小さな文字の刺繍
連載:ファブリック考
布製品のオーダーメイドブランドmitsuamiを持つクラシライター:kaeさんより、季節の生地、世界の手芸事情や、身近な布切れの活用法などをお届けします。
先日、「刺繍をしてみたい」という友人を誘って我が家で刺繍お茶会を開きました。
子どもたちは、子ども部屋であそんでもらいつつ、大人はダイニングでおしゃべりしながら刺繍をする。定期的に開催したくなる、癒される時間でした。
∟友人は娘ちゃんの学校用巾着にお名前刺繍を
教えるだけのつもりが、見ていたらわたしも久しぶりに刺繍をしたくなって、刺繍枠のまま飾っておける刺繍アートを作ることに。
まずは刺繍する言葉とフォントを選んで紙にプリント。
刺繍枠に合わせてサイズ感を確認します。
刺繍する布を選び、チャコペーパーで布へ下絵を写したら
糸の色を選びます。
今回は単語毎に色を変えて、カラフルに仕上げることにしました。
今回は全てバックステッチという刺し方で。まず文字のアウトラインを刺します。その後、文字の内側も同じ刺し方で隙間を埋めていきます。
刺繍セットをポーチにつめて持ち歩き、娘の習い事の待ち時間などの隙間時間に少しずつ進めて、1週間ほどかけて仕上げました。
刺繍した言葉は
"chaque jour est une chance"
娘もわたしも勉強中のフランス語で、
「毎日が1つのチャンス」
という意味。
ボーッと、変わり映えしない1日を過ごしてしまうことが多い近頃の自分への教訓として。
朝起きたら目につくように、ベッドルームに飾る予定です。
時間を忘れて没頭できる、自分だけの刺繍時間。
お気に入りの言葉を刺繍に、みなさんならどんな言葉を選びますか?
またの機会に、刺繍針の選び方や糸の扱い方等もご紹介できたらと思います。
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