快適な洋裁スペースの整え方

公開日:2025.04.08
kae

連載:ファブリック考
布製品のオーダーメイドブランドmitsuamiを持つクラシライター:kaeさん(Instagram)より、季節の生地、世界の手芸事情や、身近な布切れの活用法などをお届けします。

わたしの住むマレーシアは常夏。昨日も今日も明日も、気温は30℃。日本のように季節を感じることはほとんどないのですが、それでも4月は特別です。
桜は咲いていなくても、新学期が始まらなくても、心持ちはどこか新鮮で、新しい何かが始まるような期待に胸が高鳴ります。

気持ち新たに、最近散らかり気味だった洋裁スペースの整頓をしました。
今日は片付けが苦手でも整う、洋裁スペースの収納アイデアをご紹介したいと思います。

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✔︎ 作業のメインになるミシンを中心に整える

洋裁スペースのメインはミシン。
日本から持ってきたBabylockのロックミシンと、JUKIの職業用ミシンを愛用しています。

∟ 左側がロックミシン(端処理専用のミシン)。
右側が職業用ミシン。
いろんな機能のついた家庭用ミシンと違い、
直線縫いしかできませんが、
パワーと仕上がりが段違いです。

✔︎ 引き出し収納の工夫で道具の取り出しもスムーズに

ミシンの両隣には、引き出しを設置。
効率よく作業をするために、手の届くところに必要なものを揃えています。

左側の引き出しにはミシン糸とハギレを詰めています。
ミシン糸は下糸(ボビン)とセットにしたものを、スタッキングケースに収納。
試し縫いや、ちょっとした小物を作ったりするのに重宝するハギレは、柄物と無地でざっくり分別。

右側の引き出しには、ハサミ、ペンなどの文房具や、ミシン周りの細々したものを用途別に中身の見える透明ケースに入れて保管。
何がどこにあるのか見やすくて、作業しながらでも片手間で探せるので便利です。

∟本のように縦に並べて収納できるこのケース、
7,8年使っています。

何かと出番の多いシール類もまとめて透明ファイルケースに。

∟シールは生地を裁断する時に、
裏表の判別に使ったり、
パーツ名を書いて貼っておくのに使います。


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✔︎ 作業スペースと道具の配置で効率アップ

ミシンの右側には作業スペース。主に生地の裁断をしたり、作図やアイディアを考える時、そして記事を書くのもここです。

∟ 裁断や長さを測るのに便利な
A1サイズのカッターマットを常設。

∟ 針山やクリップ、はさみ、メジャーなどの
よく使うものはカゴにまとめてデスク脇にスタンバイ。

このデスクにはなるべくものを置かず、いつでも作業が始められるようにしたいのですが、頭の中が散らかっている時は、このデスクも散らかります。笑

✔︎ 副資材の収納は整えやすく在庫管理もしやすい方法で

リボンなどの副資材は、蓋付きのボックスに入れて保管。
紐状のものは絡まったり、すぐにぐちゃぐちゃになってしまうのですが、透明のジップバッグに入れておくと整えやすく中身も見えるので、在庫管理もしやすいです◎

∟ 選びやすいので作業効率もUP!

✔︎ 作業にも撮影にも便利なスペースも確保

このデスクの後方は、他の家具はなるべく置かず、床と壁に広いスペースを確保しています。
大きな布を広げてアイロンをかけたり、裁断をしたり、何もない平場は欠かせません。
白い壁を背景にして撮影にも使います。

ハンガーラックには、仕上げ途中のものをかけておいたり、水通しした生地を干したり、使いたい生地をかけて眺めてはインスピレーションが降りてくるのを待ったり…。

この他には、洋裁本等をストックしている本棚や、布をストックしているクローゼット、それと好きなものを愛でるゾーンもあります。

∟ 作業中に目につくところに、
お気に入りのものを飾って
気分を上げる作戦。

✔︎ 散らかしても効率的!定位置管理でストレスフリーに

服作りなどの作業中は部屋を散らかしがちなので、ものの所在地を決めること、そして必ずその定位置に戻すことを心がけています。そうすると、どんなに布や紙で床やデスクが散乱していても、ハサミがない!針がない!という、ものを探す手間とストレスを防げるのです。散らかしマンなりの心がけです(笑)。

 

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