ベルガモットティーと花ズッキーニのファルシー

6月。紫陽花が咲きはじめ、街のあちこちがふんわりとした色合いに包まれています。
湿度が高く、重たく感じる日も増えてきましたが、そんなときこそ軽やかな香りや食感を楽しめる料理を取り入れて、気分を晴れやかにしていきたいですね。
今月ご紹介するのは、花ズッキーニのファルシー。
花ズッキーニは、ズッキーニの実が成長する前の未熟な状態、花がついたまま収穫したものです。生で食べる場合はほんのりとした甘みがあり、加熱するとさらに柔らかく、優しい味わいになります。
そんなズッキーニの花にリコッタチーズと生ハムをふんわり詰めた、軽やかな口あたりながらしっかりとした満足感のある一皿です。衣はさっくり、花はしっとり、ひと口ごとに初夏の恵みを感じられます。
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合わせたのは、ベルガモットの果実を輪切りにして紅茶に浮かべた、香り高いフレーバーティー。
ベルガモットは、イタリア南部・カラブリア地方が主な産地で、毎年12月〜2月頃の冬にかけて、短い期間だけ収穫されます。日本ではあまり流通せず、生の果実を手に入れるのはとても珍しいそう。たまたまいただいたのですが、実際のベルガモットの果実を見るのは、私にとってはこれが初めて。
鮮やかな黄色に、柑橘とはまた違った気品ある香りが印象的でした。
”香りを楽しむ果実”とも呼ばれるベルガモットティーが、花ズッキーニのやさしい味わいを引き立ててくれます。
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合わせるお茶は、ベルガモット香るフレーバーティー。
紅茶にベルガモットの輪切りを浮かべた、爽やかなアレンジティーです。

ベルガモットは、柑橘の香りとほろ苦さが特徴で、一般的なアールグレイの香りづけにも使われています。
フレッシュな果実をそのまま輪切りにして、温かい紅茶にひたすことで、じんわりと広がる天然の香りを楽しめます。

ポットに入れた果実の香りが、立ち上る湯気とともにふわりと香り立ち、料理の繊細な風味に寄り添ってくれるようでした。
#お茶を楽しむ #花ズッキーニ(5〜7月)
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