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164 件の結果

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    コットンで作る、洗濯ネット
    コットンで作る、洗濯ネット
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さんより、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  我が家は大人二人と子供三人の5人家族、毎日たくさんの洗濯ものがあります。厚手のものが多い冬は、一日2回洗濯機を回す日々です。引っ掛かりやすいものや、デリケートなものを入れる洗濯ネットも、毎日使います。よくある市販の、ポリエステル素材の洗濯ネットを数年使っていたのですが、ついに最近ボロボロになって、ところどころ繊維がほつれたようになっていました。  「マイクロプラスチック」は、こうした化学繊維がほつれて細かくなったものや、レジ袋や容器などのプラスチック製品が劣化して細かくなった、5mm以下のプラスチックを言います。下水処理しきれず、海に流れてしまうのです。自然界で吸収分解されるには長い年月がかかり、海水や空気中、北極の氷の中や、人の消化器官や血液中からも見つかっています。海の生き物たちに与える影響は大きく、人間の健康にとっても悪影響があるのではないかと心配されています。 あわせて読みたい  以前こちらで書かせていただいた、「手作りするお茶パック」では、コットン布でお茶パックを作ることをご紹介させていただきました。洗濯ネットもできるはず。と思い立ち、今回作ってみました。使ってみると、ちゃんと洗えて、ネットの役目を果たしてくれ、何度洗ってもマイクロプラスチックを気にしない洗濯ネットです。ブラウス1枚のサイズだと、100円ショップの浴用タオル2枚で作ることができます。 【作り方】コットンで作る洗濯ネット 材料(ブラウス用1枚分) ・コットン浴用タオル(ネット状になっているもの) 2枚・コンシールファスナー30cm~35cm※作りたいサイズに合わせて 道具 ・ミシンまたは手縫い針と糸 作り方 1,作りたい大きさに合わせて、浴用タオルをカットします。 今回は幅を4cmほどずつカットして、ブラウスを畳んだ状態から左右に5cm程度余裕のある状態にしました。 縫い代を中1、5cmほど取ってカットしてください。 2,2枚の浴用タオルを中表に重ねて、縫い代1.5cmのところを縫い、1枚の布にします。 重ねたところの端は、ロックミシンまたは、ジグザクミシンでかがります。 手縫いの場合は、かがり縫いをします。 3,布をファスナーにマチ針で固定します。ファスナー開閉部に布が当たらないよう気を付けて、表から青いラインを縫います。 布の端を使う場合は折らなくても大丈夫ですが、裁ち口が出る場合は一度折り返してから縫います。 4,布の反対の端も、表からファスナーに縫いつけます。 青いラインです。 5,裏返して、左右の端から1cmのところ、青いラインを縫います。 ファスナーを5cmほど開けておいたまま縫うと、この後ひっくり返しやすいです。 ここは布の端を使いますので、端の処理は必要ありません。 ファスナー周りは力がかかるので、何度か往復して丈夫に縫います。 6,表に返して、出来上がりです。  ポイントは、布を引っ張らないようにして縫うことです。こうすると歪みを抑えられます。サイズを変えて、小さなニット小物用、大きなセーター用など、いろいろと作れます。暮らしの中では些細なことですが、毎日のお洗濯が、環境にとって少しでも前向きなものになると嬉しくなります。簡単に作れますし、多少歪んでもちゃんと使えます。試してみて下さい。 #サステナブルな暮らし 2月の読みもの 2月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、3月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 1月 | 一覧 | 3月 ≫
    蓼藍の生葉染めで、青をいただく<span class="blog_title_sub">〜畑で育てた蓼藍で楽しむ夏の藍染め〜</span>
    蓼藍の生葉染めで、青をいただく〜畑で育てた蓼藍で楽しむ夏の藍染め〜
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(@momo12160627)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  先日、沖縄の離島へ旅をしてきました。海の群青や、緑青色、空の浅黄色、植物や山の草緑。青だけで作るパレットがいっぱいになりそうな旅でした。山梨の畑で育った蓼藍で染めたばかりの、空色の服も一緒に。 ✔︎ 畑で育てた蓼藍と、一年目の夏  山梨に移住して8月でちょうど一年になります。移住する前は、うまくやっていけるのか、心配なこともありました。でも思い切って飛び込んでみた結果、土に近い暮らしの心地よさを、日々感じています。私にとって、家のすぐ裏の広い畑を借りられたのも、大きな変化のひとつでした。日々の食卓に上る野菜作りもさることながら、それと同じくらい、暮らしの布を染めるための植物を育てることができるのが、嬉しいです。 この夏は、東京時代にプランターで育てていた蓼藍の種を広い畑に蒔いて、念願の藍畑ができました。今まではどうしても量が足りず、服を染めるところまでたどり着けなかったのですが、今年は初めて、身に付ける服を、畑で育てた藍から色をいただき、染めることができました。今回は、そんな蓼藍の生葉染めのことをご紹介します。 あわせて読みたい 蓼藍の生葉を使った化学建てで、コットンやリネンを染める 蓼藍とは、タデ科イヌタデ属の一年草で、日本では奈良時代から藍染めの原料として、栽培されてきました。葉には、インディゴという青に染まる成分があります。植物染めでは、青く染めることのできる植物を総称して藍と呼びます。その中でも、蓼藍は、夏の暑さでも水だけでぐんぐん伸びる育てやすい草なのです。 必要なもの ・蓼藍の葉・ジューサー・ネット・バケツ・ゴム手袋・ソーダ灰 ・ハイドロ ※ソーダ灰・ハイドロは藍染め専用の薬品で、染料店などで購入できます。 取り扱い・廃棄は各商品の表示や自治体のルールに従ってください。 染め方 1. 朝摘みした蓼藍の葉をジューサーにかけ、葉を濾して染液を作る。 2. 染液にソーダ灰とハイドロを加えて還元し、あらかじめ浸しておいた布を20分浸す。 3. 布を空気に触れさせると、黄緑色から青へと変化する。 水でよくすすぎ、干して完成。 ✔︎ 藍染めならではの、青へと変化する美しさ  藍染めが他の植物染めと違うのが、還元して色を布に移し、空気に触れさせて、青く変化させるというところ。染液の中で黄緑色だった布が、徐々に発光したような青になっていきます。水で洗うと、さらに青が深くなり。この工程は、何度やっても神秘的で見入ってしまい、あれもこれもと布や服を引っ張り出してきて染め続け、気付くと深夜2時。布によっても、染める回数や時間によっても、同じではない、たくさんの青が染まりました。大人になってもわくわくして眠れないことがあるなんて、自分でもびっくりしてしまうほどです。  藍染めをしていると、目に見えるもの、内包するもの、消えていくもの、現れるもの、どれかひとつでもないし、移ろっていくことは自然なのだと感じます。そして、そんなふうにして染まった植物の青を取り入れるのは、心地よく、涼やかな気持ちになります。 今年は、薬品を使う化学建てという方法で染めましたが、次にやってみたいのは発酵建てです。薬品が無い時代、藍の発酵するパワーで、古くから染められている方法です。一歩ずつ、藍と仲良くなっていけたらいいなと思っています。 #染め物と暮らし コットンリネンのエプロン 家事仕事を楽しく軽やかに 軽やかなイエローも 8月の読みもの 8月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食材を味わうレシピ、9月を迎える準備にまつわる記事をお楽しみください。 ≪ 7月 | 一覧 | 9月 ≫
    あたたかな色、どんぐり染め
    あたたかな色、どんぐり染め
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さんより、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  暑かった夏が終わりに近づき、ようやく心地よい秋風が吹くようになりました。私の住む東京都国分寺市には、あちらこちらに栗の農園があります。この時期のお楽しみは、直売所に並ぶ栗です。ツヤツヤ採れたての栗が買えるのは、ここに住んでいる特権だなぁと思います。これから涼しくなって、美味しいものやお出かけが楽しい季節がやってきます。そして、私にとっては秋から冬は手仕事シーズン!自然の恵みをたくさんいただいて、庭に出て染色や木工、リース作り、服作り、ハーブを収穫したり、庭のリフォームと、やりたいことが目白押しです。  さて10月は、ベストシーズンのくぬぎのどんぐりを使って、あたたかな生成り色を染める方法をご紹介します。 ∟ 自作の帽子、リネンスカート、綿ハンカチを染めました あわせて読みたい  雑木林に行かなくても、街中の公園でも、どんぐりは意外とたくさん拾えたりします。くぬぎのどんぐりは染液がよく取れるので、染色にとてもおすすめです。実は丸くて、カクト(どんぐりの帽子)はもじゃもじゃ。葉は長くギザギザしています。探してみてください。 《方法》どんぐり染め 材料 ・くぬぎのどんぐりとカクト(どんぐりの帽子) 染めたい布の倍の重さ・布 ※シルク、ウール→そのまま染められます  綿、麻→下地染めをします・焼きミョウバン(薬局やスーパーで買えます) 染めたい布の約10%の重さ 下地染めの方法 1、新品の布は一度中性洗剤で洗って乾かし、糊を落とします2、無調整豆乳1Lをたらいに入れて、布を浸します  布の内側まで豆乳が行き届くように、何度かたらいの中で押します  ひたひたに浸かるように、豆乳が足りなければ、水を足してもよいです3、洗わずに洗濯機で脱水し、干します 道具 ・どんぐりが入る鍋 1つ・布が泳ぐサイズの鍋やたらい 2つ・ゴム手袋・漉し布(さらしなど) 手順 1、どんぐりは、拾ったらざぶんと軽く水洗いして、泥を落とします 2、染める日の前の晩、どんぐりをバケツなどに入れて水に浸しておきます 3、浸した水が茶色くなっていることを確認して、浸していた水ごと鍋にあけます  20分ほど火にかけて1番液を作ります 4、大きめの鍋やたらいに漉し布を紐などで縛って固定して、一番染液を漉します。 5、同じ要領で、もう一度先ほどのどんぐりを新しい水を入れた鍋で煮て、2番染液を取り、同様に3番染液を取って4に合わせます 6、布が泳ぐくらいの染液が取れたらOKです 7、別の鍋にお湯を沸かして、焼きミョウバンを入れます  たらいを使う場合は、ミョウバンが溶けたら、たらいにあけておきます  これが、アルミ媒染液です 8、染めたい布は、一度濡らして絞ります  アルミ媒染液→どんぐり染液→アルミ媒染液→どんぐり染液→アルミ媒染液  と順に、浸して回して絞るを繰り返します  徐々に色が入っていきます  好みの色になったら、最後はアルミ媒染液で終えて、よく水ですすぎ、乾かします 自然からいただく色は、うつろいやすく、そのままでは布に定着しません。媒染という作業が必要です。染めてからも、日差しによって退色しますし、色移りもあるかもしれません。既製品のように、ムラなく染めるのもコツが要ります。それでも、使ううちに変化して馴染んでいき、使う人だけの唯一の表情になっていくのが、植物染めの一番の魅力だなぁと思います。あたたかな生成りのような色に染めてみてはいかがでしょう。 #染め物と暮らし 10月の読みもの 10月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、11月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 9月 | 一覧 | 11月 ≫
