お正月に新調するものの代表格

2023.01.11
平本 麻美

連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。

皆さん新年をお迎えし箸は新調されましたか?
昔から普段使うものはお正月に新調すると良い一年になると言われています。

いつまでも食べるのに困らないように、たくさん食べて健康でいられますようにと、お正月に新調するものの代表格が箸です。
私は先細の箸を好んで使っています。竹の先細箸を新調しました。


さて今日は箸の相棒?箸置きの話を。
箸置きは私にとってテーブルセッティングをする上で欠かせないアイテムのひとつです。
季節感を気軽に出せるのも良いところ。
これらは私が好んで使っている箸置きの一部です。


ステンレスの箸置きは端午の節句の際に購入しました。
伊達政宗の兜の前立てに見えませんか?
意外と黒塗りの漆器とも相性がいいんですよ。
ステンレスなので中華料理などでモダンなテーブルに見せたい時にも使えるアイテムです。

硝子の箸置きは軽やかで夏に涼しげな印象を与えます。
逆にクリスマスなど冬の時期にもキラキラとしたテーブルを演出できます。

末広がりの形をした瓢箪は昔から縁起物とされてきました。
そんな瓢箪の箸置きは主に節句などのお祝い膳に用いています。

普段使いに活躍しているのはシンプルなものです。
笠間焼の細身の箸置きは主張が少なく、それでいて黒が食卓を引き締めます。
水牛の黒やベージュも使いやすくて気に入っています。

お椀やお膳の色に合わせると、テーブルの色味を抑えられて、食べものがひき立つように思います。


実は先日、、、箸置きがいくつか割れてしまいました。
カトラリーを入れている引き出しを息子が誤って引き出しごと床へガッシャーン!
引き出しのストッパーが外れていた事に気付かなかった私も悪いのです…。

ものすごい音を立てて、箸置きが床に転げました。
これは全滅したかな?と思いましたが、幸いなことに一部で済みました。
もちろん悲しかったのですが、すぐに金継ぎをしてまた蘇らせよう!と。
お気に入りのものを長く使えるようにする日本の伝統技法は素晴らしいですよね。

皆さんはどんな箸置きをお使いですか?お気に入りはありますか?
最近はデザインのバリエーションが充実しているのでその日の気分や季節に合わせて選ぶと毎日の食卓がもっと楽しくなりますね。

 



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