金木犀と柿の紅茶とドライフルーツの酒粕バター
連載:一茶一菓子
クラシライター:大久保香織さんより、お茶が主役になるようなお菓子とともに、ひっそり行っているメディテーションタイムをお届けします。
金木犀の香りに包まれると幸せな気持ちになりませんか。私の1番好きな香りです。実は1年前から、スケジュール帳に"金木犀茶を作る!"と予定を入れていました。
私は10月中旬に作りましたが、今年は暖かく開花が遅かったので、二度咲き(が金木犀にはあるのです)した花を狙えば今からでも楽しめるかもしれません。
というわけで、今月は金木犀のお茶と、それからドライフルーツの酒粕バターを作ることにしました。デラウェアは乾燥させてレーズンを作りたいとちょうど思っていたので、一緒に柿もセミドライにして、お茶とバターの両方に入れようと思います。
果物は乾燥させることで、水分が抜けて、うまみ、甘みがアップしたり、長期保存が可能になります。
また、手作りすることによって、保存料や着色料など添加物の入っていない、無添加レーズンを作ることができます。
乾燥の具合を調整して、半生のように水分を多めに残すことも可能です。
久々に食品乾燥機を引っ張り出してきて、柿とデラウェアをセミドライにしていきます!
スライスした柿と、デラウェアを食品乾燥機にいれて、60度で22時間。カリカリになりすぎず、自然の甘みが生きる加減で取り出します。
デラウェアは、煮沸消毒した容器に入れ、浸るまでラム酒を注いで完成です。
食材を乾燥させたら、金木犀と柿の紅茶と、ドライフルーツの酒粕バターを作りましょう。
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お茶の時間になったら、やかんに湯を沸かす間にガラスポットに金木犀と柿の紅茶を入れておきます。
熱湯を注いだら、さっと出して、酒粕ドライフルーツバターを塗ったパンといただきます。
秋の気分が味わえる一茶一菓子となりました。
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