割包と薬膳酢で楽しむ冬の台湾弁当

2024.02.12
tome

連載:旬を楽しむお弁当
クラシライター:tomeさんより、旬のものをおいしく、楽しく、簡単に作れるようなお弁当のレシピや漢方の視点をお届けします。

立春を迎えましたね。
梅の花がところどころで花開き、春の訪れを少しずつ感じます。
とはいっても、まだまだ冷えるこの季節。わが家は蒸籠が大活躍しています^^

以前、中華まんの記事をご紹介しましたが、今回は同じ生地で台湾のお饅頭「割包(ワーポウ)」を作ってみました。
割包は、台湾伝統の美食ともいわれ、蒸したお饅頭に豚の角煮・酸白菜・パクチー・ピーナッツ粉などをはさんでいただくローカルフードです。台湾バーガーとも呼ばれていますね。
台湾ソーセージや海老チリなど、はさむものを選ばず楽しめます。

成形の手順はこちら。
①皮生地は手で軽く広げて、油を塗ります。


②半分に折りたたんで、


③強火で蒸します。


具を入れて蒸す中華まんよりも手軽です!
今回は薬膳酢台湾風の角煮も一緒に作って台湾バーガーのお弁当にしてみました。


ピーナッツバターを塗った割包に、薬膳酢で和えた玉ねぎ・パクチー・台湾角煮・アーモンドをはさみ、

焼き筍と麹漬けの豆腐、煮卵も添えて、気分は台湾屋台^^

さて、この季節によく作る薬膳酢
香酢(黒酢)にクコの実・八角・陳皮(ミカンや柚子の皮)・棗・桂皮(シナモン)などを入れて半日ほど置いたら完成です。今回はドライの柿があったので一緒に入れてみました。
疲労回復効果や、血の巡りをよくしてくれる効果が期待でき、疲れたな‥という時にひとさじいただいています。
マリネ液にしても良いですし、お鍋のポン酢代わりや餃子のタレなど、気軽に”ちょい足し”できるお酢です。


五香粉(ウーシャンフェン)」というミックススパイスに近い香りです。


角煮は八角とオイスターソース・紹興酒で煮込み、甘じょっぱく仕上げました◎
台湾の空港に降り立った時と同じ香りで、部屋が満たされました^^
ごはんにのせると魯肉飯としても楽しめるので、明日のお弁当にしようと思います。

 

【今日の旬食材】

中華系スパイス:2月は寒暖差が大きく、自律神経が乱れがちです。
血流が悪くなるので体を温めるスパイスを取り入れましょう。中でもシナモンや
角は散寒効果・温煦(おんく)効果があるので、香りが苦手な方も多いかと思いますが、ココアやルイボス茶などに少し入れるのもおすすめです。またクコの実は年中役立つ潤い食材です。

 

2月の読みもの

2月の食に関すること(レシピ付き記事も)、2月の過ごし方のアイデアや2月の準備などの記事をお楽しみください♪

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