蓮の実ごはん〜乾燥蓮の実で作る秋の炊き込みごはんレシピ〜
連載:季(とき)を味わう台所
クラシライター:えみさん(@kuche_foodworks)より、移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお届けします。
夏の終わりから秋へと向かう頃、産直でも切り花で蓮の花や蓮の実を見かけます。
切り花はユニークな見た目で驚かれる方もいらっしゃるかも(笑)

✔︎ 秋の食卓で味わう「蓮の実」について
蓮の花が咲いたあとにできる、蓮の実を乾燥させたものは、古くから中国や台湾などアジア圏で食材として親しまれてきました。
以前ベトナムで食べた蓮の葉に包んで蒸されたおこわにも、たくさんの実が入っていたのも印象的でした。

薬膳では、蓮の実は「蓮子(れんし)」と呼ばれ、甘味・平性の食材とされます。脾・腎・心に関わる食材として、胃腸を整えたり、気持ちを落ち着けたりする目的で、古くから養生に用いられてきたそうです。
もちろん、薬膳での「効能」は伝統医学における考え方であり、蓮の実を食べることで病気が治ったり、特定の症状が即効で劇的に改善するというものではないですが、季節の食材を楽しみながら日々の食事に取り入れるものとして味わえると、心も身体も健やかに整えてくれる気がします。
白く丸みを帯びた蓮の実は、乾燥した状態では少し硬いですが、戻して火を通すと、ほっくりとした食感に。栗や豆とも少し違う、やさしい甘みがあります。色味や味も栗ほど主張はしないけれど、季節を感じるには十分な食材です。
今回は、手に入りやすい乾燥蓮の実を使って、シンプルな「蓮の実ごはん」に。特別な具材をいくつも加えず、蓮の実そのものを楽しみます。
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炊き上がったご飯から顔を出す、白い蓮の実。ころんとした蓮の実が並ぶ姿はとても可愛い。派手さはないけれど、日々のご飯で季節を感じるには、これくらいのさりげなさがちょうどいいのかもしれません。
ひと口食べると、ほっくりとした食感とやさしい甘みが広がります。

暑さの名残を感じながらも、少しずつ秋の気配が近づいてくる9月。
こんな小さな季節の便りを、ごはんの中に忍ばせてみるのもいいかもしれませんね。
読んでくださってありがとうございます。
#炊き込みごはんのレシピ / #蓮の実(8〜9月)
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