古着から作るTシャツヤーン〜ハサミひとつで生まれ変わる、エコでかわいい鍋敷きリメイク〜

更新日:2025.10.31 | 公開日:2025.10.28
kae

連載:ファブリック考
布製品のオーダーメイドブランドmitsuamiを持つクラシライター:kaeさん(Instagram)より、季節の生地、世界の手芸事情や、身近な布切れの活用法などをお届けします。

前回の記事では、衣替えのタイミングでいらなくなった服やバッグをただ処分するのではなく、ボタンや布などを素材として見直すアイデアを紹介しました。
今回は具体的に、古くなったTシャツを活用するアイデアをお話しします。

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もう着なくなったお気に入りのTシャツをハサミ1つでヒモに変える、Tシャツヤーンを知っていますか?
Tシャツヤーンは主に編み物に使います。編み物といえば、毛糸を使うので冬のイメージが強いですが、季節を問わず使える素材として編み物の幅を広げてくれます。
編むと厚みが出るので、マットや、バスケットを編むのにちょうど良いです。

古くなったTシャツを活用する方法

Tシャツを切るだけで、Tシャツヤーンは出来上がるのですが、切る時のちょっとした工夫で、1枚のTシャツを繋ぎ目のない1本の長いヒモにすることができるので、今日はそのやり方をご紹介します


【作り方】Tシャツヤーン|古着Tシャツをハサミひとつでリメイク

①内側のタグを取り外します。

Tシャツヤーンの作り方:①内側のタグを取り外す

②袖の下でまっすぐ切ります。下の長方形の部分を使います。

Tシャツヤーンの作り方:②袖の下でまっすぐ切る

③長方形の部分を半分に折りたたんで置き、裾を縫い目の上でカットします。

Tシャツヤーンの作り方:③長方形の部分を半分に折りたたんで置き、裾を縫い目の上でカットする

④脇側を3cmほど残して、2〜3cm間隔で切る。

Tシャツヤーンの作り方:④脇側を3cmほど残して、2〜3cm間隔で切る

⑤脇側の繋がったままの部分の片側を、1段ずらして斜めに繋ぐようにして切る。

Tシャツヤーンの作り方:⑤脇側の繋がったままの部分の片側を、1段ずらして斜めに繋ぐようにして切る

⑥反対側の脇側は、真っ直ぐつなげて切ります。

Tシャツヤーンの作り方:⑥反対側の脇側は、真っ直ぐつなげて切る

すると、長い一本の紐になります。

長い一本の紐になったTシャツヤーン

⑦完成✔️
出来上がったTシャツヤーンは毛糸玉のように丸めておきます。

Tシャツヤーンの作り方:⑦完成✔️毛糸玉のように丸めておく


不格好ですが、Tシャツヤーンで鍋敷きを編んでみました

Tシャツヤーンで鍋敷きを編んでみました

私は、実は編み物はあまり得意ではないのですが、いつかしっかりやりたいと道具だけは揃っています。笑

Tシャツヤーンで鍋敷きを編みながらサイズを確認中

∟ 編みながら、サイズを確認中

作り方を解説できるほど技術がないのが残念ですが、興味のある方はYouTubeなどで探してみてください。太さがあるので、鍋敷きくらいのサイズなら、30分もあれば編めてしまいます。

✔︎ 個性を活かしたTシャツヤーンで作るリメイクの楽しみ

お気に入りの色や柄でTシャツヤーンを作ると、仕上がりにも個性が出てとても楽しいです。たとえば、タイダイ柄やプリントTシャツなど、模様の出方がランダムな生地は、編んだときの表情がユニーク。一点ものの特別感を味わえるのも、リメイクならではの楽しみです。

マットや収納バスケットなど、次は少し大きな作品にも挑戦してみたいと思います。皆さんも秋の夜長にゆっくりとリメイクを楽しんでくださいね。

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