旬の食材:山菜 行者にんにく

2024.03.13
平本 麻美

連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。

先日、行者にんにくに出会いました。今年は出回るのが早い気がします。にんにくという名前が付いていますが、それとは別物で、ネギや韮のように葉や茎を食べます。

行者にんにくは、肉巻きや天ぷら、醤油漬けが一般的ですね。行者にんにくの醤油漬けは、切らずに長いまま、または、適当な大きさに切り醤油に漬けるだけで美味しく頂けます。今回は少し目先を変えて、行者にんにくの塩ダレをご紹介します。こちらも火を使わず、簡単に美味しくなるので、是非お試し下さい。

 
材料

・行者にんにく 50g
・塩麹 大2
・ごま油 大3
・黒胡椒 少々


作り方

1、根っこ近くの赤いハカマが付いている場合はこれを取り、土の汚れを洗って、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を取る。

2、行者にんにくを微塵切りにする。


3、全ての材料をよくかき混ぜて出来上がり。



すぐに食べられますが、一晩置いた方がより美味しくなります。お好みで白胡麻やレモン汁を加えても。1週間くらいで使い切りましょう。焼肉のタレに、お豆腐にのせたり、春キャベツに和えたり…色々な料理にご活用下さい。

八百屋さんで行者にんにくを買い求めた際に、おじさんが「これ食べて血液サラサラになってね!」と言って手渡してくれました。テレビでも紹介されてたことがあるくらい、血液サラサラ効果、滋養強壮に優れた山菜なんだそうです。私はほぼ毎朝、納豆を食べているのですが、行者にんにくの醤油漬けをタレ代わりにかけて食すのも大好きなんです。血液サラサラになりますように♪


お醤油だけで漬ける場合は上手くいけば、何十年と保存が効くと言われています。実は、我が家には12年ものの瓶詰めがあります。お醤油だけで漬けているのに、年月が旨み調味料となり、えもいわれぬ味わいに。


もう残りわずかとなってしまったので、ちびちびと大事に味わっています。もはや家宝。笑。少〜しずつ少しずつですが、自家製調味料や保存食作りが、経験となり財産となる喜びを感じています。

今日もご覧頂き、ありがとうございました。

 

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