大久保香織
連載:一茶一菓子
クラシライター:大久保香織さんより、お茶が主役になるようなお菓子とともに、ひっそり行っているメディテーションタイムをお届けします。
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花茶のお土産をいただきました。
こちらは、花茶の中でも工芸茶と呼ばれるもので、主に緑茶の茶葉を一枚ずつ糸で縛って、花などとともに編み込み、丸く固めたお茶です。
ころんとした緑色の球体の塊をグラスに入れ、熱湯を注ぐと、茶葉の中に隠れていた花がゆっくりと開きます。お湯に浸すと少しずつ開いて美しい見た目になります。

工芸茶は1980年代から作られるようになった、新しいタイプのお茶になります。
綺麗に茶葉が開く様子が見えるように、耐熱のグラスか、透明のガラスポットを使って入れるのがおすすめです。お湯を注ぐと、次第にオレンジ色のお花が見えてきました。
花の色や種類、デザインがひとつひとつ違ったりするのも見所です。
こちらの美しいお茶で今年最後のコラムを納めたいなと思っております。

合わせるお菓子は、胡麻団子。
胡麻団子を作ると家から中華街のような香ばしい胡麻の香りが漂って幸せな気分になります。
花茶は見た目に華やかである一方で味は控えめなので、揚げた胡麻の香りから食欲をそそる胡麻団子と相性ぴったりです。
【レシピ】胡麻団子

材料(8個分)
・白玉粉 80 g ・グラニュー糖 35g ・水 60cc~ ・ラード 20g ・こしあん(市販)80g ・白炒りごま 100g ・揚げ油 適量
作り方
1. こしあんは8等分にし、手のひらで転がして丸める。
2. ボールに白玉粉とグラニュー糖を入れて均一に混ぜてから、水60ccを加えて手で混ぜる。固まってきたら、つかむようにして練る。
3. ひと塊りになるくらいに水を5ccずつ加える。
4. ラードを加えてさらによく練り、なめらかにして、耳たぶくらいの堅さにする。
5. 生地をまな板に取り出し、両手で転がしながら円柱型に細長くのばしたら、8等分に切り分ける
6. 手で生地を転がして丸くし、手のひらで軽く押さえて平らにしたら、こしを中に入れ包み、また手で転がし表面を滑らかにして団子状する。
7. バットに白炒りごまを並べ、その上に6を転がして表面にごまをまぶす。

8.160度の油でゆっくり12分くらいかけて揚げていく。放置していると、油が澱み、その柄が付いてしまうので、時々油を混ぜる。

9. 完全に胡麻団子が浮いてきたら、180度に温度を上げて綺麗に色づかせて完成。

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揚げている間にぷくぷくと1.5倍くらいの大きさになる胡麻団子がかわいい。
美しい花茶を眺めながら、熱々の胡麻団子と一緒にいただきました。華やかながら優しい味わいの花茶が、胡麻団子を包みこんでくれるようでした。

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連載:一茶一菓子
飲み物へのこだわりが強く、中高生までほとんど水しか飲んでこなかった私が中国茶に魅了され、そこから国内外でひとつひとつ増えていったお気に入りのお茶たち。お茶が主役になるようなお菓子とともに、ひっそり行っているメディテーションタイムをお届けします。都内で夫と息子の3人暮らし。