早織
連載:折々の一皿
早織さん(Instagram)より、旬を取り入れた、和の要素を感じられる自宅でのお料理やおもてなしについてお届けします。
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今年もこの季節がやってきました。
透けるような薄緑と鮮やかな黄色の色合いが美しいとうもろこし。毎年暑くなると無性に食べたくなり、店先で見つけるとつい手に取ってしまいます。
今回の一皿はとうもろこしの冷やし汁粉です。
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以前、玉蜀黍を味わうの記事でも書きましたが、我が家では甘みの強いものは味付けせずそのまま、甘みの控えめなものはさまざまな料理に姿を変えて食卓に上ります。
しかし、今回ご紹介するとうもろこしの冷やし汁粉はとうもろこし本来の甘みが砂糖の代わりを果たすため、糖度の高い品種を用いると風味が引き立ちます。
【レシピ】とうもろこしの冷やし汁粉|夏にぴったりの涼やかな甘味
*材料*
とうもろこし:2本 白餡 :200g 水:300ml 砂糖:適量
白玉粉:100g 水:90ml
*作り方*
1. とうもろこしの皮を1,2枚残し剥く。 蒸気の上がった蒸篭で中火で10分蒸す。
2. シワになるのを防ぐため、蒸しあがったとうもろこしを塩水にさっとさらす。 包丁で身を削ぎ落とす。最後に飾りに使うものを少し取っておく。
3. 水300mlにしんと髭を加え、火にかけ、沸騰したら弱火で15分煮立てる。
4. 2のとうもろこしの実と3のとうもろこし出汁100mlを合わせ摺鉢で摺る、又はミキサーで撹拌する。 晒しにあげきつく絞る。
5. 白餡に3のとうもろこし出汁100mlを加えよく混ぜる。とうもろこしの甘みが控えめな場合は甘みに応じてここで砂糖を加え、中火にかけて焦げないよう溶かす。 4を加え混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やしておく。
6. 白玉粉に水を少しずつ加え、こねる。一口大に丸め、真ん中を窪ませて形成する。
7. 鍋に水(分量外)を沸かし、6を茹でる。数分で浮き上がってくるので、全て浮き上がったら湯からあげる。
8. 氷水に取り、冷ます。
9. 器にお汁粉と白玉団子、取り分けておいたとうもろこしを盛り付けて完成。
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旬を迎え瑞々しく甘く実ったとうもろこしを使った甘味。今の季節に優しく涼を届ける味わいです。ぜひお試しください。

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連載:折々の一皿(Instagram)
香川県出身、二児の母。英国での一人暮らしを経て改めて和食の魅力を実感。旬を取り入れた、和の要素を感じられる自宅でのお料理やおもてなしについて綴っていきます。