冷緑茶と柑橘のマリネ|爽やかさが引き立つ春の味わい

更新日:2025.03.07 | 公開日:2025.02.08
大久保香織

連載:一茶一菜
クラシライター:大久保香織さん(Instagram)より、お茶が主役になるような一菜とともに、ひっそり行っているメディテーションタイムをお届けします。

立春に入り、新しい季節を迎えた2月。まだまだ寒さは続きますが、爽やかな柑橘と冷緑茶でいち早く春の気配を感じてみませんか?今月は「冷緑茶と柑橘のマリネ」です。

まずは一菜。見た目も味わいも華やかな柑橘類にスライスしたかぶを合わせ、さっぱりと仕上げたマリネを作りました。

 


【レシピ】柑橘とかぶのマリネ

柑橘類はホワイトバルサミコ酢で和えて爽やかな酸味をまとわせ、一方で薄くスライスしたかぶは塩で軽く和えてしんなりさせます。
これらを一緒に混ぜ、最後にアガペシロップをほんの少し加えると…奥行きのある甘酸っぱい味わいが絶品のマリネの完成です。
今回は甘夏を使いました。デコポンなどでも。

材料

・柑橘類(甘夏やデコポンなど):2個
・かぶ:2個
・塩:小さじ1/2        
・ホワイトバルサミコ酢:小さじ2
・アガペシロップ:少々

作り方

1、柑橘類は、皮を剥き、薄皮を取り除く。一口大の大きさに手でさく。 

2、かぶは茎を切りおとし、縦に2等分して皮を剥く。ピーラーもしくは包丁で薄くスライスする。

3、柑橘類にホワイトバルサミコ酢を和える。

4、かぶに塩を和える。水分が出たら取り除く。

5、柑橘類とかぶを混ぜ、上からアガペシロップをかけたら完成。

 

✔︎ マリネを美しく見せるポイント

ガラスの器にマリネを盛ると、柑橘の鮮やかな色が映え、緑茶の透明感と共に目でも楽しめるひと品に。透明感のある器を使うと、光に映える柑橘の果汁がさらに美しく感じられます。

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合わせるお茶は、冷緑茶にしました。

✔︎ 冷緑茶の選び方と美味しい淹れ方

冷水でじっくり抽出することで、カテキン(苦味成分)が抑えられ、アミノ酸のまろやかな甘みが引き立ちます。少しとろみがつき、鮮やかな緑色の冷茶にするのが理想です。
茶葉を選ぶ際に、かぶせ茶は日光を遮った栽培方法によりアミノ酸を多く含むため、冷茶にしたときにまろやかなとろみが出ます。同じく、上質な煎茶もテアニンが比較的多いです。
また、深蒸し茶は冷水でもしっかりと味が出やすいです。若芽から摘まれた新茶や一番茶もおすすめです。
私は、深蒸し掛川茶の新茶を使いました。

ぜひ、お試しください。

 

2月の読みもの

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