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    竹を割って、毎日のお箸を作る
    竹を割って、毎日のお箸を作る
    真鍋 百萌 連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さん(Instagram)より、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介  爽やかな季節が過ぎるのは、なんてあっという間なのだろうと思います。ピクニックや大物のお洗濯、あれもこれもやっておけば良かったと、過ぎてから思い出しますが、植物や生き物たちにとっては、これからやってくる暑い夏に備える大切な梅雨の時期がはじまります。庭の草木は待ってましたとばかりに勢い旺盛になりました。アナベルのつぼみが付いて、今年はたくさんの花を咲かせてくれそうです。庭にやってくる鳥の落とし物から生えてきた山椒も、立派に成長しています。人間も少しずつ暑さに慣れて、体力をつける時間にしなければ。  時間を少し遡って、去年の年末のことです。造園の仕事をしている友人から、商業施設のエントランス用に門松を作ると聞きました。お正月の期間が終わった後、その立派な青竹は毎年処分しているのだとか。もったいないけれど、と。 竹は様々な用途に使える優れた素材です。私の家では、家族の日々のお箸、菜箸、お弁当用の箸、へら、様々なカトラリーを作って使っています。必要になると、近くの竹屋さんで竹を購入している私は興味津々です。不要になったものへ、新たな用途が生まれる、そんなことができたら楽しいなぁと常々思っているのです。 あわせて読みたい そんな話の流れから、ありがたいことに、役目を終えたこの青竹を譲っていただけることになりました。快く分けてくれた友人へ、心より感謝の気持ちです。 なるべく日光を避けて保管しておいたので、6月になった今も、青々と美しい状態のままです。ちょうど子供たちのお箸を新しくしようと考えていたところだったので、この竹を使って作ることにしました。 竹炭 封筒カードセット 《関連商品》竹炭が漉き込まれた独特の風合い カートに追加 クラフト用の竹の収穫は、水分の少ない冬の間にしますが、青々とした竹のお箸は涼しげで、夏に向かう今の季節にぴったりです。材木屋さんに行くと、去年の冬に切った竹を置いていますので、お箸を作りたいと相談してみてください。最近は小売りをしてくださるところも多いです。また竹はホームセンターでも求めることもできますよ。 【作り方】竹から作るお箸|青竹で楽しむ初夏の手仕事 材料と道具 ・竹(真竹または孟宗竹)・鉈・のこぎり・トンカチ・クラフトナイフ・豆カンナ(あれば便利)・自作の箸作り用押え型(無くても大丈夫) 作り方 1、筒形の竹を、箸の長さにのこぎりで切ります。長さは、女性用で21.5cm、男性用で23cmを目安に、手持ちのお気に入りのお箸に合わせてください。今回は小学生の子供用に18㎝で作りました。 2,竹を1cmほどの幅で鉈で割ります。割りたいところに鉈を当て、トンカチをトーントーンと重力に任せて落とすイメージです。これを1膳分、2本用意します。 3,クラフトナイフを使ってかい先に向かって細くなるように削ります。豆カンナがあれば同じように使えます。 ポイント箸の先、かい先は2本の箸を合わせた時に、隙間が大きすぎないようにします。掴みやすい箸になります。今回は子供用なので、危なくないように細すぎず、太すぎないかい先、手に当たる部分は角を落として柔らかくしました。 4,箸の形ができたら、紙やすりで整えます。荒い80番から順に、120番、240番、と細かいやすりに変えながら仕上げます。 指先で全体を撫でてみて、なめらかになれば完成です。 門松だったお箸、なんだかとっても縁起が良さそうです。息子が苦手な青菜も、美味しくしてくれるかもしれません。 竹は水に強く丈夫です。日本中で育ち、勢いよく次々にのびるので、邪魔者にされることもありますが、もともとは食器はもちろん、建材や籠など、日本人の暮らしに無くてはならない素材でした。環境のためにも、気持ちよく使える素材としても、竹には、まだまだたくさんの可能性がありそうです。身近な竹を、見直してみませんか。去年青竹で作った竹のへらも、使ううちに良い味わいが出てきました。 #竹 / #箸 / #サステナブルな暮らし 6月の読みもの 6月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、7月の準備などの記事をお楽しみください♪ ≪ 5月 | 一覧 | 7月 ≫
