 材料をかたいものから乳鉢ですり潰します。またはミキサーやフードプロセッサーでなめらかにします。 メモ このバジルのペースト、厳密にはジェノバ産のバジルを使ったものだけがペスト・アッラ・ジェノベーゼ、またはペスト・ジェノベーゼと名乗ることができ、一般的なバジルのペーストはペストと呼ばれています。多めに作って冷凍しておくと便利です。...
    [50]小豆と麹の発酵ようかん「美甘」
    [50]小豆と麹の発酵ようかん「美甘」
    的場 シオリ 連載:週末手土産会議クラシコサエル編集長:的場シオリが、季節の生菓子、無添加のおいしいもの、厳選した逸品をご紹介します。 ▷ 各クラシライターの紹介 ここ数年の発酵ブームにあやかり、調味料を手作りするようになって早1年。すっかりわが家の暮らしの一部になり、体質改善の一助を担ってくれているわけですが、クラシコサエルの中には米麹から自家製で作られたり、甘酒を作ってそれをさらにおやつにされているライターさんがちらほら。 暮らしのプロフェッショナルであるクラシライターさんたちのライフスタイルを綴った連載は、見ているだけでも学びが多く、かといって参考書的でもなく、皆さんとても楽しそうで文字を読み進めるのが気持ち良いです。   私個人としては「甘味×発酵」はこれから深めていきたい分野。 そんな時出会ったのが、明治21年創業 金沢にある越山甘清堂さんのプロジェクト「Azuki de Hakko」から生まれた発酵ようかん「美甘(みかん)」です。 羊羹の材料は主に小豆と砂糖と寒天(レシピにより多少異なる)。そのメインの材料である小豆を、米麹を使って独自の製法で発酵させ使用することで他にはない、健康にも気を使った羊羹が完成したのです。  「原材料表示を見れば美味しいかどうかが分かる」とその道のプロが仰っていましたが、このラインナップはどの角度から見ても美味しそう。 発酵の力もあり、砂糖は普通の羊羹の半分ほどだそうで甜菜糖を使用。食べた後に甘ったるさが残らないのがうれしいです。  今回は三種類 小豆能登塩・濃茶・能登紅はるか   羊羹ならではのすりガラスのような色味にも、ときめきます。 初めての発酵ようかんは、自然な甘さで後味すっきり。発酵小豆の豊富な栄養成分を存分に感じられる一品でした。 甘いものは食べたいけど健康にも気を使いたいと仰っていたあの人へ、今週末の手土産にいかがでしょうか? 箱での購入もできますが、少ない本数で手渡しする場合は、ラッピングの参考にこちらもご覧ください♪    AZUKI de HAKKO オンラインサイトより   8月の読みもの 8月の食に関すること(レシピ付き記事も)、8月の過ごし方のアイデアや9月の準備などの記事をお楽しみください♪ 月ごとの読みものまとめはこちら  
    イカの墨煮
    イカの墨煮
    おべんとうづづり 連載:くらしつづりインスタグラムでは日々のお弁当を紹介されているクラシライター:おべんとうつづりさんより、ここでしか見られない「くらし」 のひとこまをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 冬の終わりから春先にかけて、出会うことを楽しみにしている食材のひとつがスミイカ(コウイカ)です。 東京のスーパーではあまり見かけることがありませんが、品数豊富な鮮魚店やデパ地下などでは時々墨にまみれた姿で売られています。 あわせて読みたい ✔︎ 春を呼ぶおうちランチ《ホタルイカと菜の花のレモンパスタ》 - by.sonomi スミイカ(コウイカ)は柔らかく甘みがありお刺身にすると格別ですが、私のお目当てはその名にも付く墨の方です。 スルメイカやヤリイカなどの筒状のイカに比べると倍量以上のねっとりと濃厚で風味豊かな墨を蓄えています。 この墨と産卵前の大きく肉厚になったスミイカを香味野菜のベースとトマトで煮た墨煮は食べ応えがあり、この季節ならではの楽しみなのです。 スペイン風なのか、イタリア風なのか、長年あれこれ試しているうちに我流になってしまったレシピですが、ご紹介したいと思います。 いかの墨煮 スミイカ(コウイカ) 2〜3杯 1kg玉ねぎ 3/4個 160gぐらいにんじん 1/2本 80gぐらいセロリ 1/2本 80gぐらいにんにく 1片カットトマト缶 1缶白ワイン 1/2カップ水 1カップローリエ 1枚オリーブオイル 適量塩こしょう 適量レモン 適量 1.スミイカは甲羅の表皮に縦に切り込みを入れて甲羅を引き抜く。残った内側の薄い膜にも包丁を入れて1枚に切り開く。 脚を頭の方に持ち上げながら、ハサミなどを使って内臓を剥がし取る。 内臓から墨袋と肝だけを取り出す。