長月の食べること〜重陽の節句:菊を取り入れる秋のしつらえ〜

公開日:2026.09.03
Tammy*

連載:季節のしつらい手帖
手のぬくもりが残る暮らしを大切にしているクラシライター:Tammy*さん(Instagram)より、月ごとに楽しむ食べること、暮らすこと、についてお届けします。

9月9日は、五節句のひとつ「重陽の節句」。

「菊の節句」とも呼ばれ、菊に長寿や無病息災への願いを込めてきた、昔から続く季節の行事です。

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✔︎ 重陽の節句をいつもの食卓に

重陽の節句をいつもの食卓に

桃の節句や端午の節句に比べると、今の暮らしの中では少し馴染みが薄い重陽の節句。
でも「節句だから」と特別なごちそうを用意したり、難しく構えたりしなくても楽しめたらと思っています。

たとえば、いつもの料理に食用菊をひとひら散らしたり、大根やにんじんを菊の形に抜いて、いつものひと皿に添えてみる。
菊のお椀があれば、それを使うだけで食卓も華やぎます。

いつもの一皿に、菊を添える

大皿には、きのこなど秋の食材を使った炊き込みごはんを。
その上に菊の形に抜いた野菜を彩りよく飾れば、それだけで重陽の節句のごはんができあがりです。

秋の食材を使った炊き込みごはんに、菊の飾り切りの食材を添えて

お飾りの菊には、大根やにんじん、紫芋などを使います。
野菜はさっと茹でてから菊型で抜き、彩りよく。白い大根はそのままに、一部はビーツでピンク色に染めています。
黄色やオレンジ色のにんじん、紫芋などを組み合わせると、食卓もぱっと華やかになります。

✔︎ 菊を添えて楽しむ秋のおもてなし

お客様を迎える日なら、きのこや銀杏、秋刀魚など秋の食材を使ったひと皿に、菊の形に抜いたにんじんをひとつ添えたり、食用菊を散らしたり。
そんな小さなしつらえも、季節を感じてもらえるおもてなしになりそうです。
菊をまとわせた手毬寿司を作ったり、菊の花びらを浮かべた菊酒を楽しんだり、少し手をかけて、重陽の節句を味わうのもいいものです。

重陽の節句らしいおもてなしの食卓

昔から続いてきた季節の行事を、いつものごはんに小さな菊をひとつ添えることから。
今の自分の暮らしに合う形で、取り入れてみる。
今年の重陽の節句は、食卓のどこかに小さな「菊」を添えて楽しんでみませんか。

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