連載:ファブリック考
布製品のオーダーメイドブランドmitsuamiを持つクラシライター:kaeさんより、季節の生地、世界の手芸事情や、身近な布切れの活用法などをお届けします。
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8月に入り夏本番、耐え難い暑さが続く日々ですがいかがお過ごしでしょうか。
我が家の夏休みは、帰省や旅行で移動が多く、日々のルーティーンが崩れがち。そんな時は、ちょっとした隙間時間を見つけては趣味の縫い物をし、頭の中を落ち着かせます。
今日は、夏らしいドビー織の生地のブロックプリントで夏らしいランチョンマットを作ることにしました。
手持ちの資材の中で、生地に合いそうな山道テープを見つけたので、こちらを合わせて1枚ずつデザインの違うものを作ってみようと思います。
リバーシブルランチョンマットの作り方
材料(1枚分:仕上がりサイズ30×40cm)
・ブロックプリント生地(表用) 31×41cmを1枚 ・無地の生地(裏用) 31×41cmを1枚 ・デザインに応じて山道テープなど 1.5mほど
作り方
①表生地と裏生地をそれぞれ31×41cmにカットする
②表裏の生地を中表にして合わせ、まち針で止める
③生地の端から5mmのところをミシンで縫う。この時、返し口として縫い始めと縫い終わりを10cmほど開けておく。
山道テープで装飾する時は、縁を飾る場合は③のタイミングで表裏の生地の間に挟んで一緒に縫います。 表地表面に縫い付ける場合は①で生地をカットした後、生地にテープを縫い付けてから②へ進みます。
∟縁を飾る
∟表面に縫い付ける
④縫い代をアイロンで割っておく。
⑤返し口から表に返し、アイロンをかける。この時ピンセットや目打ちなどを使って角を丁寧に出しておくとよい。
⑥表から生地の端1-2mmのところをミシンでぐるりと一周ステッチをかける(このステッチで返し口も一緒に閉じることができます)
∟上糸をグレー、下糸をネイビーに
表と裏それぞれの生地の色に合わせて上下のミシン糸をセットしておくとステッチが悪目立ちすることなく馴染みます。
⑦サッとアイロンをかけて完成
リバーシブル仕様で表裏どちらの面も使えます。
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インド綿には、ラタン素材やガラスなど涼しげなテーブルウェアを合わせたくなります。
新しいランチョンマットで、どんなコーディネートにしようかと妄想が広がります。
1mの生地があれば6枚作ることができるので、来客時にも活躍してくれそうです。
ファブリック考
手作り
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ランチョンマット
リバーシブル
連載:ファブリック考
洋裁好きの母と、DIYが趣味の父の影響で、幼少期からモノづくりが好き。産後からは子供服作りに没頭。2019年から、入園入学グッズやエプロンなどのオーダーメイドブランドmitsuamiをスタート。現在はマレーシア在住。趣味は洋裁、海外旅行、布やリボンなどの資材集め、異国料理を食べること。季節の生地、世界の手芸事情や、身近な布切れの活用法などをご紹介します。