    香りを楽しむ、夏の薬味仕事<span class="blog_title_sub">〜大葉・みょうが・生姜の保存方法と薬味ごはんレシピ〜</span>
    香りを楽しむ、夏の薬味仕事〜大葉・みょうが・生姜の保存方法と薬味ごはんレシピ〜
    えみ 連載:季(とき)を味わう台所クラシライター:えみさん(@kuche_foodworks)より、移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 気温が上がり始めるこの季節、食卓に欠かせなくなるのが薬味です。大葉やみょうが、生姜をたっぷり添えるだけで、そうめんや冷奴、焼き魚、お刺身、冷しゃぶ…ぐっと爽やかな一品になります。けれど、暑くなってくると、料理も億劫になりがち…せっかく買ってきた薬味も、気が付けばしんなりしていたり、黒ずんでしまったりすることも。 私は薬味が好きで、夏になると薬味をたっぷり刻んでご飯に混ぜた「薬味ごはん」をよく作ります。そのため、できるだけ香りを保ちながら長く楽しめるよう、保存方法を工夫しています。 今回は、大葉・みょうが・生姜の保存方法と、作り置きしておくと便利な薬味ミックス、それから我が家の夏の定番、薬味ごはんをご紹介します。 あわせて読みたい ✔︎ 大葉の保存方法 大葉は乾燥に弱く、傷みやすい野菜です。購入したら軸を少し切り落とし、少量の水を入れた容器に立てて冷蔵保存します。葉が濡れないようにし、上から袋やラップをふんわりかぶせて冷蔵庫へ。 私は以前100均で購入した大葉ケースを愛用しています。底がV字で茎の部分だけ水に浸かるようになっています。大葉にしか使えないけど、場所も取らず、綺麗なまま長持ちします…かしこい! 刻んだ大葉が黒くなってしまうことがありますが、これは断面が空気に触れて酸化するためです。切れ味の良い包丁を使い、水気をしっかり拭いてから切ると変色しにくくなります。 冷凍保存する場合は洗って水気をよく拭き、一枚ずつ重ならないよう保存袋へ。使う時は凍ったまま細かく砕いて利用できます。ですが、やはり大葉は切り立てが断然オススメです。 ✔︎ みょうがの保存方法 みょうがは乾燥すると風味が落ちやすいため、湿らせたキッチンペーパーで包み、保存袋や保存容器に入れて冷蔵保存します。 刻んだものは密閉容器で保存し、なるべく早めに使い切るのがおすすめです。 冷凍保存も可能で、刻んだ状態で保存袋に入れておけば、汁物や薬味としてそのまま使えます。 ✔︎ 生姜の保存方法 生姜は丸ごとの状態なら比較的日持ちします。保存容器に入れ、水を張って冷蔵保存することが多いです。水は2〜3日に一度取り替えると鮮度を保ちやすくなります。 冷凍保存をするときは、すりおろした生姜をジップ付き袋で薄い板状にし、凍ったらパキパキ折って使っています。その中から使う分を取り出しています。薄い板状なのですぐ溶け、扱いやすいです。 【365】 柚子ごしょう  一年熟成、こだわりの柚子ごしょう カートに追加 薬味を少しずつ余らせてしまう時には薬味ミックスにしておくと便利です。 薬味ミックスの作り置き 冷奴、そうめん、納豆、豚しゃぶ、焼き魚など、さまざまな料理に。厚揚げをトースターで焼いた上に乗せてお醤油で食べたり、赤出汁のナスのお味噌汁などに乗せるのもおすすめです。 材料 ・みょうが、新生姜、ネギ 各適量 ※大葉は香りが飛びやすく変色しやすいため、加える場合は食べる直前に加えるのがおすすめです。 作り方 1. みょうがは縦半分に切り、薄切りにする。 2. 新生姜は千切りにする。 3. ネギは小口切りにし、全て合わせて保存容器に入れて冷蔵(冷凍)保存する。 次は、たっぷりの薬味をご飯に混ぜるだけで、暑い日でも箸が進む一杯になる薬味ごはんのレシピです。 薬味ごはんの作り方 薬味の香りとごまの風味だけで、シンプルながら満足感のあるご飯になります。お塩をきちんと効かせるのがポイントなので味見して調節してくださいね。 材料 ・温かいご飯・大葉、みょうが、生姜・白ごま ・塩 作り方...