    夏のにじみ絵で、暑中見舞いを贈る<span class="blog_title_sub">〜簡単な水彩イラストで届ける季節の絵手紙〜</span>
    夏のにじみ絵で、暑中見舞いを贈る〜簡単な水彩イラストで届ける季節の絵手紙〜
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(@momo12160627)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  お友達のお庭に実った、鈴なりのすももをたくさんいただきました。つやっと丸くて、赤かったり、桃色がかっていたり、青みがかっていたり、黄緑だったり、その佇まいだけで可愛い。もぎたてをそのままかじると、甘くて、すっぱくて。7月の味です。   いつのまにか夏至を過ぎて、植物のパワーも、もりもり。太陽の光と、水の気配があたり一面に満ちていて。畑や庭を少し離れると、植物たちは数日の間にびっくりするような成長を遂げていることに驚いたり。この暑さの始めの時期、土の上はエネルギーに満ちていて、やらなければならないこともたっぷりあって、梅仕事を筆頭に、果物の仕込みや調味料作りや常備菜作りが、待ったなしです。常に冷蔵庫や台所の床に美味しいもの予備軍が待機していて、子供たちのフォローもしつつ、畑、台所、アトリエを、行ったり来たりして過ごしています。 LETTER WRITING SET 和紙の心地よい感触 カートに追加  東京の住宅地にいたいつもの夏なら、制作や準備で室内で過ごす時間が多く、なんとなくだるかったり、力が湧いてこないのが梅雨の時期でした。だけども今年は畑や庭に出たり、ぶどう農家さんのお手伝いで一日農園で過ごしたり、こんなに外で過ごす夏は、小学生ぶりじゃないかと思うほど。そのおかげか、徐々に上がっていく湿度や温度に、体が馴染んでいっているような気がします。これを食べようとか、飲もうとか、やめようとか、体が必要としているものが分かるような、そんな勘が以前より働くようになった気分。外に出て、太陽の光や、雨を受けて、空気を体に取り入れ、その時その場所で採れた恵みをいただくことが、体にとっても必要なことなのだと感じています。そしてそれが、すごく気持ちいいんです。 ✔︎ 手描きの暑中見舞いで伝える夏のご挨拶  そんなエネルギーいっぱいの時期に、なかなか会えない友や大切な知人へ、暑中見舞いを出してみようと思いました。暑中見舞いは、小暑から立秋の前日までに送るそうです。相手の体調を気遣い、自分の近況を伝えるための、季節の挨拶状です。メールやSNSのメッセージで、気軽に連絡を取れる時代だけど、やっぱり手紙は特別な感じがします。プリントされたダイレクトメールが多い中、手書きの文字の手紙がポストに入っていたら、なんだか嬉しくなります。なんてことない一言だっていいんです。そこに小さな絵を描いて添えてみるのも、いいかもしれません。 あわせて読みたい 簡単な夏のにじみ絵の描き方 モチーフは、朝顔、かき氷、すいか、風鈴、金魚、など、涼しさや爽やかさを感じるもの。それ以外にも、せっかく自分で描くので、相手の方の好きなもの、共通の好きなもの、嬉しくなるもの、なんでもいいんです。シンプルで、形からそのものが分かるものが描きやすいと思います。 必要なもの ・顔彩または、水彩絵の具・筆・ポストカード(厚みのあるもの) 描き方とコツ 必要であれば、鉛筆で、薄く下描きの線を引いておきます。 モチーフの内側に、水を含ませた筆で、水たまりを作ります。 乾かないうちに、別の筆で、水たまりの中に溶いた絵の具を落とします。すると、水たまりの内側だけに、じんわりと色が広がります。そのままそっと乾かします。  おおらかに、ゆったりと描くのが、コツです。垂らす絵の具は、濃いめにぽちょんと置いて、なるべく動かさず、水に任せて、置いておきます。すると、絵の具はじわじわと広がりながら、予期せぬ動きを見せてくれ、面白い表情が生まれます。 紙にあらかじめ、紙やすりをうっすらとかけておくと、表面のざらざらに絵の具が溜まって、しっとりした質感も楽しいです。 普段スマートフォンでメッセージを送り合う時には、絵文字やスタンプがありますが、そんな気軽な気持ちで、文字と合わせて小さな絵を描いてみるイメージだと、描きやすいかもしれません。  いよいよ梅雨明け間近。暑さよ、どうぞお手柔らかにと願いながら、体を整えながら、面白がりながら、遠くで暮らす誰かのことを思う。そんな夏の始まりです。 #手仕事を楽しむ 7月の読みもの 7月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食材を味わうレシピ、8月を迎える準備にまつわる記事をお楽しみください。 ≪ 6月 | 一覧 | 8月 ≫
    竹を割って、毎日のお箸を作る
    竹を割って、毎日のお箸を作る
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(Instagram)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  爽やかな季節が過ぎるのは、なんてあっという間なのだろうと思います。ピクニックや大物のお洗濯、あれもこれもやっておけば良かったと、過ぎてから思い出しますが、植物や生き物たちにとっては、これからやってくる暑い夏に備える大切な梅雨の時期がはじまります。庭の草木は待ってましたとばかりに勢い旺盛になりました。アナベルのつぼみが付いて、今年はたくさんの花を咲かせてくれそうです。庭にやってくる鳥の落とし物から生えてきた山椒も、立派に成長しています。人間も少しずつ暑さに慣れて、体力をつける時間にしなければ。  時間を少し遡って、去年の年末のことです。造園の仕事をしている友人から、商業施設のエントランス用に門松を作ると聞きました。お正月の期間が終わった後、その立派な青竹は毎年処分しているのだとか。もったいないけれど、と。 竹は様々な用途に使える優れた素材です。私の家では、家族の日々のお箸、菜箸、お弁当用の箸、へら、様々なカトラリーを作って使っています。必要になると、近くの竹屋さんで竹を購入している私は興味津々です。不要になったものへ、新たな用途が生まれる、そんなことができたら楽しいなぁと常々思っているのです。 あわせて読みたい そんな話の流れから、ありがたいことに、役目を終えたこの青竹を譲っていただけることになりました。快く分けてくれた友人へ、心より感謝の気持ちです。 なるべく日光を避けて保管しておいたので、6月になった今も、青々と美しい状態のままです。ちょうど子供たちのお箸を新しくしようと考えていたところだったので、この竹を使って作ることにしました。 竹炭 封筒カードセット 《関連商品》竹炭が漉き込まれた独特の風合い カートに追加 クラフト用の竹の収穫は、水分の少ない冬の間にしますが、青々とした竹のお箸は涼しげで、夏に向かう今の季節にぴったりです。材木屋さんに行くと、去年の冬に切った竹を置いていますので、お箸を作りたいと相談してみてください。最近は小売りをしてくださるところも多いです。また竹はホームセンターでも求めることもできますよ。 【作り方】竹から作るお箸|青竹で楽しむ初夏の手仕事 材料と道具 ・竹(真竹または孟宗竹)・鉈・のこぎり・トンカチ・クラフトナイフ・豆カンナ(あれば便利)・自作の箸作り用押え型(無くても大丈夫) 作り方 1、筒形の竹を、箸の長さにのこぎりで切ります。長さは、女性用で21.5cm、男性用で23cmを目安に、手持ちのお気に入りのお箸に合わせてください。今回は小学生の子供用に18㎝で作りました。 2,竹を1cmほどの幅で鉈で割ります。割りたいところに鉈を当て、トンカチをトーントーンと重力に任せて落とすイメージです。これを1膳分、2本用意します。 3,クラフトナイフを使ってかい先に向かって細くなるように削ります。豆カンナがあれば同じように使えます。 ポイント箸の先、かい先は2本の箸を合わせた時に、隙間が大きすぎないようにします。掴みやすい箸になります。今回は子供用なので、危なくないように細すぎず、太すぎないかい先、手に当たる部分は角を落として柔らかくしました。 4,箸の形ができたら、紙やすりで整えます。荒い80番から順に、120番、240番、と細かいやすりに変えながら仕上げます。 指先で全体を撫でてみて、なめらかになれば完成です。 門松だったお箸、なんだかとっても縁起が良さそうです。息子が苦手な青菜も、美味しくしてくれるかもしれません。 竹は水に強く丈夫です。日本中で育ち、勢いよく次々にのびるので、邪魔者にされることもありますが、もともとは食器はもちろん、建材や籠など、日本人の暮らしに無くてはならない素材でした。環境のためにも、気持ちよく使える素材としても、竹には、まだまだたくさんの可能性がありそうです。身近な竹を、見直してみませんか。去年青竹で作った竹のへらも、使ううちに良い味わいが出てきました。 #竹 / #箸 / #サステナブルな暮らし 6月の読みもの 6月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、7月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 5月 | 一覧 | 7月 ≫
    手作りのお祝い袋に「おめでとう」の気持ちを添える<span class="blog_title_sub">〜画用紙と水引で作るご祝儀袋の作り方〜</span>
    手作りのお祝い袋に「おめでとう」の気持ちを添える〜画用紙と水引で作るご祝儀袋の作り方〜
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(Instagram)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  あたたかな日差しを感じる日もあれば、冷たい北風で鼻の奥がツーンとする日もあって、冬と春が行ったり来たりする季節です。庭では、寒さの中一番にスノードロップが咲きました。静かなグレーの花壇に、ぽっと小さな灯りが灯ったようでうれしいです。  3月を迎えて、ついに来てしまったかと、近頃の私はそわそわと過ごしています。末っ子長男の卒園を間近にした今、長く保育園とともに過ごしていた生活が残り僅かになったことに思いを巡らせているからなのです。赤ちゃんだった彼が、けん玉、将棋、走ること、作ること、何より気持ちを共有できるお友達、たくさんの大好きなものに出会えたこと、たくさんの方に支えていただいたことが宝物です。 あわせて読みたい もうすぐ卒園、おめでとう。春の草が芽吹いて、小さな花が咲きだすこの季節は、日本中でたくさんの「おめでとう」が溢れる美しい季節なんだと感じます。慣れ親しんだあたたかな土のある場所から、新しい光の差す場所へ向かっていく、日本中の子供たちや大人たちへ、おめでとうございます。 価格が選べるギフトボックス 《PR》お熨斗対応 詳しく見る    卒業、入学はもちろん、結婚祝い、出産祝い、就職祝い、還暦祝い、大切な方へ心ばかりのお祝いをお送りしたいと思うことがあります。何か自分らしく、その方へ向けてのお祝いの気持ちを伝えることはできないかと考えました。そうしてできたのが、手作りのお祝い袋です。材料は簡単に手に入るものばかりですが、どこにも売っていない、ただ一つの心のこもった袋ができあがります。   【作り方】お祝い袋|心を込めた特別な贈り物 材料 ・祝い袋用紙:厚すぎず薄すぎない画用紙や和紙など(今回は約36㎝×26㎝のもの)・内袋(今回は約76mm×162mmの封筒)・表書き用短冊:薄い白い紙(コピー用紙でも)・水引またはリボンなど(水引はホームセンターや100円ショップで購入できます) 道具 ・カッター・カッターマット・定規・目打ち・のり・水彩絵の具・筆 作り方 ①画用紙に水彩絵の具で模様を描く ②画用紙に内袋を当てて、目打ちで折り目を入れる ③内袋に合わせて折る袋の後ろ側、お祝い事の時には下の画用紙が上になるように包むお悔やみ事の際は逆になる ④綺麗な和紙や包装紙、色紙などで帯を付けてもよい ⑤結婚祝いの場合は、のしを右上に貼ります(折り紙で折れます) ⑥短冊を作る薄手の白い紙から、祝い袋の縦の長さ×3cm幅の短冊を切り出し、表書きを記入する ⑦水引やリボンを結んで、短冊を差し込み軽く貼りつけ、完成(写真はあわじ結び) ✔︎ お祝い袋の模様と色、水引のデザインアイデア  画用紙に描く模様は、送る方をイメージして、1色か2色くらいで描くとまとまります。