えみ
連載:季(とき)を味わう台所
クラシライター:えみさん(@kuche_foodworks)より、移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお届けします。
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初夏の光が少しずつ強くなり、冬の頃のような濃い甘さよりも、軽やかな苦味や酸味に心が向くようになってきました。
そんな季節に合わせて今回は、抹茶と柑橘を合わせたヴェリーヌを作ります。
初夏のおやつにぴったりの、ひんやりと冷やしていただく小さなグラススイーツです。
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抹茶のほろ苦さに、柑橘の瑞々しさ。
その間をやさしく繋ぐのは、白餡の甘味で作る淡いクリームです。
和菓子のようでもあり、洋菓子のようでもある…
境界を決めすぎない曖昧さが、今の季節によく似合う気がしています。
グラスの底には、柑橘を蜂蜜で軽くマリネしたものを。
ほんの少し塩を加えることで、甘さと酸味がすっきりと際立ちます。
その上に重ねるのは、白餡と生クリームを合わせた軽いクリーム。
白餡のまろやかさが抹茶の苦味をやわらげ、全体をやさしくまとめてくれます。
仕上げに、甘さを控えめにした抹茶ミルクプリンを添えて。
抹茶と柑橘のヴェリーヌの作り方
材料(グラス4〜5個分)
〈柑橘の蜂蜜マリネ〉 ・柑橘 1個 ・蜂蜜 小さじ1〜2 ・塩 少々
〈白餡クリーム〉 ・白餡 40g ・生クリーム 60g
〈抹茶ミルクプリン〉 ・牛乳 250ml ・生クリーム 80ml ・砂糖 35g ・抹茶 8g ※ゼラチン 5g ※水 25g ※ゼラチンは分量の冷水でふやかす。
作り方
1.〈柑橘の蜂蜜マリネ〉 柑橘は皮をむき、果肉を取り出して蜂蜜と塩で軽く和える。
今回は宇和ゴールド(河内晩柑)を使いました。 その他甘夏などでも◎
2.〈白餡クリーム〉 ボウルに生クリームと白餡を入れて泡立てる。
3.〈抹茶ミルクプリン〉 鍋に牛乳・砂糖を入れて火にかけて温め、軽く沸騰したら火を止めて、抹茶を加えてよく混ぜる。
混ざったらゼラチンを加えて溶かし、冷たい生クリームも加えて混ぜる。 漉しながらバットに移し、とろみがつくまで混ぜながら冷やし、冷蔵庫に入れてしっかり冷やし固める。
※生クリーム、牛乳、抹茶はそれぞれ比重が違うのである程度とろみを付けてから冷蔵庫に入れないと分離の原因になるので、氷水などあてて、少しとろみを付けてください。私は今回下に保冷剤を敷いてとろみをつけました。
冷やし固まったら、竹串で格子状に切り、ゴムベラなどでクラッシュさせる。
ぷるんぷるんです☻
4. グラスに柑橘、白餡クリームを置き、抹茶プリンも乗せる。
5. 仕上げに白餡クリームを置き、抹茶を軽く振り、柑橘の皮を飾って完成。
今回柑橘の皮は細く切って箸に巻きつけてクセづけしたものを飾りました。
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抹茶の苦味と、柑橘の爽やかな余韻。
青葉の色を思い出すような、初夏のデザートです。
よかったら作ってみてください☻
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和菓子を静かに引き立てる
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5月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食材を味わうレシピ、6月を迎える準備にまつわる記事をお楽しみください。
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連載:季(とき)を味わう台所(Instagram)
岡山県在住。美容師を経て大手料理教室で経験を積み、現在は独立して「食」にまつわる活動を行っています。季節の手仕事を大切にしていた祖母の家を引き継ぎ、少人数制の料理教室も主宰。“季(とき)を味わう台所”を通して移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお伝えします。