連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。
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暦の上では明日から立冬ですが、体感的にはやっと風に涼しさを感じる気持ちの良い季節になりました。夏の野菜という認識が強いと思いますが、実は枝豆には早生(わせ)と晩生(おくて)があります。
こちらは山梨県身延町の特産品、あけぼの大豆さんの枝豆です。粒が大きく、甘みが強くて、なんて美味しいんでしょう。茶豆や丹波黒枝豆も秋が旬となります。
今回は、この時期の枝豆と秋の食材を組み合わせた料理を2品ご紹介します。
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まずは、もっちりしたお団子に、枝豆でアクセントをつけたひと皿。
【レシピ】真鱈と枝豆の蓮根団子
材料 (約10個分)
・真鱈 2切れ ・塩茹で枝豆 200g (鞘付きで) ・蓮根 100g ・片栗粉 大3 ※ ・みりん 小2 ・生姜の搾り汁 小1 ・塩 少々
・出汁 500ml ・酒 小1 ・醤油 小1 ・塩 小1/2 ・白髪ネギ 適量
※蓮根の水分量に合わせて加減してください。
作り方
1、鱈の皮と骨を除き、包丁で細かく叩く。
2、蓮根を摺り下ろし、ザルなどに入れて水分を切る。
3、団子の材料全てを混ぜ合わせる。
4、鍋に出汁を用意して、酒、醤油、塩を加える。
5、丸めた団子を優しく入れて、火を通す。
6、器に盛り付け、白髪ネギをあしらう。
蓮根の成分で自然にとろみがつきますが、足りないようでしたら、水溶き片栗粉で調整してください。
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次に、3種の秋野菜を使ったおこわを。今回は土鍋で炊いています。セイロで蒸すと粒がしっかりモチモチ、炊飯器や鍋で炊く場合は、柔らかめに仕上がります。お使いのものに合わせて、水分量を加減してくださいね。
姪っ子が掘ったさつま芋も使いました。
【レシピ】枝豆と落花生、さつま芋のおこわ
材料
・餅米 2合 ・枝豆 50g ・落花生 50g ・さつま芋 小1本 ・水 400ml程度 ・酒 大1 ・塩 小½ ・ごま塩 お好みで
作り方
1、餅米を洗って、2時間〜ひと晩浸水させる。
2、枝豆、落花生は事前に塩茹でしておく。(落花生の塩茹での方法はこちらの記事で)さつま芋は気になるところだけ皮を剥き、小口切りにした後、水にさらしておく。
3、餅米の上に、枝豆、落花生、さつま芋をのせ、酒と塩を加えた水を足して、炊く。
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味付けはお酒と塩のみの優しいおこわですが、箸が止まらなくなります。いつもお世話になっているご近所さんにもお裾分けし、喜んでもらえました。庭の青ゆずも添えて。
今日もご覧頂き、ありがとうございました。
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連載:季節の手仕事
幼い頃から祖母の作る料理が大好きで見よう見真似で中学生の頃からお弁当作りを始める。結婚し専業主婦となりママ友から料理を教えて欲しいと言われることが多くなり2013年10月より都内自宅にてセミプライベートな料理教室を始める。(2018年12月まで。ただいまお休み中)