白ワイン大さじ1をふりかけ潰して、粗めのザルで濾す。 脚の部分は目とくちばし、その周りの固いところを取り除く。吸盤と先端部分もハサミで切り取る。 2.イカの身は皮をむき、エンペラや固いところは切り取って短冊切りにする。脚は粗く刻んでおく。 3.鍋に多めのオリーブオイルを入れて、みじん切りにした野菜をあめ色になるまで炒める。 途中鍋にこびりつき始めたら、塩を少し加え水分を出しながら1/4ぐらいの量まで炒め煮にする。 4.スミイカを加えて炒め、白ワインを入れてアルコール分を飛ばす。 トマトを加えて酸味を飛ばすように炒めて、水とイカ墨と肝、ローリエを入れて20〜30分ほど煮込む。 塩こしょうで味を整える。   この墨煮は野菜によってとろみがつくのでディップのようにパンにのせたり、ご飯にかけても美味しいです。写真は春にんじんをたっぷり入れたピラフを添えたもの。 パスタに和える時には、お好みで唐辛子を加えても。 リゾットやパエリアにもアレンジできます。 スミイカを見つけたら、ぜひお試しになってみてくださいね。   3月の読みもの 3月の食に関すること(レシピ付き記事も)、3月の過ごし方のアイデアや4月の準備などの記事をお楽しみください♪ 月ごとの読みものまとめはこちら  
    インド藍のおはなし|2025
    インド藍のおはなし|2025
    nijisuzume 連載:シチシチムジクイ 島の暮らし西表島在住のクラシライター:nijisuzumeさん(Instagram)より、自然の移り変わりや植物のサイクルに合わせたものづくり〈シチシチムジクイ〉をお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  我が家の庭には高さ2メートルほどのインド藍の木が数本生えています。インド藍というのは、和名ではナンバンコマツナギといい、熱帯、亜熱帯地方に育つマメ科の植物で、藍染の原料ともなり、高さ2メートルほどの大木に育つので木藍とも呼ばれます。 あわせて読みたい  そのインド藍の木のうちの一本が、先日の警報級の大雨で、ポッキリと折れてしまいました。見ると木の高さが2メートルを超えているのに、木の上の方ばかりにたくさんの葉が広がっていました。これでは木の上部ばかりに重さが集中してしまうために、大雨を受けた時に耐えられず、重みで折れてしまうわけです。このままだとほかのインド藍の木も同じように折れてしまいそうなので、木の上の方を軽くするために枝を剪定することにしました。  剪定しようとしてよく見ると、インド藍の木の枝には黒い小さな鞘状の種がびっしりとついていました。 インド藍の種は暑い時期にならないと発芽しないと言われますから、暑くなってきた今の時期に合わせて種をつけ、それが下に落ちて散らばり、発芽するというサイクルなのでしょう。地面をよく見てみると小さなインド藍の芽がいくつも生えていました。  剪定したインド藍のほとんどは乾燥させましたが、ふと思い立ち、数枚の葉を用いて叩き染めができないか、試してみることにしました。 あわせて読みたい  白い麻の布の上にインド藍の葉を並べて置いて‥  上に白の麻布を重ねて、叩く、叩く、叩く。  しっかり叩いたら葉を取り除いて‥  ゴシゴシとよく水洗いします。  空気に触れさせると酸化して青くなってきました。 「緑はその両界に 生と死のあわいに明滅する色である」  染織家である志村ふくみさんの「白のままでは生きられない」という本の中の一節にある言葉ですが、藍で染めた色が緑から青に少しずつゆっくりと色を変えていく様を目の当たりにすると、この言葉を思い起こさずにはいられません。生なる色から死する色へ。留めおくことのできない、その変わりゆく瞬間の色こそ1番美しいのではないかとさえ感じます。 一見何の変哲もない薄くて丸いインド藍の葉の中に、このような青い色が内包されているという植物の神秘。自分の暮らしのすぐ隣に存在する植物が持つ奥深い魅力に日々惹きつけられながら、今日も島で暮らしています。 #染め物と暮らし 5月の読みもの 5月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、6月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 4月 | 一覧 | 6月 ≫
    里山で「はぶ茶」づくり
    里山で「はぶ茶」づくり