どんな絵を描いたらよいか思い浮かばない時は、その方のイメージの色でチェック模様や、水玉模様なども、素敵だと思います。特に格式を気にしない、気心の知れた相手ならば、きっと喜んでいただけるのではないでしょうか。紙の風合いを生かして無地にするというのも良いと思います。その場合、ちらっと見える帯が名脇役になります。 水引の結び方にも意味があります。結婚など人生で一度きりでありますようにというお祝いごとには、引いてもほどけない結びきりやあわじ結びを、出産、七五三など何度あっても喜ばしいお祝いには結び直せる蝶結びが適していると言われています。親しい間柄での、ささやかな気持ちを贈るものならば、水引にとらわれず、好きなリボンや紐で結んでも優しい雰囲気になります。 どんな色や模様で作ろうか考えたり、とっておいた素敵な紙を使ってみたり、贈る方を思いながら作ることは、自分にとってもうれしい時間です。一度作るといくつも作ってみたくなりますよ。どうぞお試しください。  さて話は戻って私のことですが、長女、次女、長男と、12年間続いた保育園の送り迎えをする日々を終えようとしています。寂しいような嬉しいような、いろいろな思いがこみ上げてきますが、子供たちと一緒に新しいステージへステップしていけたらいいなと思っています。同じように感じているお母さん、お父さんたちへも、ご卒園おめでとうございます。   3月の読みもの 3月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、4月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 2月 | 一覧 | 4月 ≫  
    「見せる」と「しまう」を使い分けて収納する(台所編)
    「見せる」と「しまう」を使い分けて収納する(台所編)
    りえ 連載:暮らし日和りえさん(Instagram)のお家の「心地よい」を求めた暮らし、暮らしの道具や家じかんのあれこれをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 料理がどんなに好きでも、その日の気分や体調、時間によって台所に立つのが億劫な日もありますよね。どんな時でもやってくるごはんの時間。誰かと暮らしていれば、相手のことを考えて料理を作らなければならない日もあります。 やる気があるときでもそうでないときでも、料理をスムーズにこなしていきたいなあと意識して整えていることについて今日はお話したいと思います。 あわせて読みたい Instagramで見かけた素敵な暮らしのあの人の、ふだんは公開しない台所のあれこれ、世界観を覗くバトン企画♪(すべての記事はこちら/りえさんの記事はこちら) 台所の引き出しを使いやすく収納する工夫 ✔︎ 頻繁に使う一軍道具は手がすぐ届く1段目に キッチンの引き出しの一番上は、調理道具入れとして使っています。開ければさっと取り出せる配置作りをすると毎回同じ動きで調理ができるのでとても楽です。以前はツールバーにぶら下げる収納をしていましたが、最近引き出し内に道具の引っ越しをしたんです。開ければすぐに手が届く引き出しの最上段は一軍道具の特等席に。調理作業中は、この引き出しは開けっ放しにしていることが多いかもしれません。 吊るしておく収納の方が使いやすそうに見えると思いますが、料理を手伝うのが好きな末っ子(小2)は小柄で壁にかけた道具に手が届きません。せっかく自分からやると言ってくれているので、道具選びも自分で好きにできるように引き出しに収めました。ここに入るだけしか道具を持たない、と決めると自然と持ち物を厳選できるので引き出し内に移動させた後も取りにくさは感じません。 ↑ツールバーにぶら下げていた時の写真です。吸盤式になっているので賃貸でも安心。娘が大きくなったらこちらの形に戻すかもしれません。家族の必要性に応じて臨機応変に愉しみたいと思っています。 ✔︎ 2段目以降も使いやすさを考えた配置に 2段目はというと、こちらには調味料を。基本和食派で、香辛料等の使用頻度は低いためここに収納しています。醤油やみりんなど液物はすべて冷蔵庫に保管しています。 3段目は、ラップやホイルなど箱に収納されているものやスケールを入れています。 一番下は、お弁当箱です。たまに使う使用頻度の少ないものは、しゃがんで取る場所に。 コットンリネンのエプロン 《PR》こだわりデザインのエプロンで台所仕事を カートに追加 見えるところに置くものは見せておきたいものを なるべくならすっきりさせておきたい台所ですが、出しておいた方が調理がしやすかったり便利だったりするものもあります。出しておくと決めたものは、つい見ていたくなるような自分が気に入ったものを選ぶようにしています。 しまわずに出しているのは、毎日使う調味料やカトラリーです。家族が誰でも手に取りやすいように出しておくことにしています。「○○はどこ?」ときかれることがなくなりとても楽です。家族が手伝いしやすいように、という母のひそかな狙いもあったり.. 調味料は壺に、カトラリー類は小さな花びんや鉢植え(未使用のもの)、使わなくなったカップを使って収納しています。何となく白のような色合いで合わせるようにしていますが、色味や素材を合わせると雰囲気にまとまりがでるのでおすすめです。 ✔︎ オープン収納を上手に活用するポイント 作業台の上にある造り付け戸棚には、戸を外してボールや保存容器を置いています。ボウルが二つ、バット、あとはガラスと琺瑯の保存容器です。ガラスと琺瑯のようにシンプルな形と色の道具は、オープン収納にしていてもすっきり見えます。視界に入る情報量は多くしすぎないことがポイントです。 収納の工夫で料理のストレスを軽減 たかがものの置き場所ですが、使いたいものが取りやすい状態で置かれていれば、動作がスムーズでストレスなく料理が進められます。ちょっとだけ見た目にも気を遣って、料理が楽しく進められ毎日台所に立つ身としてやる気につながったらうれしいですよね。 夕方の忙しい時間に少しだけ余裕をくれる、そんな道具の置き方や収納のしかた。これからも少しずつわが家にとっての”よりよい”を見つけていきたいと思います。 最後までお付き合いくださりありがとうございました。   2月の読みもの 2月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、3月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 1月 | 一覧 | 3月 ≫  
    小鳥のための、ピーナッツリースを作る<span class="blog_title_sub">〜暮らしの空間に野鳥を呼ぶナチュラルクラフト〜</span>
    小鳥のための、ピーナッツリースを作る〜暮らしの空間に野鳥を呼ぶナチュラルクラフト〜
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(Instagram)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  子供のころから、家の窓の向こうが森だったらどんなにいいだろう、と思っていました。小学生のころは、ごく普通の団地の子供部屋から、結婚してからはアパートの掃き出し窓から、外の道路や民家を眺めては、そんな憧れをもっていました。きっと毎日気持ちいいに違いないと。実際に森の中に住んでいたら、湿気が多かったり、植物や虫や動物との境目のない共同生活になるわけで、それはもう理想とは違った大変さもあるだろうと想像します。でもやっぱり、今でも素敵だなと思っています。  東京郊外の現在の自宅の裏は、広い植木の農園になっていて、大きな杉や松や山茶花がたくさん植えてありました。幸運にも森のような眺めの窓のある住まいに住むことが叶い、毎朝東側の窓のカーテンを開ける楽しみができました。 ∟ 4月のアトリエ兼リビングより  裏には小鳥がたくさん来て朝早くから鳴いているので、ひまわりの種を庭に置いてみたら、主にシジュウカラが食べに来ます。まずは農園の高い木にとまって自宅の庭を遠くからうかがって、大丈夫そうだと分かると、徐々に近づいてきます。たいていは夫婦つがいで来て、1羽が危ないことがないか確認している間に、もう1羽が餌を取りに来るように見えます。なんて仲が良くて賢いのだろうと思います。 ✔︎ ピーナッツリースで暮らしの空間に野鳥を呼ぼう ∟ こちらはサングラスが特徴、肉食のモズ  穀物を好むシジュウカラは、庭に呼びやすい小鳥。食事をする可愛らしい姿をゆっくり見るには、ピーナッツリースを掛けるのがおすすめです。ピーナッツの旬は秋(9月~11月ごろ)ですが、乾燥させて長期保存が可能な食物なので旬の後の時期でも手に入りやすいですし、また、ピーナッツリースは森に餌が少なくなる12〜3月頃の楽しみです。(節分にピーナッツをまく地域もありますね。)作り方はワイヤーに、穴を開けておいた殻付きピーナッツを通すだけ。 ピーナッツバターセット 国産落花生を愉しむ カートに追加\送料無料/ ピーナッツの両側についばみやすいように穴を開けておくと、リースにつかまって、穴から少しずつくちばしで掘り出して食べる様子が見られます。しばし見惚れてしまう可愛さです。驚かさないように、そっとカーテンの陰から見守ります。 【作り方】ピーナッツリース|簡単にできる小鳥の集まる庭づくり 材料 ・殻付きピーナッツ・ステンレスワイヤー 太さ1mmくらいのもの 道具 ・ペンチまたはやっとこ・きり 作り方 1、殻付きピーナッツの両端を、ペンチややっとこで少しだけ割る。 2,殻付きピーナッツの真ん中にキリで穴を開ける。 3,ワイヤーを通して、丸くくくるとできあがり。リボンを結ぶかどうかは、完全に人間の好みです。 ✔︎ ピーナッツリースを設置する場所のポイント  なるべく人の頭より高い場所で、なおかつ行き来の少ない場所にかけるのがお勧めです。高い庭木の枝先や、ベランダの、人の出入りのない場所などです。小鳥が見つけてくれるまでは、根気よく待つしかありませんが、ひとたび見つけてもらえば、ひっきりなしにやってくるようになります。 ✔︎ 住宅街にも、小さな庭にも、変化する環境にも。きっと野鳥はやってきます  ここまで読んで、うちは住宅街だから野鳥なんて、と諦めないでください。実は街には意外とたくさんの野鳥が住んでいます。裏が農園でなくても、森や公園のない住宅街でも、小鳥はやってきます。小鳥にとっての天敵は大きな鳥なので、人の近くは安全だと思っているようなのです。しかし、冬は餌となる虫や植物が少ないので、小鳥にとっては、食べ物と水があって、ちょっとした休憩が取れる場所は貴重です。以前住んでいたマンションのベランダでは、米粒をトレーに入れておいたらスズメが食べに来ていました。小さな庭でももちろん大丈夫です。待っていれば、きっと来てくれると思います。 実は少し前から、自宅の裏の農園では、大きな木が切られ、工事が始まりました。窓からの眺めは日々変化していますが、そこに訪れていた生き物たちの居場所が少しでも受け継がれるようにと、今年も庭にピーナッツリースをかけました。  森の中に住む夢は諦めきれないけれど、小さな生き物と関わっていると、森の中にいるような気持ちになれます。冬の間の、小鳥の休憩所を開いてみませんか。 #手仕事を楽しむ / #季節のリース 手作り鍋敷きキット 色違いの木材がかわいい カートに追加 2月の読みもの 2月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、3月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪...
