八重山諸島のひとつ、西表島在住のクラシライターnijisuzumeさん。
20年ほど前に島へ移住し、島の人たちや自然とともに暮らしを楽しんでいる様子が人気です。
細部まで宿る無駄のない丁寧な手仕事からは、人柄が垣間見えます。
会の終わりには島での暮らしのお話を聞きながら、島の自然の恵みである月桃と蝶豆花のハーブティーを愉しむ時間をご用意しています。
ワークショップを受講された方へは、今後製作に必要な素材のお譲りが可能となります。
ワークショップ詳細
今回のワークショップでは、古くからお香の原料とされてきた浜香とタブの木、そこに月桃、ヤブニッケイ、カラキ(琉球シナモン)、タブなどの島の植物を加えて、円錐形のお香、スマッジインセンスを作ります。
香らせることを目的として、人工的な香料などを加えて作るお香(インセンス)ではなく、あくまでも自然由来の天然の植物のみを用いて作る、スマッジング(火をつけて焚いて、燻した煙で空間を浄化する)のためのお香です。部屋を良い香りにするというよりは、セージを焚くときのように、葉を燃やした香煙で、空間を清めるような時に焚く種類のお香となります。
工程としては、数種類の島の植物の香りを確かめながら、好みの香りの植物を選んで配合し、粉状に挽いた後、円錐状に成形して、自分だけのオリジナルの スマッジングインセンスを作ります。
こちらのお香づくりを通して、植物によるお香づくりのコツとポイントについて学び、身近にある植物で代用したりもしながら、気軽にお香づくりができるようになれたらと願っています。
ワークショップで作ったスマッジインセンスは、各自お持ち帰りいただき、ご自宅にてしっかりと乾燥させることで完成となります。
好みの植物を選んで作った、自分だけのオリジナルのスマッジインセンス。場を清めたい時、気持ちを切り替えたい時、ヨガをする時など、是非日々の暮らしの中で使ってください。
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島に移住して20年、村のおじいやおばあからたくさんのことを学びました。そうして受け継いだ知恵や手技を、自分で独り占めするのではなく、届けるべきところへ、時間はかかっても少しずつ大切に伝える価値があります。
植物を採る際には「こちらの植物を採らせてください決して無駄にはしません」と手を合わせて採らせてもらっています。「大切なものは目には見えない」その目に見えないものこそが大切なのだということを知っている人に、受け継いだ知恵や手技を伝えたいと願っています。
自然との調和の中に在る手仕事が通じ、その向こう側にある自然と繋がりながら、傍に手仕事がある暮らし、必要なものや欲しいものを自分の手でつくれる暮らし。
そんな暮らしが広がりますように。
nijisuzume
会の終わりに月桃と蝶豆花のハーブティーをご用意しております。 ※持ち物と会場の詳細は開催日の1~2週間前を目安に、送信いたします。 |
作成するお香について
【サイズ・個数】
高さ 約3cm、直径 約2cmの
円錐形のスマッジインセンス × 8〜10個
講師プロフィール
nijisuzume何にも無いけど、何でもある。沖縄の離島西表島にて、南の島の自然の恵みを大切にしながら、自然の移り変わりや植物のサイクルに合わせたものづくり〈シチシチムジクイ〉をしながら暮らしています。 |
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