新聞切り絵の楽しみ
連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ
日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さんより、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。
新春の候、健やかに新年をお迎えのことと存じます。
昨年は、月に一度の連載、「くらしの図工室」にお付き合いくださりありがとうございました。
日々が過ぎるのはあっという間ですが、ふと目に留まる景色や足元の草から季節や力強さや美しさを感じ、人間も季節の中で生かされている生き物なのだと感じています。
今年もささやかながら、草木や身近なものと造形する楽しみを、皆様とご一緒できましたらうれしいです。
1月の庭は、常緑樹と低温に耐える少しの草を残して、すっかり静かな落ち着いた様子になりました。
立ち枯れた枝や、茶色くアンティークのようになったアナベルの花がらがポツンと残っているのも悪くないと思っています。
この記事が掲載されるのは、ちょうど小寒、寒さが厳しくなっていく時期です。
外はきゅっと身を縮めたくなる寒さですが、子供も大人も家でできる、楽しい遊びをご紹介します。
|
新聞切り絵の面白さは、新聞紙という、普段から見慣れた本来読むための紙を、色紙として、また画材として捉えるところです。
最初は新聞紙に見えていた紙が、ある時から色として見えてきます。
毎日掲載されている天気図なんかは、ポップなかわいらしい模様に見えます。
出来上がった切り絵を見た人は、ぱっと見ると絵のように見えるのですが、よく見ると新聞紙を使っていると気付きます。
そうすると頭の中で、新聞紙なのか、絵なのか一時混乱するような気分になって、それでもやっぱり絵としての意外性やユーモアを感じます。
頭をやわらかくして、ぜひ楽しんでください。
今年も一年、どうぞよろしくお願いいたします。
1月の読みもの1月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、2月の準備などの記事をお楽しみください♪ |