    優しい灯り、蜜蝋のディッピングキャンドル<span class="blog_title_sub">〜手作りキャンドルの基本の道具と作り方〜</span>
    優しい灯り、蜜蝋のディッピングキャンドル〜手作りキャンドルの基本の道具と作り方〜
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(@momo12160627)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 小雪を迎え、庭の植物もがらりと雰囲気を変えました。寒さに弱い草たちは小さくなって、落葉樹は葉を落として、枝だけのモノトーンになります。青さがさらにくっきりした針葉樹と、紅葉の進んだ草と木々に囲まれて、すがすがしい気分です。春に庭の水槽にやってきた、かわいいメダカたちの冬越しが、無事に叶うといいなと思います。生き物たちのひとやすみ、人間も寒さに負けないように体を動かしたり、日に当たって過ごしていきたいです。 さて、去年の12月のクラシコサエルの記事では、「灯りを楽しむキャンドル作り」と題し、おなじみのパラフィンのろうそくを砕いて、クレヨンと一緒に溶かして作るカラフルなキャンドルについてご紹介しました。その後、キャンドル作りの楽しみを見つけた私は、蜜蝋を使ったキャンドル、それもディッピングという方法で作れないかと思い立ちました。 蜜蝋は、蜂蜜を取ったあとの蜂の巣を熱で溶かして作ります。自宅では、蜜蝋を使って保湿クリームを作ったり、木製品用のワックスを作ったり、蜜蝋ラップを作ったり、本当に様々な用途に大活躍しています。ディッピングとは、鍋に溶かした蝋に、芯を何度も浸しては、乾かしを繰り返し、徐々に太らせていくキャンドルの作り方です。私の憧れのガーデナーであり、絵本作家であり、生き方の大先輩でもある、ターシャ・テューダーさんがされているのを、よく眺めている写真集で知っていました。彼女は養蜂もしていたことがあって、蜂蜜の恩恵を受けた後の、蜂の巣から蜜蝋を作ることもあったそうです。そして毎年一年分の蜜蝋キャンドルを大きな鍋で作っていたそう。農的で美しい風景だなと憧れます。 私は東京の端っこ、国分寺市の住宅地に住んでいるので、養蜂をすることは叶いませんが、購入した蜜蝋でやってみることにしました。作りながら、甘い香り、蜜蝋の質感と徐々に育っていくようなキャンドル作りの時間に、すっかり魅了されてしまいます。そして、灯した時の優しい灯りと香りに、とても穏やかな気持ちになります。いつまでも灯していたい、そんなキャンドルです。作り方をご紹介します。 【作り方】蜜蝋のディッピングキャンドル 材料・蜜蝋(ビーズタイプを使いましたが固形でもOK。その場合カッターなどで細かく砕いて下さい)・芯(みつろう用として販売されているものがおすすめ) 道具・お鍋またはステンレスボウル・深めの缶など 作り方 1,蜜蝋を湯煎で溶かします。深めの缶に蜜蝋を入れて、湯煎にかけます。私は海苔が入っていた缶を使いました。お鍋は蝋が付いて汚れることがあるので、普段使わないものか、100円ショップなどで購入できるステンレスのボウルを専用にしても便利です。蜜蝋は沸点が低いので、すぐに溶け始めます。割りばしなどでゆっくり混ぜながら溶かします。 2,蜜蝋が溶けたら、芯を一度蝋に浸して持ち上げ、乾かします。あらかじめ蝋が付いている芯は、そのまま次の工程に進みます。 3,ここからがいよいよディッピングです。ゆっくりと、でも一定の速さで芯を缶にまっすぐに浸し、乾かします。すると芯の周りにうっすらと蜜蝋が付いた状態になります。持ち上げるスピードが速いと、せっかく付いた蝋が落ちてしまうので注意してください。 4,すっかり冷めて乾いていたら、もう一度缶に芯をまっすぐに浸します。浸して乾かす、浸して乾かす、これを繰り返します。 5,好きな太さになったら完成です。     細いキャンドルにすれば、お誕生日ケーキに似合うキャンドルになります。太くすれば、灯りをじっくりと楽しむことができます。私はこの蜜蝋キャンドルに似合う、丸太のキャンドルスタンドを作って楽しんでいます。 12月、クリスマス前のこの季節は、あたたかな火を囲んでキャンドルを作るのにはぴったりです。忙しい日々の合間に、自分へのご褒美時間に、家族とのひと時に、蜜蝋キャンドルを灯してみてはいかがでしょうか。 あわせて読みたい #手仕事を楽しむ / #明かりと暮らし / #蜜蝋:ミツロウ:みつろう 12月の読みもの 12月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、1月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 11月 | 一覧 | 1月 ≫  
    色を重ねて、秋の緑をいただく<span class="blog_title_sub">〜藍染めと玉ねぎの皮の重ね染め〜</span>
    色を重ねて、秋の緑をいただく〜藍染めと玉ねぎの皮の重ね染め〜
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(@momo12160627)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  長い夏休みが終わって、子供たちは学校へ。ほっとしたような、ちょっと切ないような9月のはじまりです。日差しはまだまだ夏の名残りを感じますが、朝晩の風が優しくなりました。自宅の周りにはたくさんのぶどう畑があって、今の時期は、色付いたぶどうがあちこちに。朝、自宅の窓から見える木々や山の色も濃く深い緑色になって、秋に向かっていく前の最後の緑のシーズンです。  先月、畑で育てた蓼藍で青い布を染めました。植物染めで青く染まる植物は少なく、貴重な色ですが、同じくなかなか簡単には染まらない色が、緑色です。植物はだいたい緑色をしているので、素直に緑に染まるのでは。と思ってしまいますが、実はそれが難しい。植物の緑色をつくる色素はクロロフィルと言って、布や糸に定着せず、さらに変色しやすい特性があります。赤や黄、グレーに比べると、布に移しにくい色なのです。緑色は、植物が生きているときにいっそう強く表れる、生命の色だと感じます。  どうすれば緑色が染まるのか。昔の人は、藍の青と黄色に染まる植物を重ね染めして、緑色を染めていました。平安時代には、苅安など黄色に染まる植物と藍を重ね染めして、緑色を染めていた記録が残っています。当時から、色に対する思いや興味、憧れをもって布を染め、身にまとったり、暮らしに取り入れていたのでしょうか。草木花、山、水、空の色を眺めながら、どうにかこの色を映し取れないかと考える、平安時代の人の気持ちに思いを寄せます。私も、秋の始めの山々の深い緑色をいただいてみたいと思い、緑の染め重ねを試してみることにしました。 あわせて読みたい 藍染めに玉ねぎの黄色を重ねて緑色に染める 身近にある黄色に染まる素材、玉ねぎの皮で染め重ねてみます。緑がじわじわと生まれる瞬間はとても感動的です。玉ねぎの皮は、外側の茶色の部分を使います。私は料理に使うたびにとっておき、袋に入れて保管しています。 染め方 1. 玉ねぎの皮(今回は染める布の20%くらいの重さ)と水をたっぷり入れた鍋で、沸騰から約20分煮ます。少し煮ていると、ふわっとオニオンスープの香りが漂います。煮汁は濃い茶色に。濾して染液だけを別の鍋に取りおきます。 2. もう一度先ほどの皮をたっぷりの水で20分煮出して濾し、1. と合わせて染液とします。 3. 媒染液を作ります。染液と別の鍋に水を入れ、焼きミョウバン(布の5~10%の重さ)を入れて火を入れ、焼きミョウバンを溶かします。 編集部メモ《媒染液》 染料を布に定着させ、発色を助けるための液。 4. 藍染の布を染液に入れます。玉ねぎの皮の染液に布を浸し、布を泳がせながら、約20分染めます。温度がぬるければ弱火で火にかけながら、鍋が熱ければ火にかけなくても大丈夫です。 5. 媒染液に入れます。布をすすいで余分な染液を落としてから、媒染液に浸します。布を泳がしながら約20分媒染液を馴染ませます。ここで緑色が発色します。温度は4. と同様です。よくすすいで余分な媒染液を落とします。 6. 好みの色になるまで4. と5. を繰り返します。よくすすいで、乾かします。 ✔︎ 重ね染めで生まれる、奥行きのある緑  青かった布が、玉ねぎの皮の染液に浸され、布の表面を漂っていた黄色の色素が、ゆっくりと布に入っていきます。始めはうっすらと青緑に。徐々に黄色が深く入り込み、深い青緑から、緑、そして深いグレー寄りの緑へ移りかわっていきます。その布を媒染液に浸し、ふわっと緑が立ち上がる様子は、何度見ても不思議な感動があります。 藍染めした布から始まる一枚の布の変化は、朝の青い山が、日差しを浴びて緑を深め、秋に向かって黄葉していく季節の変化のようでした。絵の具で青と黄色を混ぜて緑を作ることはできますが、植物の色を重ねた時に表れる色は、単純ではない奥行きがあります。 布によって、染める時間によっても、いろいろな緑が染まりました。2カ月かけて生まれ変わった青緑色のブラウス、袖を通すのが楽しみです。  植物からいただいた色を、身にまとう。9月はこの緑を着て、出かけてみようと思います。 #染め物と暮らし コットンリネンのエプロン 家事仕事を楽しく軽やかに 軽やかなイエローも 9月の読みもの 9月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食材を味わうレシピ、10月を迎える準備にまつわる記事をお楽しみください。 ≪ 8月 | 一覧...
