連載:くらしつづり
インスタグラムでは日々のお弁当を紹介されているクラシライター:おべんとうつづりさん(Instagram)より、ここでしか見られない「くらし」 のひとこまをお届けします。
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秋の味覚の代名詞、芋、栗、かぼちゃ。
かぼちゃが収穫されるのは主に夏ですが、追熟を経て、水分が程よく抜け甘味が増して食べ頃になるのが今の時期です。
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秋のホクホクとして美味しいかぼちゃを使ったニョッキは子どもが小さい頃からの好物のひとつ。
作り方は二十数年前にイタリア人シェフから教わり、徐々に家族の好みや日本のかぼちゃに合わせてアレンジしていったものです。
今回はそのかぼちゃのニョッキと2種類のソースをご紹介したいと思います。
【レシピ】かぼちゃのニョッキ|優しい甘さとふわっと柔らかな食感を楽しむ
材料(2〜3人分)
かぼちゃ 中1/4個 種と皮を除いた正味350g 中力粉 35〜40g ( あれば伊産小麦粉タイプ00 ) 卵 1/2個 塩 小さじ1/4
作り方
1.かぼちゃ1/4個は種と水分の多いわたの部分をスプーンなどでしっかりこそげ取る。
縦半分に切って1cmの厚みにスライスする。
2.オーブンペーパーを敷いた天板に並べて180℃に予熱したオーブンで15〜20分、竹串がすっと通るまで素焼きにする。焼き色はつけない。
3.かぼちゃが熱いうちにマッシャーや裏ごし器などで潰す。塩を加える。 かぼちゃが冷めたら、溶き卵を加えて混ぜる。
小麦粉を加減しながら入れる。台に移してまとまるまで軽くこねる。この時にべたつくようならば粉を追加する。 丸めてラップをかけて10分ほどおく。
4.打ち粉をした台の上で生地を4等分に切り分ける。 手に粉をつけながら、生地を1.5cmの棒状に伸ばして、1.5cm幅に切り分ける。
ベタつく切り口に薄く粉をつけ、ニョッキボードで筋をつける。または軽く丸めてフォークで筋をつける。打ち粉をしたバットに並べる。
5.たっぷりの水を沸騰させて1%の塩を入れ、火を弱めてからニョッキを入れて茹でる。 ニョッキが浮いてきたら、網ですくいあげる。
メモ
我が家のニョッキはかぼちゃの味がしっかり感じられて、ふわっと柔らかく口の中で溶けるような食感を目指しています。 そのため、かぼちゃの水分を出来るだけ飛ばして、加える小麦粉の量が最小限になるようにしています。 また柔らかく壊れやすいので、茹でる時にはあまりぐらぐらと沸騰させないことも大切です。
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【レシピ】セージ・バターソース|古典的なソース
材料
バター 50g〜 セージ 適量 塩こしょう 適量
作り方
フライパンを弱火にかけてバターを焦がさないように溶かす。セージの葉を入れ1分ほど加熱して香りを出す。
ニョッキを入れて和え、水分が足りなければ茹で汁を加えて、塩こしょうで味を整える。
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【レシピ】きのこのゴルゴンゾーラソース|秋らしい一皿
材料
ゴルゴンゾーラ・ピカンテ 70g 牛乳、または水 100cc〜 きのこ(マッシュルーム、舞茸など)200g
作り方
マッシュルームは縦半分、舞茸は平らになるようにさく。
フライパンにオリーブオイルを熱して焦げ目がつくまで焼き取り出す。
ゴルゴンゾーラと牛乳または水を入れて溶かし、ニョッキを入れて和える。こしょうをふる。
ニョッキを盛り付けた上にきのこをのせる。
メモ
きのこが入るとぐっと秋らしい一皿になります。 今回は味と見た目にめりはりをつけるためにきのこはトッピングにしましたが、ソースに混ぜても構いません。 ソースとニョッキを和えるとニョッキのでんぷん質が少し溶け出して濃度がつきやすいので、ソース自体のとろみはつけすぎないようにします。
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ご紹介したことが何かの参考になれば嬉しいです。
#かぼちゃ(9〜12月)/ #きのこ(9〜10月)
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連載:くらしつづり(Instagram)
食いしん坊が高じて、コルドン・ブルーとリッツ・エスコフィエでフランス料理を学び、JSA認定シニアソムリエも取得。数年前まで自宅でフランス家庭料理の教室を行っていました。