ジャスミン茶と苺の酢豚

更新日:2025.05.11 | 公開日:2025.05.10
大久保香織

連載:一茶一菜
クラシライター:大久保香織さん(Instagram)より、お茶が主役になるような一菜とともに、ひっそり行っているメディテーションタイムをお届けします。

新緑がいっそう鮮やかになり、空の青さが心地よく感じられる5月の一茶一菜は、「ジャスミン茶」と「苺(いちご)とミントの酢豚」。

酢豚にフルーツといえばパイナップルがよく知られていますが、このレシピは季節ごとの果物に置き換えて楽しむこともできます。今回は、旬の終わりに差し掛かった酸味のあるいちごを使い、黒酢餡の甘酸っぱさを引き立てた、春の名残を感じさせる一皿に。ミントを添えることで、春から初夏へと向かう季節の移ろいを、爽やかな香りとともに食卓に取り入れました。

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いちごの軽やかな食感に寄り添うよう、豚肉はブロック肉ではなくロース肉をくるくると丸めて使い、ふんわりとした口当たりに仕上げています。甘酸っぱいタレとミントの清涼感が、いちごの酸味を引き立ててくれます。

お茶は、華やかでみずみずしい香りが広がる「オリエンタルジャスミンティー」。爽やかなジャスミンに、白桃やライチのフルーティーな香りがふわりと重なり、ゆったりとした余韻が楽しめます。


【レシピ】苺とミントの酢豚|季節ごとの果物を楽しむ一皿

材料

・豚ロース薄切り肉 150g
・新玉ねぎ     ½個
・苺        3個
(プラムやブドウなど季節の果物でも代用可)
・ミント      5枚
・胡椒       適量
・塩        適量
・油        適量

合わせ調味料
・黒酢       大さじ2
・穀物酢      大さじ1
・水        大さじ1
・醤油       大さじ½
・甜菜糖      大さじ4
・ケチャップ    大さじ3

    
・卵        1個
・薄力粉      大さじ2
・片栗粉      大さじ2
・水        大さじ1
※卵はよく溶いておく。



作り方

1.豚ロース肉に塩胡椒をしたら、1枚ずつふんわりと丸くまとめる。

2.玉ねぎをくし切りにして、軽く塩をふる。苺のヘタを取り、縦半分に切る。

3.合わせ調味料をボールに全て合わせる。

4.衣の材料を合わせて、泡立て器などでだまをなくす。

5.鍋に合わせ調味料を入れ、中火で軽く沸騰するまで加熱する。

6.丸めた豚ロース肉を衣にくぐらせ、170度の油で揚げる。

7.新玉ねぎを加え、しゃきしゃきな感触が残るくらいまで素揚げする。

8.揚げた豚ロース肉と新玉ねぎを5の鍋に加えて、再加熱する。
少しとろみがついて、十分に黒酢餡が具材に絡んだら、火を止める。

9.苺を加えて和えるようにしたら、皿に盛り、ミントを乗せて完成。

 

合わせるお茶は、オリエンタルジャスミンティー。

マンダリンオリエンタルのオリジナルブレンドを愛飲している私ですが、それを知った友人がプレゼントしてくれた期間限定のフレーバーティーです。KEITA MARUYAMAさんとのコラボで、爽やかなジャスミンの香りと、フルーティーなライチや白桃が香る紅茶です。
濃くなりすぎないように、熱湯でさっと出しました。


【叶谷 真一郎】7寸リム皿

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器はこちらを使いました。

器・・AKIHIRO NIKAIDO
カップアンドソーサー・・CHRISTINA IVERSEN
箸置き・・fresco
リネン・・TAJIMA SHIKIKO

春から初夏への移ろいと、光と風を感じながら、ちょっと新しい味わいを楽しむ時間になりますように。

 

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