季節の瓶詰め:みかんのシロップ漬け
連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。
立春を過ぎ、春の訪れを感じるようになりました。スーパーに並ぶ柑橘の顔ぶれも、移り変わってきましたね。温州みかんもそろそろ終盤です。年末から春にかけて出回る晩生(オクテ)みかんは、早生(ワセ)みかんなどに比べると皮が厚いので、シロップ漬けにしてみてはいかがでしょうか。
まずは重曹で茹でて、薄皮をむきます。離乳食にも。娘は小さい頃からこれが大好き!今でも冷蔵庫にシロップ漬けの瓶が入っていると、喜んでくれます。
・温州みかん 5~6個 ・水 300㎖
1、みかんの外皮を剥き、ひと房ずつにしておく。
6、みかんを瓶に詰めて、シロップ液を注ぐ。
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甘さは控え目にしてあります。冷蔵庫に入れ早めに食べ切って下さいね。
ゼラチンを加えてゼリーにしても良いですし、デザートのトッピングにも。
この時は、ミルクプリンにのせて楽しみました。小さなあしらいは、台所で水耕栽培している人参の葉っぱです。いい仕事をしてくれます。
(※1)
みかんの大きさや個性によって、茹で時間が異なるので、最初は見極めが難しいかもしれません。茹で始めに箸で感触を確かめておくと、柔らかくなったタイミングがわかるようになってきます。
(※2)
少し早いかなと思うくらいで引き上げましょう。この時、ザルにあげるのではなく、穴あきレードルを使って水に移します。そうすることで、薄皮がつるんと取れない場合に、もう1度、同じ重曹液を使って茹でることができます。約1分ほど追加してみましょう。
茹ですぎてしまって、粒々に崩れてしまった場合もめげないで〜!(経験あり。笑) そんな時はジャムにしてしまいましょうね。
ところで…
1枚目の瓶詰めの写真を見て、黒い粒は何だろうと思った皆さん。答えはこちら。
カルダモンです。カルダモンの甘い香りは、お砂糖との相性抜群。ホールのカルダモンは種の部分に強い香りがあるので、指で潰して、鞘を破って使いましょう。コアントローやブランデーでも。お好みでお使いください。
伊予柑、不知火、甘夏…旬の柑橘リレーを楽しみたいですね。
今日もご覧いただきありがとうございました。
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