    中里早紀子 連載:里山暮らし日々是好日クラシライター:中里早紀子さんが自然や季節とともに移ろう田舎での里山暮らしの中で見つけたものたちをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 高知へ移住してから驚いたことのひとつに「お茶の文化」がある。例えば、道の駅や産直なんかへ行くと色んな種類のお茶っ葉が売られていたり、喫茶店でコーヒーを飲むと、なぜか最後に必ずお茶が出てきたりする。確か日曜市でもお茶っ葉専門で出店する方がいたと記憶している。 いわゆる緑茶とは違う野草茶も人気で、道の駅や産直でよく見かけるのはこの類だ。種類は、はぶ、きしめま、ヨモギ、びわの葉、桑の葉、クロモジ、どくだみ、へびいちご、、、などなど。流石に「へびいちご」は二度見した。笑。どれも袋パンパンにこれでもか!と葉っぱが入っていて、高知県民の気前の良さが溢れ出ている。 そんな野草茶、中里家では「はぶ茶」をここ2年ほど秋の始めに栽培・自給している。中里家お得意の「作れるものは作ってみよう精神」だ。夫も私も、はぶ茶独特でどこか懐かしく優しい風味がお気に入り。 あわせて読みたい 《お茶に関する読みもの》/ 緑茶作り / 白茶作り / 手作りお茶パック / 現在、一般的に「はぶ茶」といえば、エビスグサの種子(ケツメイシ/決明子)を焙煎したものを指すらしいが、高知ではハブソウの葉や茎を用いて作られるお茶のことをいう。実はエビスグサはハブソウの代用品として広まったという話しもあり(種子の収量が多いエビスグサの種子を使うようになった)、本来の「はぶ茶」といえばこのハブソウを使ったものになるそう。 ハブソウはGW頃に種をまき、芽が出たのちに間引き、その後はひとりでにぐんぐんと成長し、8月中旬頃には背丈ほどになる。ちらほらと可愛らしい黄色い花が咲き始めるのは9月の上旬あたり。この頃が収穫どきだ。  葉、花、茎、さやの部分も含めて、ざくざくっと収穫していく。 これを、まずは押し切りで数cmほどの大きさにカット。 中里家では、これをひと晩冷凍保存、細胞を壊して揉みやすくするというわけだ。多分高知でもこんなことやっているのはうちだけであろう。 翌日、お茶揉み機で揉む。昨年は手で揉んでいたのだが、これがとっても大変。今年は知り合いの方が持っているお茶揉み機を貸してもらった。スイッチを押すだけでたくさんの量をしっかり揉める、それでいて早い。機械の素晴らしさを痛感した。この機械、1回の動作で3分ほどかかるのだが、その待ち時間にはお茶をしておしゃべりをするという何ともゆったりのどかな場に。帰りには番茶のお土産までいただいてしまい、すっかりお茶づくしの午後となった。 ちなみにこちらは手揉みの様子。意外と力が必要なのだ。 その後、2日ほど天日でしっかり乾燥させて、今年のお茶も無事に出来上がり。 飲むときには、鉄鍋でしっかり香りが出るまで焙じて煮出す。都度焙じるのが一番美味しいことは百も承知だが、毎回そんな時間はない。ある程度まとめて焙じておいてすぐに使えるようにストックしておくのだ。 出来上がった今年のはぶ茶を飲みながら、あぁ秋へと季節がうつろっていくのだなぁと実感する白露の時期。今回も最後までご覧いただきまして、ありがとうございます。皆さまもお気に入りのお茶でほっとひと息ついて、のんびりまいりましょう。   9月の読みもの 9月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、10月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 8月 | 一覧 | 10月 ≫  
    春を待ちわびる牡丹餅。
    春を待ちわびる牡丹餅。
    川上 琴美 連載:おやつのじかん"記憶に残るお母さんのおやつ”。料理教室での経験や、子育てをされる中でのおやつ作りのアイデアやレシピなどをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 暦の上では春を迎えましたが、朝起きる頃の空はまだ薄暗い。静まりかえった暗いリビングでストーブを焚き、だんだんと空が明るくなっていくのを見ながら家事に取りかかる。寒いし暗いしでなかなかベッドから起き上がれないけれど、冬の朝の特別な感じは嫌いじゃない。 ここから少しずつ陽が伸びて、もう冬が終わってしまうんだな〜と思うとなんだか寂しい気持ちになったりします。 私は冬が1番好きな季節なので、まだまだ終わらないで〜という思いです。 それでも今年は噂通りの暖冬で、”冬らしい冬”はあまり感じることのないまま過ぎ去っていってしまいそうですね。 いよいよ花粉との戦いも始まり、しっかりダメージを受けながらも春が近づいているのを実感しているところです。 さて、今月のおやつのじかんでは、春の気配を感じながら牡丹餅を作りました。 