    ハーブ香るリースと、虫との暮らし<span class="blog_title_sub">〜ローズマリーと季節の植物を束ねるリース作り〜</span>
    ハーブ香るリースと、虫との暮らし〜ローズマリーと季節の植物を束ねるリース作り〜
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(@momo12160627)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  緑がいっそう濃くなり、湿度を感じてじっとりと汗をかく日が増えてきました。ふと足元を見ると、畑の草の茎のところどころに、1㎝くらいの泡のかたまりが付いています。あっちにも、こっちにも。調べてみると、アワフキムシの幼虫が中にいるそう。ここで泡に守られて、成虫になるんだと思うと、神秘的なゆりかごに思えてきます。  私はと言えば、教習所に通い始めたり、ぶどう農家さんのお手伝いを始めたり、山梨に移住して10カ月、少しずつ地域との関わりが深くなっているなと実感しています。瑞々しい季節に、植物と一緒にゆっくり根っこを張っていきたいです。 ✔︎ 初夏の庭で育つローズマリー  そんな中で気になり始めたのが、庭や畑で元気に育つハーブのことでした。畑のローズマリーは、大家さんが何年も前に植えたそうです。幹は太くてたくさんの枝分かれ、先月小さなブルーの花を咲かせて、今年も暑さに負けずモリモリ育っています。この立派なローズマリーを生かした香りのリースを作ってみたくなりました。香りの強いリースには、天然の防虫効果も期待できます。 あわせて読みたい ✔︎ 虫との暮らしを考える  というのも先日のこと。脱衣所に出た瞬間に、出会ってしまったのです。一番恐れていたあの虫に。もちろん、田舎暮らしに虫との共存は避けられない課題だと思っていますし、虫は苦手ではないのですが、なるべくなら家の中で出会いたくないのが、ムカデなのです。脱衣所の入口で、しばらく固まってしまいました。その時は、なんとか対処しましたが、このまま彼らの大好きなじめじめシーズンを迎えるのはいけないと思い直し、虫対策をすることにしました。 ただ、自宅には子供も猫もいるので、強い防虫剤は使いたくない。そこで考えたのは、ハーブを使った虫対策です。香りもいいので、ちょっと湿度の増すこの季節、爽やかに感じられて気持ちがいいです。動物には危険なハーブもあるので、ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。 ✔︎ ローズマリーと季節の植物を束ねる”香りのリース”  香りの強いハーブを丸く束ねてリースにします。今回は畑で大きく育ったローズマリーを選びました。スパイシーで爽やかな香りが、湿度の多い時期に気分を変えてくれます。玄関や軒下に下げておくと、開けたときに香りを楽しめたり、虫を遠ざけたりしてくれます。 ローズマリーの他にも、ペパーミント、ラベンダー、タイム、など、香りが強い植物はたくさんあります。ただし、動物がいる家では、これらのハーブは、間違えて食べてしまったり、香りを嗅いだだけでも体調を崩してしまうものがあります。私の自宅では猫が生活する室内ではなく、玄関外にリースをかけることにしました。 リース台は、冬のリースを解いて再利用したり、藤つるや葛で、冬の間に作っておいたものを使います。リース台は劣化しないので、繰り返し使えます。私は今回、葛でかごを編んだ時に余ったつるを輪にしておいたものを使いました。(葛つるで作るかごについてはこちら) 香りのリースの作り方 ・ローズマリーはリースを作る一日前に摘んで、逆さまにして室内の動物が入れないところにかけておきます。こうすると程よく水分が抜けて、形よく作りやすくなります。今回は、畑のオリーブ、麦、シロタエギクも色どりにするために摘んでみました。 ・まずはじめに、植物をだいたい同じ長さに切りそろえておきます。 ・リース台の上方に、リースを下げるための麻紐を結わえます。だいたいリース7周分の麻紐を束ねておいて、先を左下に結びます。 ・準備ができたら、麻紐を使って、植物をリース台にきつく巻きつけていきます。植物は乾くと痩せるので、このとききつく紐を手前に引きながら巻いていきます。 ・一周して、終わりの麻紐をリース台にしっかりと結べば、リースの完成です。 ・出来上がってすぐは、植物が柔らかく垂れやすいので、1~2日ほど平らに寝かせて乾かし、植物の葉先まで乾いたら、立ててかけます。  余った植物は、シンプルに束ねてスワッグにして軒下にかけてみました。風が香りを運んでくれそうです。細かく残ったローズマリーなどのハーブは、小さな巾着に入れて、衣類の引き出しに入れておくと、虫を避けたり、開けたときに良い香りを楽しめます。  田舎暮らしをはじめて思うのは、地球には、人間だけが暮らしているわけではないということ。鳥、虫、獣、草木、微生物、そして人間、それぞれが良い関係で一緒に暮らしていくにはどうしたらいいのか。簡単に他者を追い出すのではなく。でも我慢するのでもなく。お互いに、譲り譲られながら、良いバランスで共に暮らしていきたいと思っています。私ができる小さな試みを、今日も楽しみながら、たまに失敗もしながら、続けていきたいです。 #手仕事を楽しむ / #季節のリース 手作り鍋敷きキット 色違いの木材がかわいい カートに追加 6月の読みもの 6月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食材を味わうレシピ、8月を迎える準備にまつわる記事をお楽しみください。 ≪ 5月 | 一覧 | 7月 ≫
    旅のスケッチ<span class="blog_title_sub">〜思い出の景色を気軽に残す方法〜</span>
    旅のスケッチ〜思い出の景色を気軽に残す方法〜
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(@momo12160627)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  先日、雪解けしたての北海道・帯広へ、行ってきました。雪がまだらに残る大地に、土が顔を出し、小麦の芽が緑の絨毯になりはじめている様子が、広い春の空の下に続いています。 帯広を訪れるのは、5年以上ぶりです。今回の旅の目的は、私の祖母のお見舞いでした。祖母が元気だったころには、かぼちゃで作る芋餅の作り方を教わったり、お菓子屋さんの工場へ連れて行ってもらったり、趣味の踊りのビデオを見せてもらったり。おっとりとマイペースな、北海道の空気のような祖母でした。長く病床にいる祖母の顔を一目見て、それと合わせて春の帯広をスケッチ出来たらと思い、山梨から羽田空港へ、羽田から帯広まで飛行機に乗って出かけたのでした。 あわせて読みたい ✔︎ 旅先で思い出をスケッチする  素敵な風景に出会うと、多くの方はスマホで写真に残せたらと思うのではないでしょうか。もちろん私もその一人です。この景色の色、風、音、温度、湿度、記憶しておきたくて、何枚もシャッターを押してしまいます。なのに、後で見返してみると、「あれれ、こうじゃないんだけどな」と思うことがよくあります。私の写真技術の問題もありますが、目で見えるこの感じをそのまま残すというのは、なかなか難しいものなのだなと感じています。 そこで、最近の私は、時間が許せば写真と一緒に簡単なスケッチをしてみます。それは、自分用のメモのようなもの。漫才師さんならネタ帖、短歌を書く人なら拾った言葉の集まり、音楽家なら音出しや音源のような。この風景を後から思い出せるようにするためのメモが、私のスケッチなのです。 ✔︎ 旅のスケッチにおすすめのシンプルな道具  もし、これから始めるなら、こんな道具から始めてみてはいかがでしょうか。全て揃える必要はありません。持っているもの、身近に手に入るもので十分です。 ・スケッチブックまたはノート 大きいものから小さいものまであります。持ち歩き易く、野外で使うため、固めの背表紙があるものがいいです。私は遠出するときやしっかり描きたいときはマルマンのスケッチブックを、普段持ち歩くメモ用には、ミドリのMDノートブックを愛用しています。 ・鉛筆 2B~4Bくらいのもの3本くらい ・練ゴム 柔らかい消しゴムです。形を自由に変えることができます。消しカスが出ないのもいいんです。 ・色鉛筆 柔らかいものがおすすめです。よくある12色セットは、風景を描くには鮮やかすぎることがあるので、その間のハーフトーンが10色ほどあるといいです。土の柔らかな茶色、くすんだ緑色や明るい緑色、空の薄い水色、ベージュやグレーも、あると重ねて微妙な色を再現できます。 ・ソフトパステル 粉でできているので、描いた後、指の腹やティッシュで擦って、ふんわりとした表情を描けます。短時間で色や雰囲気を紙にとどめておきたいときに使っています。 LETTER WRITING SET 《PR》和紙の心地よい感触 カートに追加 ✔︎ 旅先の風景をスケッチに残す楽しみ  今回惹かれたのは、公園の大きな柏林、宿の近くの針葉樹の野性的な雑木林、畑の向こうに見える赤い屋根の納屋など。ここではきっとなんてことのない風景かもしれませんが、私にとっては、普段は見ることのできない物語の中の世界のようでした。特に、この季節の空のグレー、梢の浅い茶色、遠くに見えるぼんやり見える日高山脈の白いグラデーション。このまま目に焼き付けておきたいほど、美しいなぁと思いました。 住まいを東京から山梨に移してから、山が近く、空が広く、すぐそばの植物の呼吸が聞こえてくるように感じています。自然と人の営みがうまく重なって景色を作っているようなイメージです。 今回訪れた北海道は、さらにもう一つか二つ分スケールが大きく、人が作ったものより、自然が作ったものが大半を占めています。自然の懐に、人の暮らしがささやかに寄り添っている感じ。どちらも同じ、日本のひとつの地方の風景ですが、それぞれに美しく、改めて、大切に記憶したいと思ったのでした。  普段暮らしている町を離れて旅に出ると、出かけた先の土地の風景を、驚きや感動とともに自由な視点で見つめることができます。スケッチは、そんな思いも一緒に残せる方法です。上手に描こうとしなくて大丈夫です。誰かに見せるためではなくて、自分のためのメモだと思えば、気楽に始められます。あとで眺めると、そのときの色や温度、小さな記憶がふと蘇ってきます。写真とはまた違った楽しみです。旅行鞄の片隅に、スケッチブックを連れて行ってみませんか。 #旅と暮らし / #旅の記録 4月の読みもの 4月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、5月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 3月 | 一覧...
