春の豆ごはん〜グリーンピースとアラスカ豆を使ったレシピ〜

公開日:2026.05.25
えみ

連載:季(とき)を味わう台所
クラシライター:えみさん(@kuche_foodworks)より、移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお届けします。

桜も終わり、暖かさに湿度も感じ始める頃、産直の売り場にも豆ばかりの棚ができます。
そら豆やグリーンピース、スナップエンドウ…

私の住む岡山では、“アラスカ豆”という名前でも、豆がたくさん並びます。
グリーンピースとほとんど区別はつきませんが、アラスカ豆も青えんどう豆の一種で、やわらかな甘みと、ほくほくとした食感が特徴で、昔から豆ごはんに親しまれてきた春の味です。

ぷっくりとしたグリーンピースに、やさしい甘みのアラスカ豆。
最近は、炊くとご飯がほんのり桜色になる“ツタンカーメンのえんどう”まで並んでいて、毎年少しわくわくします。

たくさんの種類の豆

∟ 上から時計回りに
ツタンカーメンのえんどう豆
グリーンピース
アラスカ豆

鞘からピカピカツヤツヤの豆が弾けんばかりに飛び出てくれば、春の青い香りもふんわりと

春を彩る豆食材


春の豆ごはんの作り方

豆ごはんは、その日の時間の流れで炊き方を変えています。

余裕のある日は、豆を別で茹でる。
そうする事で豆はきれいな翡翠色に仕上がりシワもよりにくく、ぷっくりツヤツヤな仕上がり。おもてなしやお弁当にも春らしく華やかで喜ばれます。

※忙しい時、急ぐ時は、豆を最初からお米と一緒に炊き込んでも◎

春の豆ごはん

材料(2〜3人分)

・米 … 2合
・アラスカ豆、またはグリーンピース … 正味100g
・豆の鞘 … 適量
・出汁昆布 … 5×5cm 1枚
・塩 … 小さじ1
・酒 … 大さじ1

春の豆ごはんの材料

作り方

1. 米は洗って30分ほど浸水し、ザルに上げる。

2.【時間がある場合】
豆は塩少々(分量外)を加えた湯で1〜2分ほどやさしく茹で、そのまま茹で汁の中で冷ます。(※時間のある方は茹で汁を冷ましてそれを炊飯時の水分として使っていただいても◎)

時間がある時は、豆を別茹でする

3. 炊飯器に米、塩、酒、出し昆布、豆の鞘を入れ、水加減し炊飯する。
(※豆を別茹でする場合、空になった豆の鞘と一緒に炊飯します。豆が無い分、お米に風味をつけるのは鞘でしています。)

炊飯器で豆と鞘と米を出汁昆布と一緒に炊飯する

4. 炊き上がったら昆布、鞘を取り除き、水気を切った豆を加えてさっくり混ぜる。

出汁昆布、鞘を取り除いて混ぜる


塩を入れた湯の中でゆっくり火を通して、そのまま冷めるまで浸しておくと、豆の中までほんのり塩気が入って、皮も張ったままふっくら仕上がります。

最後に豆を混ぜ込むと、白いご飯の中に翡翠色がぱっと広がって、それだけで食卓が春に。

もちろん、忙しい日は豆も一緒に炊飯します。
少し柔らかくなった豆の香りも、それはそれでおうちごはんらしくて好きです。
料理は…特におうちごはんはいつも完璧じゃなくて良いので、その日の自分に無理のない作り方で、ちゃんと季節を味わえたら、それで十分だと思います。

ツタンカーメンのえんどうで炊飯器で炊いた豆ご飯は、保温しているうちに少しずつ桜色に。

ツタンカーメンのえんどうで炊飯器で炊いた豆ご飯

こちらは炊飯器で豆も一緒に炊飯してるので、シワ有りです。そして写真は1日後の色味…もはやこれはお赤飯。
炊飯器を開けるたびに色が深くなっていて、小さな変化を眺める時間まで、なんだか春らしいですね。

春の香りを、よかったら食卓でも☻

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