切り枝を取り入れた季節の愉しみかた

2024.12.06
りえ

連載:暮らし日和
クラシライター:りえさんのお家の「心地よい」を求めた暮らし、暮らしの道具や家じかんのあれこれをお届けします。

私は産直の生花コーナーが好きで、行くたびにしばらく眺めてしまいます。
ちょっとワイルドなもの、華奢なものなど個性豊かな花や枝ものに出会える場所。お手軽な値段なのもありがたいです。たまにスーパーの一角にも枝ものが置いていることがあってうれしくなります。その場で、どれを持ち帰ろうかと縁のある出会いを求めて眺める時間は幸せに感じるものです。

∟ 今回はこの時期出回るブルーアイスを。
これで470円。

もみの木に似た枝で白く粉をかけたような青緑色の葉が特徴的です。寒さに強いことから「永遠」という花言葉があるのだそう。リースとしてどうぞとポップに書かれていたのですが(こういう一言も産直ならではのあたたかさを感じます)、クリスマス飾りをちょこっと乗せて生けることにしました。松のような香りが鼻をすーっと通り抜けていくのを感じる枝です。


一気に家の中がクリスマスの雰囲気でいっぱいになるような存在感です。季節感を簡単に取り入れられる手軽さが切り枝や切り花にはありますよね。子どもたちが中学生や高校生になって、ツリーを出すまでもないかな…なんていうときが訪れたら、切り枝メインで愉しむクリスマス飾りも素敵だなあ。

玄関のドアには、残った葉と枝でできた小さいリースを飾りました。

いつもは手前にある白樺細工だけをかけていたので、リースを追加したことで季節感が出た気がします。半端に広がる華奢な枝も動きを感じられていいかもしれません。


他にも葡萄の皮でできた一輪挿しに葉と枝をランダムに入れ込んだものも作りました。躍動感ある葉は、入れておくだけで様になるから気軽に扱えてとてもありがたいです。


ちょこっと置くだけで場の空気が変わってさわやかに感じられるのが植物の魅力。家の中の雰囲気が変わる切り枝でクリスマスまでの時間を愉しんでいきたいと思います。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。

 

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