二拠点生活の収穫

2023.07.19
平本 麻美

連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。

全国的に暑さの厳しい3連休となりましたが
皆さんいかがお過ごしでしたか。

 

週末に《庭のある家》を訪れる二拠点生活を始めて
育て、収穫し、ひと手間かける楽しみを感じています。
暑くても、クーラーが効いたお部屋ばかりではなく
外で汗を流すのが気持ちよく感じるのは
夏生まれだからでしょうか♪
塩漬けしていた梅を都内のベランダで干すことも出来ますが
緑の中で天日干しした梅は、もうそれだけで美味しそう!

 

 

梅を眺めてニヤニヤしている私を見て、ご近所さんが声をかけてくれました。

立ち話をした後に、畑へ案内してもらい、新鮮なお野菜をたくさん分けて頂きました。

新生姜のすりおろしを麺つゆにたっぷり混ぜた液に漬けて、常備菜を。
薄切りにした鶏のささみに薄力粉をまぶし
揚げ焼きにしたものも入れてボリュームアップ。

 

 

小さな小さな苺はジャムにしました。
少量の時は電子レンジ調理が便利です。
耐熱容器に苺を入れてグラニュー糖をまぶし
水分が出てきたら、ラップをせずに電子レンジで加熱します。
(吹きこぼれることがあるので、深めの耐熱容器を使い、注意してください。)

 


路地ものの苺は本来は、今の時期なんですよね。

冷凍庫をガサゴソ…。
食べきれなかったフランスパンを冷凍庫にストックしているんです。
フランスパンで作ったフレンチトーストを
生クリームとジャムで食べるのが大好きな私。
ジャムが旬の果物で手作りだったら、もっと嬉しい。

 


庭の柚子の木は、晩春に白い花を咲かせ
小さな実がたわわに実っています。
大きな柚子の実を収穫するには摘果が必要になります。

 


わずか2㎝ほどの実ですが、処分するのも惜しく
果実酒にしてみることにしました。

 


ヘタを取って、柚子とその半分の重さの氷砂糖を交互に瓶に入れ、ウォッカを注ぎました。
飲み頃は3ヶ月後くらいかな。
美味しくな〜れ。

 

実は庭の収穫物で果実酒を作るのは
今回が2度目なんです。
5月下旬に色付いてきた桜の実をひとつぶ口に入れると
ほのかな甘味と渋みを感じる素朴な味でした。
これは果実酒にすると美味しくなるかもしれないと思い
屋根の上に登って(!)、収穫しました。

 


あれから2ヶ月。
きれいな色の果実酒が出来上がりました。
ソーダ割りで乾杯。お、美味し〜い!
市販では手に入らない野生のさくらんぼなので
貴重なお酒かもしれません。

 


のんびりと季節の手仕事をしながら過ごした3連休でした。
暑い日が続いています。
皆さんどうぞご自愛ください。

 



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