ブロックプリントで彩る夏の食卓

2024.08.06
kae

連載:ファブリック考
布製品のオーダーメイドブランドmitsuamiを持つクラシライター:kaeさんより、季節の生地、世界の手芸事情や、身近な布切れの活用法などをお届けします。

8月に入り夏本番、耐え難い暑さが続く日々ですがいかがお過ごしでしょうか。
我が家の夏休みは、帰省や旅行で移動が多く、日々のルーティーンが崩れがち。そんな時は、ちょっとした隙間時間を見つけては趣味の縫い物をし、頭の中を落ち着かせます。


今日は、夏らしいドビー織の生地のブロックプリントで夏らしいランチョンマットを作ることにしました。

手持ちの資材の中で、生地に合いそうな山道テープを見つけたので、こちらを合わせて1枚ずつデザインの違うものを作ってみようと思います。


リバーシブルランチョンマットの作り方



材料(1枚分:仕上がりサイズ30×40cm)

・ブロックプリント生地(表用) 31×41cmを1枚
・無地の生地(裏用) 31×41cmを1枚
・デザインに応じて山道テープなど 1.5mほど



作り方

①表生地と裏生地をそれぞれ31×41cmにカットする


②表裏の生地を中表にして合わせ、まち針で止める


③生地の端から5mmのところをミシンで縫う。この時、返し口として縫い始めと縫い終わりを10cmほど開けておく。


山道テープで装飾する時は、縁を飾る場合は③のタイミングで表裏の生地の間に挟んで一緒に縫います。
表地表面に縫い付ける場合は①で生地をカットした後、生地にテープを縫い付けてから②へ進みます。

∟縁を飾る

∟表面に縫い付ける

④縫い代をアイロンで割っておく。


⑤返し口から表に返し、アイロンをかける。この時ピンセットや目打ちなどを使って角を丁寧に出しておくとよい。


⑥表から生地の端1-2mmのところをミシンでぐるりと一周ステッチをかける(このステッチで返し口も一緒に閉じることができます)

∟上糸をグレー、下糸をネイビーに

表と裏それぞれの生地の色に合わせて上下のミシン糸をセットしておくとステッチが悪目立ちすることなく馴染みます。

⑦サッとアイロンをかけて完成


リバーシブル仕様で表裏どちらの面も使えます。

 

 

インド綿には、ラタン素材やガラスなど涼しげなテーブルウェアを合わせたくなります。


新しいランチョンマットで、どんなコーディネートにしようかと妄想が広がります。
1mの生地があれば6枚作ることができるので、来客時にも活躍してくれそうです。

 

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