淡白で上品なカレイの魅力

2024.10.30
平本 麻美

連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。

カレイは日本で獲れるだけでもたくさんの産地と種類があり、1年を通して手に入りやすい魚です。春と同じく、秋もハイシーズンを迎えます。今回は、魚も大好きな我が家で、よく食べる種類と調理法をご紹介します。

まずは下拵えから。


カレイの下拵え

カレイは包丁を立てるようにして擦り、鱗とぬめりを取り除きます。熱湯で霜降りし、冷水で優しく洗うと臭みが取れますよ。

 


それでは、マガレイ、ヒレグロカレイ、メイタガレイ、浅羽カレイ、4つのカレイについてご紹介します。

マガレイ



カレイの中で1番代表的な存在のマガレイ。マガレイは身が薄いですが、大きいものは50センチにもなるんだとか。
 


【レシピ】マガレイのムニエル



1、水気を拭き取ったカレイに塩胡椒をして、両面に小麦粉をまぶす。

2、サラダ油をひいたフライパンで、皮目から4分ほど焼く。

3、身を反対にして、バターを加える。

4、バターをスプーンですくい、身に掛けながら焼き上げる。

レモン汁をかけて頂くのがおすすめです。

ヒレグロカレイ



ヒレグロカレイは別名を花魁(オイラン)カレイと言います。他のカレイに比べて、身の色が薄いです。ひらひらと泳ぐ様が美しいのでしょうね。
 


【レシピ】ヒレグロカレイの唐揚げ



1、中心とエンガワに切り込みを入れて、包丁を骨にあてながら、5枚におろす。

2、ひと口大に切り、塩胡椒を振り、小麦粉をまぶす。

3、骨は160度で揚げた後、さらに180度で揚げて、身は180度で揚げる。

骨も2度揚げすると、サクサクポリポリと美味しく頂けます。

メイタガレイ

メイタガレイは体高が高く顔が小さい特徴を持っています。目が飛び出ているので、目高(メダカ)カレイとも呼ばれています。


【レシピ】メイタガレイの姿揚げ



1、頭を落とさず、5枚におろす。

2、塩胡椒をし、小麦粉をまぶしたら、身と骨をそれぞれ揚げていく。(上記「ヒレグロカレイの唐揚げ」と同様に)

3、骨の上に身をのせるように盛り付ける。

姿揚げは食卓が豪華になりますね!黒い皮目は、下にすると美しく盛り付けられます。

浅羽カレイ



浅羽カレイは一般的には子持ちカレイとも呼ばれています。11月〜1月のわずかな時期に、卵巣の大きくなったものが水揚げされます。


【レシピ】浅羽カレイの煮付け



1、醤油、みりん、酒(水)、生姜のスライスで煮汁を作り、沸騰させる。

2、切り身を入れ、お玉で煮汁をかけながら、もう1度煮立たせる。

3、火を弱め、落とし蓋をして10分ほど煮る。

4、粗熱が取れるまで、そのまま味を馴染ませる。

 

我が家の人気ナンバーワンは煮付けです。

いかがでしたか?食べてみたくなった料理や作ってみたくなった料理はあったでしょうか?他にも、一夜干しやフライなど、クセがなくあっさりとした白身は様々な料理に向いています。健康に良いお魚は、積極的に摂っていきたいですね! 今日もご覧いただき、ありがとうございました。

 

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