春は牡丹餅、秋はおはぎ。同じものでも季節によって呼び方が変わる日本の伝統菓子。 あわせて読みたい 《あんこを使ったお菓子のこと》✔︎ 角餅で作る苺大福。 - by.川上琴美✔︎ こどもの日の柏餅。 - by.川上琴美✔︎ 新春を祝う葩餅 - by.早織 春のお彼岸に食べられるのが牡丹餅ですが、この習慣は江戸時代からなんだそうです。あずきの赤い色は邪気を払い災難から身を守ること、さらに昔は貴重な食材であったお砂糖を使って作る牡丹餅をお供えすることで、ご先祖様への感謝の気持ちを伝えるといった意味合いも込められているんだとか。 もち米とあんこやきな粉、使う材料は少なく作り方もとってもシンプル。いつ食べても日本人でよかったな〜とほっとさせてくれるおやつです。     材料 もち米:2合あんこ、きな粉、黒すりごま、きび砂糖:適量 もち米は研いでから1時間ほどたっぷりのお水に浸して吸水させます。もち米とお水の量は1:1、もしくは炊飯器のおこわの目盛に合わせて水分を計り入れ、炊飯器で炊きます。 炊き上がり、ボウルに移して軽く潰します。もち米100%なので、お米のつぶつぶ感を残したい場合は潰さなくても◎ 食べやすい大きさに分けていきます。もち米は手にくっつくのでお水を手に付けながら作業してくださいね。あんこ用のもち米は他のものより少し小さめにすると、器などに並べた時に大きさが揃います。作業中、もち米が器にくっついたり乾いたりするのを防ぐために濡らして絞ったさらしを敷くと作業がしやすくなりますよ。 ラップの上に、分けたもち米よりもひと回り大きいサイズにあんこを広げ、中心にもち米をおき、ラップで包んで形を整えます。きな粉とすりごまは、それぞれにきび砂糖を混ぜ、バットの上でもち米にまぶし形を整えたら完成です。    松屋漆器店さんの重箱に詰めてみました。 まだまだ外は寒いですが、重箱に並んだ牡丹餅を見てるとお花見にいきたくなるような眺めです。 年度末、新年度の準備などで何かとバタバタとするシーズンでもありますが、そんなときこそ"おやつのじかん"で、ほっとできるひとときを過ごしていただけたらと思います。 来月のお彼岸にもぜひ作ってみてくださいね。   クラシライター:川上琴美の\ WRITER'S SELECT / 【松屋漆器店】白木塗 三段重5寸はこちら 6寸はこちら...
    煮穴子弁当<span class="blog_title_sub">〜冬の名残を味わう穴子の煮付けレシピ〜</span>
    煮穴子弁当〜冬の名残を味わう穴子の煮付けレシピ〜
    あさこ 連載:日本人で良かった弁当〜愛すべき飾らない茶弁〜食べることだけでなく作る工程も楽しんでいるクラシライター:あさこさん(@asanyan617)より、飾らないシンプルなごはんのことをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 キリッとした目つきに鋭い口…男前な穴子は夏が旬ってイメージがあるけれど、実は産卵前で脂のりがよく肉厚なのでこの時期も必見! 夏はさっぱりとした味わいなので天ぷらに。冬はコクを活かして煮穴子なんていかが?短時間で手軽なのに見映えがばっちりの一品です。 あわせて読みたい 【レシピ】煮穴子|冬に楽しむやさしい味わい 材料 ・開いた穴子…1尾☆だし…150㏄☆酒…大さじ1☆みりん…大さじ1☆砂糖…小さじ1☆醤油…大さじ1※だしがなければ水とだしの素(150㏄に対するメーカー記載の量で) 作り方 まずは下処理から。穴子の背に黒いぬめりがあれば包丁の背先で落とし、皮目に熱湯をかけさっと流水で洗い、ぬめりをとる。さらに皮目にうっすらと隠し包丁を入れておく。(煮た時に丸まるのを防ぐため) 鍋で醤油以外の☆を煮立てたら穴子を皮目を下にして加え落し蓋をして中弱火で5分。 醤油を加えて更に5分ほど煮たら穴子を取り出し、煮汁が半分になるまで煮詰めて出来上がり。 今回はごはんに煮汁を少し回しかけて、大葉を散らして爽やかさをプラス。(仕上げに山椒もふって爽やか倍増させたで) その上に煮穴子をのせれば、ほらっ料亭顔負け?のお弁当に。 そのまま酒の肴はもちろん。細かく切って混ぜご飯にしたり、煮る際に青物を加えて炊き合わせにするのもおすすめ。 同じ食材でも季節によってまた違う楽しみ方ができるのは日本ならではの贅沢に感謝! #穴子:あなご(夏6~8月、冬12~2月) 2月の読みもの 2月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、3月の準備などの記事をお楽しみください。 ≪ 1月 | 一覧 | 3月 ≫