    里山からの春便り
    里山からの春便り
    中里早紀子 連載:里山暮らし日々是好日本日4月15日(月)より、月1回月曜日で新連載スタート♪クラシライター:中里早紀子さんが自然や季節とともに移ろう田舎での里山暮らしの中で見つけたものたちをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 はじめに。 皆さん、初めまして。中里早紀子と申します。この春から「クラシコサエル」での連載をスタートさせていただくことになりました。 のんびり月1回の更新となりますが、お付き合いいただけますと幸いです。 第1回目ということで、まずは簡単に自己紹介を...。 わたしは高知県にある海沿いの町「中土佐町」というところで小さな有機農業を営んでおります。家族は農園長とわたし、それから猫が1匹(もう1匹は脱走中)と、ヤギが2頭、鶏が15羽ほど。スタッフは1名、同じ町内に住む家族同然の女の子ややこちゃんです。小さな農家ですが、大家族です。 畑の目の前には太平洋、背後には緑の山並み、街灯がほぼないので夜には星空の広がる素敵な場所です。そんな集落で年間約50ー60種類の野菜を有機栽培という方法で育てています。自然相手の仕事ということで日々苦労もありますが、何よりここでの暮らしを大いに満喫しています。農業も仕事というより、暮らしの一部分。この連載では里山での日々の「暮らし」や暮らしを通して感じること・考えることなどを、四季折々の情景、高知の空気感をたっぷりに交えながら、お届けできたらと思っています。 ちなみに出身は兵庫県神戸市。そんなわたしが、なぜ高知県で有機農業をしているのか?はまたいずれ。 春は「美味しい」が渋滞する季節 高知と言えども、冬はしっかりと寒い。沿岸部に住むわたしたちの集落にも、何年かに一度うっすら雪が積もります。野菜の成長も、虫たちも、どこかのんびりスローペースで時間が動く冬。みんな春を待ちわびています。 それが、3月に入るとぱちんと音が聞こえるように、一気に春へのスイッチが入ります。太陽の暖かさ、風の匂い、野菜の花、鳥の声、虫の音。集落のおんちゃんたちも田植えの準備にそわそわ。みんな申し合わせをしているかのよう。わたしたちも春に置いて行かれないようにギアを上げます。 例年、まずはふきのとう探し。なのですが、今年は菜種梅雨の影響もあり畑作業が少し遅れ気味、山には入れず年に1回のお楽しみを逃してしまいました。。。号泣 こちらは遅れまい!と4月に入り、日本ミツバチの巣箱を設置。今はまだ空っぽの巣箱ですが、ミツバチが入居してくれるとせっせと巣を作り(蜜を運び入れ)、近い将来蜂蜜が収穫できるというわけです。入居してくれるかどうかには、ハチたちの厳正なる審査があります。日当たりや見通し、外敵がいないかという安全性、蜜源からの距離などが審査されるのです。 桜前線と共に北上するかのように、各地でミツバチの「分蜂(ぶんぽう)」が始まります。ひとつの家族で生活をしていた所に女王バチがもう1匹誕生し、新しい家族を形成、元々いた女王バチたちの家探しがスタートするというわけです。うちの巣箱は好条件で3部屋ほど某住宅情報サイトに掲載をしているのですが(笑)果たして!?気長に契約を待つとしましょう。 もう一つは、たけのこ掘り。たけのこが収穫できるのは、ほんの2週間ほどです。わたしたちはこの時期にしかたけのこをいただきません。旬を味わう楽しみ、これは格別なのです。 まずは宝探しのように、地面からちょんと出ている穂先を探しあてます。それから、たけのこを折らないよう「砂山くずし」の要領で周りの土を取り除いていき、おおよそのたけのこが顔を出したところで、えいっと根元からツルハシで収穫。あっという間に袋いっぱいに収穫できます。が、ここでは「足るを知る」、自分たちで食べる分と少しのおすそ分け分だけを収穫します。 掘りたてのたけのこは、薪火のストーブでふつふつと1時間ほど炊きアク抜きをします。米ぬかがなくても、白米でも十分アク抜きできます。たけのこご飯にしようかな、煮物もいいなぁなんてあれこれ妄想をしながら約1時間、アク抜きをしたあとは冷たい水へ、しっかり冷やして保存します。 あら。気がついたら、食べることばかり。そんな里山の春です。高知へ来た頃はこんな贅沢を知りませんでした。豊かな旬は意外に身近にあるものです。いつでも何でも手に入る便利な時代ですが、寒い冬を越え、春の美味しさを見つける喜びは唯一無二なのです。 そういえば、そわそわしていた集落のおんちゃんたちも晴れ間を見つけて田植えを終えたようです。カエルの大合唱が始まると、高知の初夏はもうすぐそこ。あっという間ですね。 それでは皆さん、良き春の日をお過ごしください。   4月の読みもの 4月の食に関すること(レシピ付き記事も)、4月の過ごし方のアイデアや5月の準備などの記事をお楽しみください♪ 月ごとの読みものまとめはこちら  
