梅雨でも気分は晴れやかに。「キーマカレー弁当」

2023.06.05
tome

連載:旬を楽しむお弁当
クラシライター:tomeさんより、旬のものをおいしく、楽しく、簡単に作れるようなお弁当のレシピや漢方の視点をお届けします。

いよいよ本格的な梅雨を迎えましたね。
この記事を書いている今も何度も窓の外を見てしまうほどの大雨です。どうかどの地域も被害が大きくなりませんように。

前回の記事 で水はけのよいからだ作りについてご紹介しましたが、
今回は梅雨時期の養生をもうひとつ。

この時期から夏にかけ、ふとした時に足が攣りませんか?
わたしはよくありまして、、。激しい運動をしたわけでもないのに就寝中に激しい痛みで目覚め、家族にびっくりされてしまいます(苦笑)
漢方の専門医によると、これはミネラル不足による脱水症状の表れなんだそうです。

暑さを感じにくいこの季節は、汗をかいていないように感じますが春に比べて少しづつ発汗しています。
むくみを恐れ水分補給を控えると、体の中のミネラル分が失われ筋肉のこわばりが起こるのです。
足を攣るほかにも、関節痛や顔がぴくぴくけいれんするなどの症状が出たら要注意。
意識的に水分を摂ることもそうですが、たんぱく質やミネラルの多い食材、特に水分調整をしてくれるカリウムに注目してみましょう。

 

 

夏野菜はどれもカリウムの宝庫。
ズッキーニやきゅうりなどのウリ科の野菜や、茄子やアボカド、トマト、ほうれん草やモロヘイヤなどにも豊富に含まれています。
水に溶けやすいので、ドライフルーツやナッツなど加工品で取り入れても◎

 

 

また、この季節からスパイスの活用を!
梅雨によるだるさや夏バテ予防にもなります。
湿度から胃腸の働きが低下するので、胃腸の働きを高めるターメリックや、‘’梅雨冷え‘’を起こしやすい毛細血管を温めるクミンなどを取り入れていきましょう。

というわけで、今回のお弁当は「カリウムとたんぱく質たっぷりキーマカレー弁当」です。

 

 

玄米ターメリックライス(炊いたご飯に混ぜただけ)、豚ひき肉(気の巡りを補います)と玉ねぎ麹のキーマカレー、スパイス塩チキン、ズッキーニのグリル(油と合わせると栄養価UP)、アスパラの塩ゆで、トマトとらっきょうの浅漬け。
鬱々とした気分が晴れやかになるように、色々な色をちりばめてみました^^

らっきょうも豊富なカリウムと食物繊維を含む野菜。

 

 

#わが家の夏支度 今回は初夏の手仕事のひとつとしてらっきょうを漬けました。
こちらはスパイスらっきょう。
らっきょうは数が多いので甘酢漬けの他にも塩漬け、味噌漬けと色々楽しめます!(においますが。笑)
来月は梅仕事のワークショップを担当致します。
ぜひみなさまと梅仕事をご一緒出来たらうれしいです^^

 

 

 【今日の旬食材】

アスパラ:輸入のものが増え、年中手に入りますが、旬は5月・6月。お弁当で使用した北海道美瑛産のアスパラが一押しです^^茎の部分がどんなに太くても皮をむかずにいただけますよ。
名の由来となったアスパラギン酸がたっぷりと含まれていて疲労回復効果、老化防止などに効果が期待できます。寝かせて保存すると曲がろうとして力を使い味が落ちるので、立てて保存しましょう。

 

 



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