割包と薬膳酢で楽しむ冬の台湾弁当
連載:旬を楽しむお弁当
クラシライター:tomeさんより、旬のものをおいしく、楽しく、簡単に作れるようなお弁当のレシピや漢方の視点をお届けします。
立春を迎えましたね。
梅の花がところどころで花開き、春の訪れを少しずつ感じます。
とはいっても、まだまだ冷えるこの季節。わが家は蒸籠が大活躍しています^^
以前、中華まんの記事をご紹介しましたが、今回は同じ生地で台湾のお饅頭「割包(ワーポウ)」を作ってみました。
割包は、台湾伝統の美食ともいわれ、蒸したお饅頭に豚の角煮・酸白菜・パクチー・ピーナッツ粉などをはさんでいただくローカルフードです。台湾バーガーとも呼ばれていますね。
台湾ソーセージや海老チリなど、はさむものを選ばず楽しめます。
成形の手順はこちら。
①皮生地は手で軽く広げて、油を塗ります。
②半分に折りたたんで、
③強火で蒸します。
具を入れて蒸す中華まんよりも手軽です!
今回は薬膳酢と台湾風の角煮も一緒に作って台湾バーガーのお弁当にしてみました。
ピーナッツバターを塗った割包に、薬膳酢で和えた玉ねぎ・パクチー・台湾角煮・アーモンドをはさみ、
焼き筍と麹漬けの豆腐、煮卵も添えて、気分は台湾屋台^^
さて、この季節によく作る薬膳酢。
香酢(黒酢)にクコの実・八角・陳皮(ミカンや柚子の皮)・棗・桂皮(シナモン)などを入れて半日ほど置いたら完成です。今回はドライの柿があったので一緒に入れてみました。
疲労回復効果や、血の巡りをよくしてくれる効果が期待でき、疲れたな‥という時にひとさじいただいています。
マリネ液にしても良いですし、お鍋のポン酢代わりや餃子のタレなど、気軽に”ちょい足し”できるお酢です。
「五香粉(ウーシャンフェン)」というミックススパイスに近い香りです。
角煮は八角とオイスターソース・紹興酒で煮込み、甘じょっぱく仕上げました◎
台湾の空港に降り立った時と同じ香りで、部屋が満たされました^^
ごはんにのせると魯肉飯としても楽しめるので、明日のお弁当にしようと思います。
【今日の旬食材】 中華系スパイス:2月は寒暖差が大きく、自律神経が乱れがちです。 |
2月の読みもの2月の食に関すること(レシピ付き記事も)、2月の過ごし方のアイデアや2月の準備などの記事をお楽しみください♪ |