    「夏のとうがらし五段活用」の巻
    「夏のとうがらし五段活用」の巻
    中里早紀子 連載:里山暮らし日々是好日クラシライター:中里早紀子さんが自然や季節とともに移ろう田舎での里山暮らしの中で見つけたものたちをお届けします。 ▷ 各クラシライターの紹介 皆さま、こんにちは。8月も残すところあと2週間ほど。二十四節気ではもうすぐ「処暑(しょしょ)」。暑さが落ち着く時期ということのようですが、お住まいの地域ではいかがでしょうか。ここ高知沿岸部の畑では、夏のお野菜も旬の終盤を迎え「なごり」の時期となっています。去ってしまう旬の美味しさを名残惜しみつつ、また来年の夏野菜を楽しみに、気持ちは新たに秋冬の畑準備へと進んでおります。 そんな中で、まだまだ元気な野菜が、そう「とうがらし」!ピリッと辛いとうがらしを活用したお料理は、夏の暑い毎日にぴったりです。いまの季節は「青とうがらし」、いわゆるフレッシュなとうがらしで、辛さの中にもジューシーさや独特の風味が楽しめます。これが熟していくと、真っ赤なとうがらしになり、しっかり乾燥させると長期保存できるようになります。 「青とうがらし」がたくさん採れるこの夏のタイミングで、中里家では1年分の様々な辛味調味料を仕込んでいきます。 仕込むと言っても、どれもとーーーっても簡単!年中お料理に合わせて使えますので、皆さまもぜひお試しくださいね。 その前に。「とうがらし」と言っても色んな種類があることをご存知ですか?日本だと、鷹の爪、香川本鷹、日光とうがらし、島とうがらし、辛味のない万願寺とうがらしや伏見とうがらし、などなど。海外のものだと、ハラペーニョ、ハバネロ、ジョロキアなどが有名でしょうか。何と100種類以上あるらしい!です!奥が深そうですね... 中里家では辛みのあるとうがらしを、毎年3種類ほど栽培しています。 こちらは「韓国とうがらし」。鷹の爪よりも大きいのが特徴で、辛味も控えめです。韓国では赤く熟したものを粉末にしてキムチに使います。 続いてこちらは沖縄の「島とうがらし」。小さいですが、辛さの威力ったら!!熟すと、真っ赤というより少しオレンジがかった赤い色になります。 あわせて読みたい ✔︎ 島唐辛子のおはなし - by.nijisuzume 最後は定番「鷹の爪」皆さまお馴染みのとうがらし。   今日はそんなとうがらしを楽しむ5つのレシピをご紹介します。 …その前に、最初に一番大事なことを!とうがらしを素手で触るのは、とっても危険です。特にたくさんの量を扱う際にはご注意くださいね。手のひら、指先もピリピリしてきますし、その手で目や口などに触れると激痛です。(経験者は語る.....)ビニール手袋などをご活用くださいね。   それでは早速仕込んでまいりましょう!まずはトップバッター「三升漬け」   青とうがらしの三升漬け 材料 青とうがらし(鷹の爪)・米麹・醤油だけ。 それぞれ一升ずつの分量で漬け込むということで「三升漬け」、北海道・東北の発酵保存食です。一升ずつはさすがに家ではすごい量なので全部の材料を「同じ量」で仕込みます。 作り方 1. 青とうがらしは輪切りに、米麹はほぐしておきます。 2. そのあとは、全ての材料をボウルでざっくり混ぜて、煮沸消毒した瓶に詰めるだけ! 気温にもよりますが1−2週間で完成。途中漬かり具合が気になる方はビンをひっくり返してみてくださいね。保存は冷蔵庫にて。 長く置けば置くほど味が馴染んできます。青とうがらしの辛味と麹の旨味が何とも美味しいです。     炊きたてほっかほかの白ご飯や卵かけご飯、焼肉などにも。 ちなみに、こちらは1年もの。色が全然違いますね。   続いて2つ目は「グリーンタバスコ」   グリーンタバスコ 材料 青とうがらし(鷹の爪)と米酢を同量、そしてとうがらしの重量の10%分量の塩。 作り方 1. 全ての材料をフードプロセッサーにかけペースト状にする。(うちは種を気にしないので、そのままかけています)...