新聞切り絵の楽しみ

2025.01.05
真鍋 百萌

連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ
日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さんより、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。

 新春の候、健やかに新年をお迎えのことと存じます。
昨年は、月に一度の連載、「くらしの図工室」にお付き合いくださりありがとうございました。
日々が過ぎるのはあっという間ですが、ふと目に留まる景色や足元の草から季節や力強さや美しさを感じ、人間も季節の中で生かされている生き物なのだと感じています。
今年もささやかながら、草木や身近なものと造形する楽しみを、皆様とご一緒できましたらうれしいです。


 1月の庭は、常緑樹と低温に耐える少しの草を残して、すっかり静かな落ち着いた様子になりました。

立ち枯れた枝や、茶色くアンティークのようになったアナベルの花がらがポツンと残っているのも悪くないと思っています。
この記事が掲載されるのは、ちょうど小寒、寒さが厳しくなっていく時期です。
外はきゅっと身を縮めたくなる寒さですが、子供も大人も家でできる、楽しい遊びをご紹介します。

 


【作り方】新聞切り絵|家で気軽にできる楽しい遊び


使うのは新聞紙、のり、はさみ、これだけです。
材料をあらためて用意しなくても、思いついたときにできますよ。


材料

・新聞紙(特にカラー部分)無ければ雑誌や広告でも

道具

・はさみ
・のり



作り方

1,新聞紙を色別に切り分けておく

2,ポストカードなどに、はさみやカッターで自由な形に切って貼ります


手でちぎってもいいです
なんとこれだけです!

こちらの画像は、はさみで切ったもの、手でちぎったもの、カッターで切ったもの
同じ木のモチーフですが、表情が違って面白いです。


アイディア
〇モノトーンの新聞紙に水彩絵の具を塗って染めておく
〇重ねて切ると、同じ形がたくさん切れる

 

新聞切り絵の面白さは、新聞紙という、普段から見慣れた本来読むための紙を、色紙として、また画材として捉えるところです。
最初は新聞紙に見えていた紙が、ある時から色として見えてきます。
毎日掲載されている天気図なんかは、ポップなかわいらしい模様に見えます。
出来上がった切り絵を見た人は、ぱっと見ると絵のように見えるのですが、よく見ると新聞紙を使っていると気付きます。
そうすると頭の中で、新聞紙なのか、絵なのか一時混乱するような気分になって、それでもやっぱり絵としての意外性やユーモアを感じます。
頭をやわらかくして、ぜひ楽しんでください。

今年も一年、どうぞよろしくお願いいたします。

 

1月の読みもの

1月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、2月の準備などの記事をお楽しみください♪

≪ 12月一覧2月 ≫

 



\ RECOMMEND COLLECTION /

おすすめ商品

【まにまに商店】出汁・醤油・お米セット|しまんと百笑かんぱに
¥4,400