秋のピクニック 第2回 木箱を使って行楽弁当

2023.10.25
平本 麻美

連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。


先週は籠を使ったデリスタイルのカジュアルなピクニックをご紹介しました。
今週は木箱を使った秋の行楽弁当のアイディアをお伝えしたいと思います。

まず最初はこちらのお弁当。妹、姪っ子と公園に行った時に作って行ったものです。蓋を開けた時に「わ〜秋だね〜!」という言葉が聞けました。



・吹き寄せご飯
・秋刀魚の米粉揚げ
・茄子の揚げ浸し
・蓮根の挟み焼き
・出汁巻き卵
・柿釜 春菊の朗桃和え

紅葉のグラデーションを出したかったので、2種類のさつま芋と人参を使いました。黄色い人参も良いですね。



マロンゴールドという品種は生の状態では、優しいオレンジ色をしています。熱を加えると、濃い黄色になりしっとりホクホク。これだけ発色が良いので、御節の栗きんとんを梔子なしで作ることも!


次のお弁当は親子3世代でお出掛けした時に作ったものです。3品だけですが少し豪華な具材をのせて、彩りを添えました。



・お稲荷さん 自家製塩いくら 蟹のほぐし身
・秋刀魚の竜田揚げ
・青柚子釜 ほうれん草の胡麻酢和え

お稲荷さんに柚子皮をちらすのもポイントです。


そして3つ目はこちらのお弁当。近所で、友人とお月見をした時のものです。



・柿釜 柿と三つ葉の胡麻酢和え
・茹で落花生 (おおまさり)
・月見鶏つくね 蓮根入り
・吹き寄せごはん
 秋鮭
 自家製塩いくら
 帆立の貝柱
 酢蓮根
 薩摩芋の素揚げ
 しめじ
 大黒しめじ
 人参の含め煮
 三つ葉
 銀杏

季節の演出にここでも柿釜が登場。柿は皮付きのまま、上1/4を切り蓋にします。残りの下の部分はペティナイフなどで中身をくり抜いて器(釜)を作りましょう。
柿釜を2つ入れることにより、オレンジ色の配分が多くなります。ここでは吹き寄せにあまり紅葉を使わず、帆立や蓮根の白を忍ばせて、色のバランスを取りました。

品数は少なくても、吹き寄せの具材で一献、また一献と…♪


2週に渡ってピクニックについて書いてみましたが、いかがでしたか。秋の空の下で、お弁当を広げたくなりましたか。(前回の記事はこちら


ちなみに、1番最初のお弁当は、白木の三段御重を使っています。それ以外は和菓子やお素麺が入っていた木箱を再利用することも。



クラシコサエルでは松屋漆器店さんの三段御重のお取り扱いがあります。三段御重としてお節料理に使うだけではなく、一段だけをピクニックに!もちろん普段の食卓にもお使い頂けます。白木の箱はシーンを選ばず活用できるのが良いですね。

 

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