    野良着について《もんぺ編》<span class="blog_title_sub">〜家事や農作業に便利なもんぺの特徴と作り方〜</span>
    野良着について《もんぺ編》〜家事や農作業に便利なもんぺの特徴と作り方〜
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(Instagram)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  野良着がほしい。最近の私の関心事はといえば、毎朝の日課になった畑仕事用の服のことなのです。 あちこちで彼岸花が咲き始め、柿の実が色付いてきました。東京から山梨へ移住して、ひと月。子供たちも、地元の学校でお友達が出来たり、家族で近所の面白そうなところへ出かけてみたり、新居での暮らしに少しずつ馴染んでいるところです。 大家さんの畑の一角には、私たち家族が自由に使わせてもらえる畑があります。暑さが落ち着いてきたので、いよいよ秋冬野菜の植え付けに挑戦することにしました。とはいえ初めての畑仕事で右も左も分からぬ状態、お隣さんの畑の様子を観察したり、本を読んだり、ネットで調べたり、やる気だけは満々でスタートしました。 まずはごろごろしている小石を拾って、草の根を取って、肥料を混ぜて、土の下準備をします。白菜、ブロッコリー、レタスの苗、大根や人参、ハーブの種を蒔きました。毎朝様子を見に行きますが、ちょっとずつ成長している野菜達を観察することが、こんなにも嬉しいこととは。空と山を見上げたり、土の香りや手触りを感じ、小さな虫の活動を観察したり、すっかり畑の時間が暮らしの一部になりました。 あわせて読みたい ✔︎ 畑仕事に役立つ野良着ともんぺの魅力  気付くとあっという間に土だらけになる畑仕事ですが、しゃがんだり立ったり動きやすく、汚れても良くて洗いやすく、涼しく、あたたかく、虫や日差しから守ってくれるような、季節に合った服装、つまり野良着について考えはじめました。土の上にごろんとしたいときに出来るような、そんな衣服ってないものか。 現代風の機能的な野良着もいいけれど、やっぱり気になるのは昔の作業着です。まずは野良着のイメージの代表、もんぺについて。もんぺとは、農村や、戦時中の活動着として普及したズボン型衣服で、主に女性用のものをもんぺと言うそうです。他にも、昔から着られていた農作業着である猿袴(サッパカマ)、カルサン、たっつけ、など、もんぺの仲間にも色々な形のものがあります。着物を着た上から履くので、腰回りはゆったりとしていて動きやすく、あたたかく、洗いやすい木綿、戦後も洋服が普及するまで、もんぺは農作業やふだんの暮らしには、なくてはならないものになりました。そして何より、もんぺを作る工程では布の無駄が出ないことに驚きです。少ない鋏で直線裁ち、シンプルで無駄のない形の潔さ。俄然作ってみたくなりました。 【作り方】もんぺ|無駄のない布の裁ち方と、分かりやすい縫い方 今回ご紹介するのは、前後が同じ形のもんぺです。どちらを前にしても着られて便利です。 もんぺの裁ち方 ・着物用の反物(幅35cm~40㎝)で作る場合はそのままの幅で作ります。・洋服地(幅90cm~140cm)で作る場合、今回は反物の幅に切って作りました。・布の長さは、それぞれ体に合わせて、腰からくるぶしくらいまでの長さに縫い代(+10㎝あれば十分)を足します。・布端の処理は、折り伏せ縫いや、ジグザグミシンなど、やりやすい方法でどうぞ。 もんぺの縫い方 1,前ズボン、後ろズボンの股上を縫い合わせます。 2,マチをひし形に縫い合わせます。 3,前ズボンにマチを縫いつけます。 4,後ろズボンにマチを縫いつけます。 5,ズボンの左右の端を縫い合わせます。 6,ウエストを3cmくらいの三つ折りにして縫い、ゴムを通します。 7,履いてみて、ちょうどよい長さに裾を三つ折りにして縫います。 なるほどなるほど!早速できたてほやほやのもんぺを履いて畑へ。動きやすくて気持ちいいです。ずいぶん前にいただいた、お気に入りのファブリック用の赤い布でしたが、もんぺにしてみたらとってもかわいいではないですか。 パンパンと土を払って、そのままお買い物にも行けそうです。着物を着ていた女性たちが、もんぺを履いて軽やかにスキップしている風景が浮かびました。きっと現代の忙しい女性たちにもしっくりくるのではないかと思っています。お家に眠っている思い出の着物をほどいてもいいし、とっておきの布から作ってもいいかもしれません。 今回は、野良着の「もんぺ編」。もんぺとひとくちに言っても様々な裁ち方、縫い方があることが分かりました。ぜひご自身に合った形や縫い方を探してみて下さい。(来月以降は、「シャツ編」や「前掛け編」をお届けできればと思っています。)もんぺを履いて、気持ちのいい季節のはじまりです。 #縫い物と暮らし / #野良着 【365】玄米カイロ 温冷兼用、自然素材 カートに追加 10月の読みもの 10月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、11月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 9月 | 一覧 | 11月 ≫
    たんぽぽの綿毛でリースを作る<span class="blog_title_sub">〜春の野草で楽しむナチュラルクラフト〜</span>
    たんぽぽの綿毛でリースを作る〜春の野草で楽しむナチュラルクラフト〜
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(Instagram)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  三寒四温、行ったり来たりの季節を感じながら、4月を迎え、清明となりました。足元を見ると、オオイヌノフグリ、ナズナ、カラスノエンドウ、小さな花があちこちに咲き始めて嬉しい季節です。地面に顔を近づけてまじまじと覗き込んでみると、小人になって散歩しているような気持ちになりますね。  住宅街の小さな庭にも、新一年生のような新芽が出て、花が咲き始めました。毎年出る球根も、秋に植えた球根も、ひとつずつ顔を出して、寒かった冬が終わろうとしています。  「くらしの図工室」というこの連載を始めて2年になりました。スタートしてからしばらくは、ドキドキしながら締め切りを迎えていましたが、文章を書く生活に少しずつ馴染んで、普段の暮らしの中で楽しみを見つけながら、伝えたいことを言葉にして拾い集める作業が、なかなか難しくも面白いなぁと感じています。いつもお付き合い下さりありがとうございます。 プレミアムひまわりオイル 《PR》無農薬栽培の熟成種でできています カートに追加\送料無料/ ✔︎ たんぽぽの生命力と綿毛のひみつ|リース作りにも使える自然の変化  春の草花は大好きなものがたくさんありますが、寒い空気の中で地面にくっ付くように黄色い花を付けるたんぽぽを見つけると、春が来たんだなと嬉しくなります。気温とともに、首を長くして、葉が延びて、花が増えて、季節が進むとどんどん姿がたくましく変わっていきます。  開花後のたんぽぽは、一度茎を低く倒して花を閉じますが、徐々に綿毛を膨らませながら、ふたたび茎をのばして、綿毛がきれいに丸く膨らんだころには、茎を高くすっとのばして遠くに種を飛ばします。実は綿毛を作る変化は、茎を切って、根から離れても、たんぽぽ自身の蓄えている水分とエネルギーで行うことができるのです。子供が摘んで遊んで、そのまま公園に置いていかれたタンポポが、数日後しっかり綿毛になっているのを見たことがありませんか。子孫を残すための、たんぽぽの植物としての能力にびっくりします。春だけのお楽しみ、この生命力いっぱいの綿毛を使ってリースを作ってみました。茎をしっかり固定するために針と糸を使っています。 あわせて読みたい 【作り方】たんぽぽの綿毛リース|自然素材でつくる春のナチュラルクラフト 材料と道具 ・たんぽぽ(開花後閉じた状態のもの) 19個・リース台 (今回は18cmくらい)・縫い針・手縫い糸 白 作り方 準備:リース台に壁掛け用の麻紐を結んでおきます。 1.たんぽぽは花の下3cmくらいでカットします。また、咲き終わった花がらが付いている場合は除きます。(スポッと抜けるのが気持ちいいんです)取れない時は無理に引っ張らず、そのまま落ちるのを待ちます。 2.リース台の周りに、外向き、内向きの順に並べてみます。 3.一度たんぽぽをリース台から離して置き、7時の位置に糸を結びます。 4.一つ目のたんぽぽに糸を通します。茎は柔らかいので刺しても抜けてしまうことがあります。なるべく茎の上の方、厚みのある部分に針を刺します。 5.たんぽぽの花の角度を決めながら、茎をしっかり押さえてリース台に糸を巻きつけていきます。内向き、外向き、と交互に反時計回りに止めていくのがポイントです。※右利きの場合です。左利きの方は4時の位置からスタートして、時計回りに留めていきます。 6.途中で糸が足りなくなったら結んで、また糸を結んで再開します。 巻いてきた糸に結んでいるところ 7.1周したら最初の糸にひっかけて結び、終わります。 8.そのまま平らに置いておけば、数日かけて徐々に綿毛が開いていきます。 ✔︎ たんぽぽの綿毛リースをきれいに楽しむポイント  ひとつずつ綿毛に変わっていく変化はとてもドラマチックです。リースを見るたびに違った表情が見られて、たんぽぽの生命力を感じます。すべての綿毛が開いたら完成です。そっと壁に掛けます。なるべくエアコンなどの風の当たらないところに掛けておけば、綿毛は飛ばず、ふわふわのリースを室内で長く楽しむことができます。どうぞお試しください。  4月はご自身や家族の新しい環境がスタートする方もいらっしゃるかと思います。皆様にとって、希望いっぱいの4月になりますように、願っています。3年目の「くらしの図工室」も、どうぞよろしくお願いいたします。 #手仕事を楽しむ / #季節のリース 手作り鍋敷きキット 色違いの木材がかわいい カートに追加 4月の読みもの 4月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、5月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 3月 |...
