大根のお味噌汁〜3つの楽しみ方:切り干しレシピ、おろし・細切りアイデア〜

更新日:2025.11.19 | 公開日:2025.11.18
ユキ

連載:お味噌汁でいただく旬の恵み
野菜ソムリエのクラシライター:ユキさん(Instagram@nori_wasabi)が、おかずのかわりにもなる季節の野菜たっぷりの具だくさんお味噌汁をご紹介します。

立冬を過ぎ、日ごとに寒さが肌にしみる頃となりました。
みなさま、お変わりありませんでしょうか。

今回はおでんや鍋、サラダなどでも大活躍する大根そしてその加工品である切り干し大根を使ったお味噌汁の楽しみ方を3つご紹介します。

あわせて読みたい

✔︎ 無駄なく摂りたい、栄養たっぷりの大根の効能

無駄なく摂りたい、栄養たっぷりの大根の効能

よく見かける上部が薄緑色の青首大根。
アミラーゼ(ジアスターゼ)という消化酵素が胃腸の働きを整え、消化を助けてくれ、大根おろしなど加熱せずに摂ると効果的です。また、カリウムが体内の余分な塩分を排出する働きがあるためむくみの予防、血圧の調整などに効果があります。
切り干し大根になると同じ100gでも特にカリウム、またカルシウムの栄養価はさらに多くなります。煮物やサラダにも使えて保存もきくので大変便利です。
 
そして皮の周囲にはビタミンCが含まれるのでハリ・ツヤのよい大根をむいたその皮は細切りにしてきんぴらやお漬物に。また、葉にはβ-カロテンが多く含まれているので葉がついている場合は細かくきざんで炒めたりゆでて菜めしにするなどがおすすめです。

✔︎ より多くの栄養を楽しむ、切り干し大根のお味噌汁

切り干し大根のお味噌汁

∟ たっぷり切り干し大根のお味噌汁

切り干し大根、干ししいたけ、細切りにんじん、油揚げと煮物と同じ具を使ったお味噌汁です。まるで煮物にそのまま使えそうな具材ですが、風味豊かでいつもとはちょっと違うお味噌汁を楽しむことができます。きざみねぎや七味でピリッと味を引き締めるのも楽しみのひとつになります。


【レシピ】たっぷり切り干し大根のお味噌汁|いつもとちょっと違う風味と栄養を楽しむ

切り干し大根のお味噌汁の材料

材料

・切り干し大根 20g
・にんじん   1/4本(30g)
・干ししいたけ 2枚(スライスされたもの3g)
・油揚げ    1/2枚
・だし     500cc
・みそ     大さじ2(みその種類や好みで調整してください)

作り方

1. 切り干し大根と干ししいたけをサッと水洗いし、だしの入った鍋に入れ10分ほどおいて戻しておきます。

2. にんじんと油揚げを細切りにし1に加えて中火でゆっくり火を通します。

3. 切り干し大根と干ししいたけがやわらかくなり、にんじんにも火が通ったら火を止めてみそを溶き入れます。

4. 少しそのまま置いておくと味が染みます。食べるときに沸騰しない程度に再加熱したらできあがりです。

✔︎ 大根おろしをちょっと違った楽しみ方でいただくお味噌汁

大根おろしと厚揚げのお味噌汁

∟ 大根おろしと厚揚げのお味噌汁

焼き魚の横に添えてあったり、みぞれ煮や鍋に欠かせない大根おろしですがお味噌汁に添えたり、おろし汁をお味噌汁に使ったりもおすすめです。
おろした大根は香りもよくさわやかです。おろし汁は火を通すことで優しい味わいになります。

コットンリネンのエプロン

《PR》こだわりのエプロンで家事仕事を

✔︎ ボリュームたっぷりで楽しめる細切り大根のお味噌汁

細切り大根とにんじんのお味噌汁

∟ 細切り大根とにんじんのお味噌汁

繊維にそって細切りにした大根はしっかり火を通すとしんなりしてかさが減り、味もしっかりしみるのでたっぷり食べられます。

大根を細切りにする様子

切り方や火の通し方でいろいろな食感や味わいを楽しめ、干すことで栄養がギュッと凝縮され保存もきく、旬の大根を使ったお味噌汁をご紹介しました。

ぜひお試しください。

11月の読みもの

11月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、12月の準備などの記事をお楽しみください♪

≪ 10月一覧12月 ≫



\ RECOMMEND COLLECTION /

おすすめ商品