旬の食材:蛤

2024.02.21
平本 麻美

連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。

蛤といえば、桃の節句にお吸い物で頂くイメージが強い食材ですね。節句当日、蛤探しに一苦労という方も多いのでは。近所の大手スーパーの鮮魚コーナーでは、千葉県産の大きな蛤が、毎日並ぶようになりました。お値段も今だから、お手頃です。


見てください、この大きさ!これは食べ応えがありますね。蛤どうしで打ち当て、コンコンと金属音のような音がするものを買い求めましょう。濁った音がするものは鮮度が良くありません。

今回は蛤を使ったお料理を3品ご紹介します。

まずは、この大きな蛤を使ったひと品。酒蒸しにして、サバイヨンソースをかけ軽く焦がして、グラタン風に仕上げました。サバイヨンソースとは、ブイヨンなどの水分を加えた卵黄を、泡立てながら加熱して作るソースのことです。西京味噌も加え、和風にアレンジしてみました。

 


材料

蛤 大4個
日本酒 50ml
水 50ml

卵黄 2個
太白胡麻油 25ml
蛤の出汁 90ml
西京味噌 10g
粉チーズ 適量


作り方

1、3%の塩水で2~3時間、砂抜きをし、蛤と蛤をこすり合わせるようにし洗う。

2、鍋に蛤と日本酒、水を入れ、中火にかける。


3、殻が開いたら素早く引き上げ、貝柱をこそげるようにして、殻から外し、大きいものは3等分くらいに切っておく。

4、小鍋で卵黄、3で出た出汁、白味噌を混ぜ湯煎にかける。


5、絶えずかき混ぜ、もったりとしてきたら火からおろし、太白胡麻油を少しずつしっかりと乳化させながら加える。


6、蛤の上にサバイヨンソースをかけ、粉チーズをふり、バーナーやトースターで焦げ目を付けて出来上がり。

 


アルミホイルを丸めて、蛤の下に置くと、座りがよくなります。

蛤の旨みを味わう贅沢なグラタンは、白ワインでも日本酒でも合いますよ〜。


ネギとも相性が良いので、西洋ネギでポタージュを作り、酒蒸しした蛤と合わせたことも。


こちらは小さな蛤でしたが、帆立と合わせて、ボリュームアップ。蛤のお出汁をジュレにし、アスパラガスや山葵の花と一緒に、サラダ仕立てにしてみました。


味わいはもちろんのこと、目でも楽しめる春のお料理を食卓に〜♪

美味しく頂いた後は…貝合わせも是非作ってみて下さいね

今日もご覧頂きありがとうございました。

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