シューファルシ〜丸ごとキャベツのオーブン煮レシピ〜

更新日:2026.02.27 | 公開日:2026.02.26

連載:くらしつづり
インスタグラムでは日々のお弁当を紹介されているクラシライター:おべんとうつづりさん(@obentotsuduri)より、ここでしか見られない「くらし」 のひとこまをお届けします。

フランス料理の学校で習ったもので特に印象に残っているお料理のひとつがシューファルシです。

シュー(chou)はキャベツ、ファルシ(farci)は詰めものをした、という意味で、キャベツにひき肉などの種を詰めたフランスの家庭料理。ビストロでも人気のメニューです。

日本にもキャベツで詰めるものを包むロールキャベツがありますが、料理学校で教えてもらったシューファルシはキャベツをそのまま丸ごと煮たような見た目でインパクト大

キャベツをそのまま丸ごと似たような見た目がインパクトのあるシューファルシ

加熱の方法もコトコトとお鍋で煮込むロールキャベツと違って、煮汁は少なめ、蓋をした鍋ごとオーブンに入れて蒸し煮にします。

こうすることで、火が四方からまんべんなく入り、詰め物が煮汁の中で泳がないので形が崩れにくいのです。

また煮込むよりも詰めものの旨みがキャベツの中に閉じ込められるのでお肉の存在感をより強く感じるものになります。

✔︎ シューファルシに使われるキャベツの特徴

フランスではシューファルシにはchou frisé シューフリゼ(縮れたという意味)という、葉が肉厚でちりめん状のキャベツが使われます。

日本ではサボイキャベツやちりめんキャベツの名前で売られています。

編集部メモ

日本では冬から春先にかけて流通が増える食材です。手に入らない場合は普通のキャベツでも代用できます。葉が大きめで巻きがしっかりしている冬のキャベツの方がシューファルシには向いています。

シューファルシに使えるキャベツ、シューフリーズ

サボイキャベツは普通のキャベツよりも硬いので生食には向きませんが、煮込むと柔らかくなり、その甘味は格別です。

また縮れた葉が煮汁や肉汁を含みジューシーな仕上がりになります。ポトフもこのキャベツで作ります。

あわせて読みたい

材料はシンプルで、調理はオーブン任せ、見た目よりも簡単にできるシューファルシ<を今回はご紹介したいと思います。


【レシピ】シューファルシ

シューファルシの素材

材料

・サボイキャベツ… 1個

(ファルス)
・合びき肉 … 500g
・玉ねぎ … 1/2個
・にんにく … 1片
・パセリのみじん切り … 大さじ1
・卵 … 1個
・生パン粉 … 1カップ(約40g)
・牛乳 … 1/4カップ(50cc)
・コニャック または ポルト酒 … 大さじ1
・塩小さじ … 1強
・こしょう、ナツメグ … 適量
・ベーコン … 50g
・にんじん … 1/2本
・マッシュルーム … 4個

(煮汁)
・白ワイン … 100cc
・水 … 500cc〜
・ローリエ … 1枚



キャベツの準備

キャベツが丸ごと入る大きな鍋にお湯を沸かして塩少々を加える。
キャベツの芯をナイフの先などでくり抜く。 芯の部分を上にして鍋に入れる。 大きめのフォークを刺してお湯に浸けると作業しやすい。

キャベツの準備

柔らかな葉をはがしながら茹でていく。
火が通った葉は冷水につけて冷やし、ざるにあげてペーパータオルなどで水分をよく取る。
葉脈の固いところがあれば包丁で削いでおく。



ファルス(詰め物)の準備

パン粉に牛乳を加えて柔らかくふやかしておく。
玉ねぎ、にんにく、パセリはみじん切りにする。 ベーコン、にんじん、マッシュルームは3〜4mmの角切り、またはみじん切りにする。

ファルス(詰め物)の準備

ボウルに合びき肉を入れて粘り気が出るまでよくこねる。塩を加えてさらに練った後、他の材料も全て加えてよく混ぜ4等分に分けておく。



仕上げ

乾いたふきんの上に大きめのキャベツの葉3枚を中心が重なるように放射状に並べ、ファルスの1/4をのせる。

大きめのキャベツの葉を並べた上にファルスを乗せる

さらにその上にキャベツを3枚重ねてファルスを乗せるということを繰り返す。

その上にキャベツを重ねてファルスをのせることを繰り返す

キャベツの葉とファルスがそれぞれ4層になったら最後にキャベツの葉を1枚のせる。

ふきんで丸くまとめるように茶巾しぼりにしてしばらくおく。

たこ糸をかけて形を整える。

たこ糸で形を整える

鍋にバターを熱してキャベツを入れる。
白ワインを入れ沸騰させてアルコール分を飛ばす。
水を加えて、塩少々、粒こしょう5、6粒、ローリエ、マッシュルームの軸や人参と玉ねぎの切り落とし、パセリの枝などを加えて沸騰させる。

鍋に調味料を一緒に入れる

蓋をして200℃のオーブンで1時間ほど加熱する。

または紙蓋と蓋をして、途中で様子を見ながら中火で1時間30分ほど蒸し煮にする。

オーブンで蒸し煮にする

煮上がったシューファルシを網の上にのせて水分を切る。 たこ糸をはずしお好みの大きさにカットして盛り付ける。 煮汁を濾して、味を整えシューファルシに添える。

シューファルシ


シューファルシは丸く小さく作ってもかわいいです。
手間がかかりますが取り分けはこちらのほうが楽。

まるく小さなシューファルシ

この時にはベーコン、にんじん、マッシュルームはファルスには入れず、キャベツに巻いたり、付け合わせにしました。

サボイキャベツは加熱しても破れたり煮崩れをしにくいので、詰め物を巻き込んだりする時に少々手荒にしても大丈夫。
定番の俵形も作りやすいと思います。
トマト味にしても美味しいですね。

トマト味のシューファルシ

サボイキャベツを見つけたら、ぜひお試しください。

#キャベツ(春4~6月、冬11~3月)

2月の読み物

2月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、3月の準備などの記事をお楽しみください。

≪ 1月一覧3月 ≫



\ WEEKLY RANKING /

今週の人気商品