    おせちにお弁当に!田作り
    おせちにお弁当に!田作り
    あさこ 連載:日本人で良かった弁当〜愛すべき飾らない茶弁〜食べることだけでなく作る工程も楽しんでいるクラシライター:あさこさんより、飾らないシンプルなごはんのことをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 年の終わりが近づいてきた頃のスーパーって好きや。普段はなかなか見ない大きな骨付きチキンやケーキ用のフルーツが並んだキラキラと装飾された棚も、クリスマスが終われば一瞬にして紅白の垂れ幕が張られておせちの材料やお惣菜がびっしりずらり。せわしい中のこの何とも言えないワチャワチャ感がたまらんのです♪ そんな中、ちょっとフライングで通路のカゴにごまめが。(まだクリスマス仕様やからね)ごまめを甘辛いタレにからめて作る田作りはおせちの中でも大好きな一品。お正月だけやなんて勿体ない!普段のお弁当でも脇に少し添えるだけでごはんがすすむよいおかずに。あっ!そう言えば旅行先で買った小あじの煮干しやかえりがあったやん!と思い出し、お正月までに復習がてら久しぶりに作ってみました。   【田作り】 *材料 ・ごまめ※…60gほど・白ごま…大さじ1~☆砂糖…大さじ3☆みりん…大さじ1.1/2☆醤油…大さじ1.1/2※おせちの田作りはごまめ(カタクチイワシ)が基本ですが普段気軽に作る時は煮干しやかえりでも気軽にできておすすめ *作り方 ごまめを弱火のフライパンで焦げないように気をつけながら5~10分乾煎りする。良い香りがたちごまめがカラカラとしてきたら一旦取り出しておく。フライパンに調味料を入れて少し煮詰め、火を止めてごまめを戻し入れ手早くからめる。仕上げに胡麻を混ぜ合わせクッキングシートの上で広げて冷ませば出来上がり。(フライパンのまま冷ますとくっついてしまうので必ずクッキングシートなどの上で重ならないように)    見てや!きりり!!とした男前のお顔(笑)ぼんやりしがちな茶弁を引き締めてくれるしっかりしとした茶色と存在感! 田んぼの肥料としてカタクチイワシの稚魚が使われていたことから豊作を祈願として食べられるようになった〈田作り〉難しい工程もなし。市販のものより味も濃くなくパクパク食べれてカルシウムたっぷり♪そして何より縁起もよし♪ 今年は田作りの手作り(ダジャレちゃうよ笑)はいかがですか? さて今年も残すところ後少し。お世話になった方々へ、一年のお礼と感謝の気持ちを伝えながら2023年残りの日々を #ぬくもりを包む日 にしたいと思います。   \ワークショップ参加募集/ 無農薬大豆と生糀を選んで自分だけのお味噌作り 大豆と生糀、それぞれを選んでいただき、【黒千石味噌】もしくは【紅大豆味噌】を作ります。大豆と生糀の組み合わせは10通り以上!日時 : 2024年1月21日(日)15:00〜17:00場所 : 浜松町駅徒歩5分 /大門駅徒歩7分講師 : 親子料理教室 季音 三神さやかさん @saya.831(下記詳細) お申し込み&詳細はこちらから  
    野良着について《シャツ編》<span class="blog_title_sub">〜直線裁ちで仕立てる手作りシャツの裁ち方・作り方〜</span>
    野良着について《シャツ編》〜直線裁ちで仕立てる手作りシャツの裁ち方・作り方〜
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(Instagram)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  山の見える毎日を送るようになってから、朝夕刻々と変わる山なみの色や雲のかかり方を眺める楽しみができました。山の稜線は気温が高い夏の間はもやっと白く見える時間が長かったのが、ここ数日ひんやりする朝にはキリリと青く、別の表情に見えます。雨上がりの、雲がボワボワと沸き立つ峰や、夕刻の影で尾瀬が濃く深く見えるのも、面白く見飽きません。 畑はといえば、花のように開いていた白菜の葉が、ここ数日で内側へ包むようにきつく巻き込んでいます。結球といって、このときに中に青虫が入ったままだと、中の美味しい葉を食べつくされてしまうそうです。畑の名人のお隣さんからつい先日教わりましたが、すでに結球し始めてしまった我が家の無農薬白菜、どうなるでしょうか。恐る恐る、中心を覗いてみたり、応援してみたり、収穫を待っています。もうすっかり、山や土やお天気のことばかり考えるようになりました。 あわせて読みたい ✔︎ 野良着を手本にした働き者のシャツ  先月のくらしの図工室で書かせていただいたもんぺですが、とても履き心地が良く、畑の時も、家の時も、動き回るときも、リラックスの時も、気持ちよく履いています。生地を変えれば、一年中毎日履けるパンツになりそうです。 パンツが出来たら次に欲しいのは、作業や家事や育児にぴったりな、働き者のためのシャツです。汗をかいても風が抜けていくような適度な余裕と、作業の邪魔にならないよう体に沿う形、肌に当たると気持ちのいい素材のシャツ。参考にしたのは、やはり戦後より日本各地で着られた野良着です。さらりとした絣や紬などの木綿地、袖は短め、襟元はきゅっと合わせてあります。そして一番の注目は、脇の形です。筒袖と呼ばれる筒形や、もじり袖と呼ばれる脇が広いものなど。どれも直線裁ちで布を無駄にしない作りなのは、もんぺ同様です。 【作り方】シャツ|野良着を参考にした形と無駄の少ない裁ち方 今回は昔ながらの野良着シャツを参考に、洋服にも合い、毎日着られるようなシンプルなデザインを考えてみました。適度に体に沿うけれど、脇にゆとりがあって動きやすい形です。 シャツの裁ち方 ・用尺 木綿や麻の布(幅110cm~)120㎝+α これ以外に、1㎝幅の両折れバイアステープ50㎝を使います。・今回は身長162㎝の私の体にちょうどぴったり合うようにサイズを出しています。 参考にしていただきながら、微調整をしてください。 ややゆとりを取るには、身幅を左右それぞれ+2㎝、袖の幅に+2㎝、丈にも+2㎝することをお勧めします。・首回りの曲線は、お手持ちのシャツなどを参考にサイズを決めてみてください。・布端の処理は、折り伏せ縫いやジグザグミシンなど、やりやすい方法でどうぞ。 シャツの縫い方 1,襟ぐりをバイアステープで始末します。表から見えないように、内側に縫いつけます。 2,前身ごろの両端を三つ折りで始末します。今回は7㎜ほどの三つ折りにしました。 3,身頃に袖を付けます。 4,脇のマチを付けます。 5,前身頃と後見頃の脇下を縫い合わせます。 6,左右の袖を筒に縫い合わせます。 7,袖の端を三つ折りで始末します。 8,身頃の裾を三つ折りで始末します。 9,一度羽織ってみて、首が通る所に印を入れ、左右の前身ごろの前を縫い合わせます。  このとき裾まで縫ってしまわず、5㎝~10㎝ほど縫い残すと動きやすい形になります。  縫い始めと縫い終わりは力がかかるので、何度か返し縫いをしておきます。  ふんわりと織られたインドのカディコットンを、手縫いで、始末は折り伏せ縫いで仕上げてみました。着てみるととても優しい着心地です。肌に直接触れる衣服として、これから寒くなったら上に重ね着をするのにもいいのではないかと思います。  昔の野良着を着た女性の写真などから想像して、今を生きる私たちにもしっくりくる野良着シャツを考えてみましたが、地方によって、気候によって、色々な種類のシャツがあることが分かりました。生活に合う服として、着物から洋服への移り変わり、そして布を含めて、物を大切にして長く使い続けるという感覚を、忘れないでいたいと思います。 そしてもちろん、折り紙を折るように自由で工作的なシャツは、今見てもとても魅力的だなと感じます。楽しむ衣服、暮らしの中から生まれる衣服、大切に着続ける衣服、そんなことを考えた時間でした。秋が深まる季節、少し立ち止まって、今の自分のための衣服について考えてみるのもいいかもしれません。次回は野良着シリーズ最終回、前掛け編をお送りします。 #縫い物と暮らし / #シャツ 11月の読みもの 11月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、12月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 10月 | 一覧 | 12月 ≫
    庭に置くキエーロの箱作り<span class="blog_title_sub">〜土と風と太陽で生ごみを循環させる方法〜</span>
    庭に置くキエーロの箱作り〜土と風と太陽で生ごみを循環させる方法〜
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(@momo12160627)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  東京から山梨塩山に居を移して、初めて迎えるお正月です。年末は大家さんにサプライズで餅つきに呼んでいただいたり、お隣さんにこちらのお雑煮を教わったり、どんなときも山々が厳かに傍にある、いつもの年とは違う新鮮な年末を過ごしていました。今年は塩山で一年を通して暮らせること、どんな出会いや出来事があるのか、わくわくしています。 ✔︎ 農のある暮らしでは、生ごみの量が増える  去年は自宅裏で畑を始め、少しずつ収穫もあり、ご近所さんからのおすそ分けの美味しいお野菜を丸ごといただくこともあって、家族5人分の食卓のお野菜の半分が畑からの恵みになりました。畑から収穫すると、スーパーで並んでいるきれいな姿では無く、外側の葉っぱ、皮、枝、虫食い部分と、食べられないけれど付いてくる部分が大きいことも、学びました。農のある暮らしをするということは、いわゆる生ごみの量が都市に暮らしていた時の倍以上になる、ということなのです。  これまでは大家さんの畑にある、バケツをひっくり返したような、埋め込み式コンポストをお借りしていましたが、こちらは蓋がぴったり閉まるタイプです。どうしても臭いがこもりやすく、また深さも高さもあるので大人でないと使いにくいのと、キッチンからすぐに行き来できる場所にもコンポストがほしいと思うようになりました。というわけで、お節作りは夫と長女に任せて、年末の私の大仕事は、掃除でも、年賀状書きでもなく、コンポスト作りになった訳です。目指すのは、家族みんなで楽しく無理なく使える生ごみを土の力で分解するコンポストです。 ✔︎ キエーロという、生ごみを土の力で分解していく仕組み  キエーロは、松本信夫さんによって考案された、土にもともと存在する微生物の力を生かして生ごみを分解していく仕組みです。土の上に直接置く底なしタイプと、マンションなどでも使える底のあるタイプがあります。必要なのは、太陽の光、風が通る置き場所と、土だけです。その名の通り、生ごみが分解されて消えてしまうので、カサが増えていくことも無く、広さを取れない住宅地の家庭から出る生ごみも自宅で処理できてしまう、画期的なものなのです。透明の波板で、上からの太陽の光を通し、側面の三角に開いた風の通る隙間によって水分が適度に乾きます。もちろん、キエーロで生ごみを分解した土は、堆肥のように使うこともできます。畑の肥やしも一緒にできれば嬉しいです。今回は、木部に塗る塗料も自然に還るものにしようと思いつき、天然の防腐剤、柿渋を塗ることにしました。 編集部メモ 柿渋が手に入りにくい場合は、亜麻仁油や蜜蝋を使ったオイル仕上げや、市販の屋外木部用塗料などでも木材を守れます。手間や材料に合わせて、扱いやすいものを検討してみてください。 あわせて読みたい 【作り方】庭で使う底なしキエーロの箱  設置場所は、冬でもぽかぽかの、南側の庭の片隅に決めました。屋外に置くものなので、ぴっちり正確でなくとも、綺麗な仕上がりでなくとも、大丈夫です。私はアクリル絵の具で絵を描いてみました。自分で作ると、それだけでお気に入りになるのがDIYのいいところです。 材料(サイズ 横 約120㎝ × 奥行 約61cm × 高さ約48㎝) ・杉板A 120cm×9cm    9枚・杉板B  59cm×9cm  8枚・角材1     42cm  3本・角材2     33cm  3本・角材3         2本・角材4         3本・ポリカーボネート波板 130cm×65cm・木ネジ(内側用)・木ネジ(外側用・ステンレスまたは屋外用コーティング済のもの)・ステンレス蝶番 2組※木ネジは、箱の外側は屋外用のものを使うと錆止めになります。 準備 ・材料をカットします。 ホームセンターで材木をカットしてもらうと簡単です。 ・全ての材木全面に、柿渋を塗布しておきます。 作り方 1,杉板Aを全面4枚、背面5枚並べて、それぞれに角材を木ネジで固定し、2枚の板状にします。 2,杉板Aに、杉板Bを直角に木ネジで固定し、箱型にします。  木箱や踏み台などを当て、直角を出すとうまく固定できます。 3,蓋を作ります。  角材で枠を作り、波板を木ネジで固定します。 4,本体の箱と蓋を蝶番で固定します。 ∟ 背面に蓋の重さをフォローする角材を付けてみました  さっきまで畑で生きていた、野菜の根や外側の葉、根菜や果物の皮、それらをごみにするのではなく、土に還してまた新しい芽を育むことは、とても自然な流れに思えます。以前住んでいた場所で使っていたキエーロの経験では、気温の高い夏場は気持ちいいほど、あっという間に生ごみが分解されてゆきます。逆に気温の低い冬場は微生物の活動はゆっくりになります。生ごみを入れる場所をずらしながら、工夫して使います。うまくいかない時があっても、土と風と太陽にお任せしておけば、時間が生ごみを土に還してくれると思います。 出来上がった、私たち家族の新しいキエーロ。家族という単位の小さな食の周りの循環ですが、私たちには大きな出来事になりました。循環する暮らしに向けて、ひとつずつ、心地よさを感じながら楽しみたいです。今年も一年、どうぞよろしくお願いいたします。...
    焼き魚アロマ
    焼き魚アロマ
    あさこ 連載:日本人で良かった弁当〜愛すべき飾らない茶弁〜食べることだけでなく作る工程も楽しんでいるクラシライター:あさこさんより、飾らないシンプルなごはんのことをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 今年も夏から秋…秋から冬があっという間。猛スピードで変化する気温差に体が追いつかず先日不覚にもちょっと鼻風邪を引いてしまいました。(ここ何年も風邪を引いてなかったからちょっとショックやたけどこれも歳やなと笑) 日に日に嗅覚指数が落ちていき神経を研ぎ澄まして何とか香りを感じる程度。でも人間凄いもんで、匂いや味覚は曖昧でも過去の記憶を頼りにして食べていても食材の味を脳は感じ取ってくれる感覚。そして、そんな状態でもお腹はグーグーと減って「味覚がないからなんでもええねん!」ではなくやっぱり「美味しいもの(美味しかったもの)」を求めるんやなと。 数日経って無事嗅覚指数は上昇。美味しい香りをプンプン感じたい!欲求に駆られ早速焼き魚をお弁当に。     【鯛のつけ焼き】 ・鯛の切り身…2切れ・酒…大さじ1・醬油…大さじ1・みりん…大さじ1 出来れば半日ほど漬け込んで(お弁当にする場合は前夜にやっておくと便利)魚焼きグリルや魚焼き用のアルミホイルにのせて焼くだけ。 ※鯛の他であれば淡白な白身魚がオススメです※ほぐして塩もみきゅうりなどと混ぜご飯にしても   醬油やみりんが少し焦げた茶色(ん??こげ茶色?黒色か?笑)の所がこれまたたまらなく愛おしくとっても美味しい!朝からワンルームの小さな部屋は<焼き魚アロマ>でプンプンやけど、私にとってはどんなルームフレグランスよりも心地よく落ち着く香り。 そして美味しい香りをおもいっっっきり感じれる幸せ。何事も健康であってこそ。これからますます寒くなるので皆さんもお気をつけください。 11月・12月のクラシコサエル合言葉は#ぬくもりを包む日寒さを忘れるような温かい気持ちを周りのみんなと分け合えたらええな♪  
    レギュラー食材・ちくわ編
    レギュラー食材・ちくわ編
    あさこ 連載:日本人で良かった弁当〜愛すべき飾らない茶弁〜食べることだけでなく作る工程も楽しんでいるクラシライター:あさこさんより、飾らないシンプルなごはんのことをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 みんなは冷蔵庫を開けたとき必ずあったり、「これがないと落ち着かない~」ってレギュラー食材や調味料ってある?私は…調味料もこれと決めたものを切らさないようにストックしてて、食材やと卵は絶対!そしてちくわも! スラリとしたスタイルで白いお肌に映える茶色の焦げ目(やっぱり茶色が愛おしい)そして何でもこい!と言ってるような丸い穴が愛らしくて、袋に5本ほど入ったこの子がいると安心するんよな。 何と言ってもお財布に優しく旨味もたっぷり。どんな食材や調味料とも相性がよいので私のお弁当やおかずの登場回数はトップクラスかも。 そのままでも美味しいし、炒めたり揚げたりするとほんのりと甘みが増すのでおすすめ!今回はすぐできて冷めても美味しいお弁当にもおつまみにもぴったりなちくわおかずをご紹介。     【ちくわの紅生姜天】 材料 ・ちくわ…2本・紅生姜…適量・油☆小麦粉…大さじ1.1/2☆水…大さじ1.1/2※お弁当に作りやすい分量やから本数を増やす場合は衣も増やして1:1の割合で溶いてな 作り方 ちくわに縦の切れ目を入れて紅生姜を詰めたら(欲張って詰めるの注意)溶いた衣をまとわせて半分ほどつかる油で揚げるだけ!紅生姜の辛みとちくわの甘みが何とも言えず美味しい一品に。   他にも甘辛く照り焼きにしたり 定番のきゅーちくや ベーコンとチーズを巻いてみたり。 細かく切ってチャーハンに加えるとかさ増しにもなってええねん♪ ちくわは無限の可能性を秘めている!と冷蔵庫で出会う度に心の中でニヤリと笑ってます(笑) クラシコサエルさんでは全国各地の皆さんが地元の調味料をご紹介していて「へ~この地域ではこんな調味料が定番で必ずあるんや~」と楽しい読みものもあるのでそちらも是非です!(読みものバトン企画【全国調味料名鑑】こちらから)(私のお気に入り調味料もまたこちらでご紹介したいと思ってます) 12月やのに温かかったり急に寒くなったり。気温の変化にも気をつけて今年一年悔いのないようにラストスパートです!  
    辿り着いた茶弁
    辿り着いた茶弁
    あさこ 新連載:日本人で良かった弁当〜愛すべき飾らない茶弁〜本日11月10日(金)より、金曜隔週で新連載スタート♪食べることだけでなく作る工程も楽しんでいるクラシライター:あさこさんより、飾らないシンプルなごはんのことをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 お弁当を作り続けて何年になるやろ? 子供の頃から料理は好きやったから自然と手は動いて作れば作るほど楽しくなった。 ホンマに?ってビックリされるかもしれないけどSNSで可愛い綺麗なお弁当がブームになった時は色鮮やかな野菜を使ったり可愛くデコったり色々研究して早起きもして…紫キャベツやラディッシュが見当たらず何度スーパーのはしごをしたことか! 若い頃はバッチリ化粧やったけど歳を重ねるごとにナチュラルメイクにって変わってく心境と似てるかも(笑) 今思えばすごい気力と集中力!   でも当時は飾る事に夢中で楽しかったから決して無駄な時間やないし今のお弁当スタイルに辿り着く大切な通り道やったと思ってます。 でもいつからか お弁当箱を開けた時の華やかさよりも 食べて心から美味しいと思えるおかず に気付き、そんなおかずたちが集まれば必然と茶色の世界になって、それもまた最高の眺めなんやとしみじみ。   今回はそんな茶弁だからこそキラキラと黄色(ん?これも茶色系の色か?)が一際存在感を放つ甘い卵焼きのご紹介。 普段のだし巻き卵とはひと味違ってどこか懐かしく安心する一品なので是非。      【甘い卵焼き】 ・卵…3個 ・出汁…大さじ5 ・醬油…小さじ1 ・塩…ひとつまみ ・砂糖…大さじ1.1/2~大さじ2 ※出汁は水大さじ5とだしの素小さじ1でも   喋ることは得意やけど文章にするは苦手な方やから、構えた言葉遣いや流れるような綺麗な文章は書けないけど皆さんの気持ちに近いコラムになれば…と私にとっても新しい挑戦です。 季節を感じながら時には時間をかけてたまには手を抜いて「茶色くたってええやん!」って背伸びしないお弁当を飾らずお届けしていきたいと思いますのでお暇なときにでもひょんっとお立ち寄りいただけたらめっちゃ嬉しいです。 さて11月・12月のクラシコサエルの合言葉は #ぬくもりを包む日 気持ちを込めて作ったお弁当を包んだり… 「もの」に限らずぬくもりのある「気持ち」を包んで誰かに伝えてみるときっとお互いポカポカですよ♪