読書時間の愉しみかた

少しずつ過ごしやすい秋らしさを感じる時間が増えてきましたね。こちら東北は朝晩がとても涼しく、まさに読書日和な心地よさ。今や電子機器で本が読める便利な時代ですが、私は紙派で本時間を過ごしています。
指でページをめくるときに感じる紙の質、香り、ページ内の余白の使いかた、装丁の雰囲気など五感をフルに使って味わう本の時間は今の私にとっては至福の時間です。
ですが、昔から本が好きということではなく、小さいころと言えば外で遊ぶのが放課後の過ごし方で、暗くなるまで帰らない子でしたし、出張帰りの父がお土産だといって買ってくる本を開いた記憶はありません。学生時代読んだ小説は、確かに面白かったけれど読書に「はまる」ほど没頭する感覚もなし。
こんな感じで私にとっては遠い存在だったはずの「本」との関係ですが、大人になるにつれ、本の世界や読んでいる最中の没頭感に幸せを感じるようになり、今はとても身近にそして大切な「じぶんの時間」になっていることに気が付きました。
そんな私の読書時間の楽しみ方についてお話ししたいと思います。
✔︎ 図書館利用とおうち図書館
私はよく図書館を利用しています。
図書館の静けさはいつも心が落ち着くので、定期的に行きたい場所になっているというのもあります。
今は、働いているお店の近くの図書館から週一度子ども達が読む本を借りています。絵本や小説、ひみつシリーズやサバイバルシリーズなど学校の図書室で人気の本から大人の目線で見て読んでみてほしいなあと気になった本も数冊入れて毎回10冊ほどでしょうか。それにプラスして自分の本を数冊手に取る、という習慣。

本棚の最下段は図書館から借りてきた本を入れるスペースとして確保しています。
十数冊が入るこのゾーンは、毎週更新されるおうち図書館です。
子どもたちは、ここから本を取って読んでいます。私が借りてきた本でこの本棚が更新されると宿題を忘れて読書に没頭する子どもたち...。(親としてはヒヤヒヤ。)
今は便利なアプリがあるもので、読みたい本はタイトルや著者名を入力すると、近くのどの図書館にあるかを教えてくれます。すぐ借りられるか、貸出中かを見て予約できるのでとても手軽で助かるんです。
図書館を利用することが多いのは、これまでに気が付くと驚くぐらい増えてしまった本たちが手元に収まりきらず、たくさん手放したことがあるからです。持っている本が、何度も読み直しながら近くに置いておきたい本ばかりではないと感じてからは、まずは図書館で借りて読んでみることに。その後もう一度読みたくなりそうかどうかを判断基準にして、自分の中でこれは手元に置いておきたいと気に入ったものは書店やインターネットで買うようになりました。
もし図書館にない場合にはお店に行って本の雰囲気を探ってみてからいざ購入。
地方の小さい町では図書館も書店も少ないのですが、これも出会いだな、と今は限られた書店の本や図書館にあるものの中から楽しむことにしています。
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✔︎ 読書を彩るお気に入りアイテム4つ
ここからは、私が読書時間をより心地よく愉しむために使っているお気に入りのアイテム4つをご紹介します。
・アイテム1 ブックカバー

電車の車内で本を読んでいたころは、なんとなく周りの目を気にして本屋さんではカバーをかけてもらうことにしていました。
今は、田舎暮らしのため電車に乗ることはほとんどありませんが、持ち歩く本にはいつもカバーをかけています。カバーのおかげで汚れにくくなるのはもちろんのこと、買った本であれ借りた本であれ、カバーをかけているうちは「自分だけの本」という認識が生まれて、その本に対する愛着が増していく気がするんです。
・アイテム2 しおり

読書を愉しむ本まわりのアイテムとしてこれからも楽しんでいきたいのがしおり集めです。細切れにしか読書の時間がない私には、必要なアイテム。
以前は挟めれば何でもいいとしおりに対しては特にこだわりはなく、紙切れや付箋を活用していました。(活用というか、そこにあったから使ったという方が正しいですね(笑))
でも、ふと娘がプレゼントしてくれたしおりを挟めたらしおりを含めて本全体がとても愛おしく思えてくるような気がしました。それ以降、しおりも本の一部のように、心から使いたくなるようなものを集めてきました。度々もらう娘お手製のしおりや、一緒に押し花にしたもの、店で見つけて買ったもの、カフェのショップカードなど何冊本を同時読みしても大丈夫なほど手元に集まっています。
本からちらりとのぞくしおりの顔。
そこから感じられる個性たっぷりな雰囲気を本とともに愉しんでいます。
・アイテム3 ライト

読書のおともには、雰囲気の出るライトがおすすめです。秋の夜長、寝る前の読書や秋雨の中外の音を聞きながら心を落ち着けてする読書はこの時期だけの特別な時間です。移動できるライトを窓辺に移動させたり、寝転がりながら手元を照らし出したりする読書などその時々で様々な心地いいシーンを演出してくれます。
今は、充電式で持ち運びしやすいものもあるので気分転換にいつもとは違う場所に置いて読書をしてみるのもいいかもしれません。
・アイテム4 本の記録

手帳には、読んだ本を記録することにしています。
記録と言っても、本のタイトルと読み終えた日付くらいの簡単なものです。読んだ足跡が分かると自分の励みにもこれから出会う本への愉しみにもつながります。気に入った文章や考え方に出会った時にはメモを残してみたり自分を振り返って書いてみたり。今後余裕があれば読書のための専用ノートがあってもおもしろいな、とも考えています。
日々の慌ただしい時間の中では、一度に取れない読書時間。それでも毎日少しずつ楽しみたい自分のための時間として自分なりの方法で味わっていきたいと思います。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
#読書を楽しむ / #明かりと暮らし / #家族との時間
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