端午の節句のテーブルコーディネート

2023.05.03
平本 麻美

連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。

爽やかな風が心地よい五月。
5月5日の「端午の節句」に
食卓を囲んで家族団らんの方も多いと思います。
今回はテーブルコーディネートのご提案を。

イメージカラーとして
菖蒲の花を思わせる藍色、紫、深緑、黒、シルバーなどを使えば
「端午の節句」らしいコーディネートになると思います。
藍色×白の組み合わせは爽やかに
藍色×黒なら落ち着いた雰囲気を演出できます。

ナプキンや懐紙などの小物類で行事らしさも足してみましょう。
ちょっとしたフィギュアやモチーフ柄もテーブルを楽しくするアイテムです。
ステンレスの箸置きはこの時期に使うと
伊達政宗の兜の前立てに見えてきます。


 

カーテン屋さんで見つけたハギレは
弓矢に見えてきました。笑。
寸足らずでしたが購入し、つぎはぎしてランナーに仕立てました。
ランナーにしては幅が細いのですが
かえって柄の主張が強すぎなくて良かったように思います。


 

モチーフが一目でわからなくてもいいんです。
自分でストーリーを演出すると楽しいですよ。




筍と牛そぼろの混ぜご飯 実山椒を散らして。
もうすぐ実山椒の季節ですね。
この時は、前年に冷凍しておいた分を使いました。
黒い土鍋でご飯を炊き、そのまま食卓へ。




厚揚げと蓬生麩、たらの芽の揚げ浸し。
染付 木賊(トクサ)文様の盛り鉢にのせて。
青磁や染付、織部焼など、新緑の季節がイメージできる色はこの時期に使いやすい器です。




デザートの粽は漆器にのせて、菖蒲の置物を添えました。
粽の作り方はクラシライターの早織さんが
ご紹介されているので参考にしてみて下さいね。




その他には鯛の湯引き、肉巻き谷中生姜
ほうれん草と蒟蒻の白和えなど。

子どもの健やかな成長を願う「端午の節句」。
青空や新緑が美しい5月ならではのテーブルコーディネートを楽しんでみてください。
引き続き、素敵なゴールデンウィークを!

 



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