Tammy*
連載:季節のしつらい手帖
手のぬくもりが残る暮らしを大切にしているクラシライター:Tammy*さん(Instagram)より、月ごとに楽しむ食べること、暮らすこと、についてお届けします。
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寒さの峠は越えたでしょうか。それでも、まだ空気は冷たい如月です。
そんな時間の中にいても、並ぶ野菜たちが、春の気配をそっと教えてくれます。
やわらかな春キャベツ。ほろ苦い菜の花。
みずみずしいグリーンアスパラ。新玉ねぎ、新じゃがいもも目にする季節になりました。
冬の名残を抱えながら、少しずつ色づいていくその姿に、季節の移ろいを感じます。
そんな早春の野菜を重ねて、オーブンでゆっくり焼き上げるキッシュを作りました。
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【レシピ】早春の野菜を彩り豊かに使ったキッシュ
材料(18cmタルト型1台分)
― 土台 ― ・小麦粉 … 120g ・オリーブオイル … 40ml ・豆乳 … 50ml ・塩 … 少々 ※もちろん、パイシートを使っても構いません。
― 具材 ― ・春キャベツ … 2〜3枚(ざく切りにします) ・新玉ねぎ … 1/2個(薄切りにします) ・新じゃがいも… 1個 (薄切りにしてさっと茹でます) ・グリーンアスパラ … 3本(斜め切りにします) ・菜の花 … 5本(さっと塩茹でし、水気を切ります) ・芽キャベツ … 5個(軽く下茹でします) ・海老 … 適量(背わたを取り、さっと茹でます) ・バター … 10g ・塩・こしょう … 少々 ・生ハム5〜6枚 ※生ハムは、焼き上がり後に仕上げに添えます。
― アパレイユ(卵液) ― ・卵 … 2個 ・豆乳 … 100ml ・生クリーム … 100ml ・ピザ用チーズ … 適量 ・粉チーズ … 適量
作り方
1. 土台を作ります。 今回は、身近な材料で作る簡単な生地にしました。 小麦粉にオリーブオイルと豆乳、塩を合わせ、保存袋の中でこねます。 ひとまとまりになったら、型に押し広げ、冷蔵庫で休ませておきます。
パイシートを使う場合は、空焼きをしてから具材を流し込むとよりサクッとした仕上がりになります。
2. 具材の下ごしらえをします。
春キャベツと新玉ねぎは、バターで軽く炒め、しんなりしたら塩・こしょうで味を整えます。新じゃがいもは薄切りにし、さっと下茹でします。アスパラ、菜の花、芽キャベツもそれぞれ下茹でし、水気をしっかり切ります。海老は背わたを取り、さっと茹でます。 最後に、すべての具材をフライパンに戻し、軽く合わせます。
3. アパレイユを作ります。 卵を割りほぐし、豆乳と生クリームを加えて混ぜ、粉チーズを合わせます。
4. 型に具材を並べます。
土台の上に炒めた野菜を広げ、アスパラや菜の花、芽キャベツ、海老を彩りよく並べます。
5. 卵液を流し入れます。
アパレイユを静かに注ぎ、最後にピザ用チーズを適量散らします。
6. 焼きます。
200℃に予熱したオーブンで約20〜25分、表面に焼き色がつくまで焼きます。中央がふるふるしすぎず、竹串をさして液体がつかなければ焼き上がりです。
7. 少し休ませます。
焼き上がったら10分ほど置き、落ち着いてから型から外します。仕上げに生ハムをふんわりとのせて完成です。
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まだ冷たい風の中にも、小さな春は確かに息づいています。
如月の食べることは淡い色が可愛い「早春のキッシュ」でした。
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連載:季節のしつらい手帖(Instagram)
神戸在住。60代。海のそばで、季節のうつろいを感じながら暮らしています。季節を楽しむおうちごはんを作り、うつわに絵付けをしたり、時を経たうつわを金継ぎしたり。手のぬくもりが残る暮らしを大切にしています。食べること、暮らすこと——その季節に心を遊ばせながら、言葉を紡ぎます。