蓼藍の生葉染めで、青をいただく〜畑で育てた蓼藍で楽しむ夏の藍染め〜
連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ
日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(@momo12160627)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。
先日、沖縄の離島へ旅をしてきました。
海の群青や、緑青色、空の浅黄色、植物や山の草緑。
青だけで作るパレットがいっぱいになりそうな旅でした。
山梨の畑で育った蓼藍で染めたばかりの、空色の服も一緒に。

✔︎ 畑で育てた蓼藍と、一年目の夏
山梨に移住して8月でちょうど一年になります。
移住する前は、うまくやっていけるのか、心配なこともありました。
でも思い切って飛び込んでみた結果、土に近い暮らしの心地よさを、日々感じています。
私にとって、家のすぐ裏の広い畑を借りられたのも、大きな変化のひとつでした。
日々の食卓に上る野菜作りもさることながら、それと同じくらい、暮らしの布を染めるための植物を育てることができるのが、嬉しいです。

この夏は、東京時代にプランターで育てていた蓼藍の種を広い畑に蒔いて、念願の藍畑ができました。
今まではどうしても量が足りず、服を染めるところまでたどり着けなかったのですが、今年は初めて、身に付ける服を、畑で育てた藍から色をいただき、染めることができました。
今回は、そんな蓼藍の生葉染めのことをご紹介します。
|
✔︎ 藍染めならではの、青へと変化する美しさ
藍染めが他の植物染めと違うのが、還元して色を布に移し、空気に触れさせて、青く変化させるというところ。
染液の中で黄緑色だった布が、徐々に発光したような青になっていきます。
水で洗うと、さらに青が深くなり。
この工程は、何度やっても神秘的で見入ってしまい、あれもこれもと布や服を引っ張り出してきて染め続け、気付くと深夜2時。
布によっても、染める回数や時間によっても、同じではない、たくさんの青が染まりました。
大人になってもわくわくして眠れないことがあるなんて、自分でもびっくりしてしまうほどです。

藍染めをしていると、目に見えるもの、内包するもの、消えていくもの、現れるもの、どれかひとつでもないし、移ろっていくことは自然なのだと感じます。
そして、そんなふうにして染まった植物の青を取り入れるのは、心地よく、涼やかな気持ちになります。

今年は、薬品を使う化学建てという方法で染めましたが、次にやってみたいのは発酵建てです。
薬品が無い時代、藍の発酵するパワーで、古くから染められている方法です。
一歩ずつ、藍と仲良くなっていけたらいいなと思っています。
コットンリネンのエプロン家事仕事を楽しく軽やかに |
8月の読みもの8月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食材を味わうレシピ、9月を迎える準備にまつわる記事をお楽しみください。 |









