えみ
連載:季(とき)を味わう台所
クラシライター:えみさん(@kuche_foodworks)より、移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお届けします。
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冬の重たい空気が少しだけゆるみ、梅や桃の花も咲き始めて外も春の香りです。
台所にもやわらかな光が差し込む頃。
店先に並ぶ春キャベツや菜の花に、季節の移ろいを感じます。
今回は、春に旬を迎えるあさりと春野菜を、にんにくとアンチョビの旨みを効かせたワイン蒸しにしていきます。
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【レシピ】あさりと春野菜のガーリックワイン蒸し
あさりや春野菜は、サッと加熱で火を入れすぎないこと。 そうすることで持ち味がまっすぐに伝わります。
材料(4人分)
・あさり(砂抜き済み)… 500g ・春キャベツ……………… 1/4玉 ・菜の花 …………………… 1/2束 ・にんにく ………………… 1片 ・アンチョビフィレ …… 2枚程度(私は今回ペーストを使用) ・白ワイン ………………… 100ml ・オリーブオイル ……… 大さじ1 ・塩・黒胡椒 …………… 適量 ・仕上げのオリーブオイル・レモンの皮 … 適量
作り方
1. あさりは殻をこすり合わせてよく洗う。春キャベツはざく切り、菜の花は食べやすい長さに切る。にんにくはみじん切りにする。
2. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火でじっくり加熱し、良い香りがしてきたら、アンチョビを加えて溶かす。 (にんにくは焦げると苦味になるので気をつけて)
3. あさりを加えて中火にし、白ワインを回しかけて蓋をする。
殻が開き始めたら春キャベツ(菜の花の茎が太ければ茎も)を加える。
↑この辺りから鍋のチョイスを 間違えたことに気づきましたが もう後戻りは出来ません。笑
4. 菜の花を加え、さっと蒸らす。塩・黒胡椒で整えて、仕上げにオリーブオイルを少々たらして、レモンの皮を削る。
※アサリはモノによって塩気が違うので、必ず味見をして調節してください。
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殻付きのあさりが開き、ふわりと立ちのぼる湯気。
塩気を含んだ蒸気が野菜を包み込んで春キャベツはやわらかく甘く、菜の花はほろ苦さを残したまま仕上がります。
主張しすぎないアンチョビのコクが、あさりの出汁を底上げしてくれます。
あさりの旨みはコハク酸、アンチョビにはグルタミン酸。
異なる“旨み”が重なることで、味わいにぐっと奥行きが生まれます。
そして白ワインの酸味、仕上げのレモンやオリーブオイルの香りは春らしく軽やかです。
そのまま食べる時は、全粒粉が入った少し酸味があるパンがとてもよく合います。
旨味いっぱいのスープがあるので茹でたてのパスタと合わせるのもおすすめ。
春の香りをまとった、忙しい日でもフライパンひとつでできるごちそうです。
よかったら作ってみてくださいね☻
#あさり:アサリ(春4~5月、秋9~10月)/ #キャベツ(春4~6月、冬11~3月)/ #菜の花(1〜4月)
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連載:季(とき)を味わう台所(Instagram)
岡山県在住。美容師を経て大手料理教室で経験を積み、現在は独立して「食」にまつわる活動を行っています。季節の手仕事を大切にしていた祖母の家を引き継ぎ、少人数制の料理教室も主宰。“季(とき)を味わう台所”を通して移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお伝えします。