マンゴーのおはなし〜採りごろ・食べごろと切り分け方〜

公開日:2026.06.28
nijisuzume

連載:シチシチムジクイ 島の暮らし
西表島在住のクラシライター:nijisuzumeさん(Instagram)より、自然の移り変わりや植物のサイクルに合わせたものづくり〈シチシチムジクイ〉をお届けします。

 10年ほど前に苗木を買って植え、大切に育てている庭の一本のマンゴーの木。最初のうちはなかなか実をつけてくれず、素人にはマンゴー栽培は難しいのかと諦めかけていたのですが、木が大きく成長すると同時にマンゴーの実がなるようになり、ここ数年は数個のマンゴーが実るようになってくれました。

太陽の恵みが詰まったマンゴー

 今年もマンゴーが少しずつ色づき始め、無事に収穫の季節を迎えました。青々としていた実が赤や黄色に染まっていく様子は美しく、毎日眺めるのが楽しみです。小さくも真ん丸に育った実を手に取ると、その重みの中に太陽の恵みが詰まっているように感じます。

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✔︎ マンゴーの採りごろと食べごろ

 マンゴーは品種によって色づき方が異なりますが、一般的には果皮に赤や黄色がしっかりと入り、軽く触れると少し弾力を感じるようになったら採りごろです。そして、マンゴー果実の表面に艶が出て、甘い香りが漂い、黒い斑点も出ていたならば、それはまさに食べごろの完熟マンゴーです。鳥に食べられてしまわないように、袋をかけておく必要がありますが、木の上で完熟したマンゴーは甘く、香りが豊かで格別です。

食べごろの完熟マンゴー

✔︎ マンゴーの切り分け方

 収穫したマンゴーを台所へ運び、さっそく切り分けます。マンゴーの中央には平べったい種が入っているため、まず種の両側を包丁で切り落とします。包丁を入れた瞬間、鮮やかなオレンジ色の果肉が現れます。マンゴーの皮を薄く剥いたら、格子状に切って食べやすい一口サイズにします。果汁をたっぷり含んだ果肉は見るからに瑞々しく、甘い香りが広がります。

大きく切り分けた部分の格子状のマンゴー

 切り分けたマンゴーの種の周りの部分にも、実はまだまだ果肉が残っています。なので種の周りをぐるりと取り外すようにして果肉を切り取り、切り取った果肉は同じように一口サイズに切ります。

種の周りの果肉も余すことなくいただく

 一口頬張ると、濃厚な甘みと爽やかな酸味が口いっぱいに広がります。香り高く、なめらかでとろけるような食感のマンゴーは、まるで南国の太陽のような味わいです。沖縄に暮らすようになってからというもの、マンゴーは私の心を掴み、今では最も愛する果物となりました。

南国の太陽のような味わいのマンゴー

 庭のマンゴーの木には、色づき始めたもののまだ硬さを残した実がいくつも揺れています。これから少しずつ甘さを蓄え柔らかく熟していくのでしょう。ありがたいことに、今年も豊かな恵みをいただいています。来年もまた、この甘い季節が巡ってくるのを心待ちにしています。

庭のマンゴーをいただく、豊かな島の暮らし

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