我が家のおでん
連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。
作るのも食べるのも大好きな、おでん。
じっくり向き合う工程もあれば、長年の経験で効率よく仕上げることも出来て、おでん作りは楽しい!
皆さんのお宅のおでんは関東風ですか?関西風ですか?我が家のおでんは、これまで少しずつ変化してきました。家族の好きなものが詰まっています。
そんな我が家のおでん種と下拵えを、簡単にご紹介したいと思います。
大根 卵
3センチ幅の輪切りにした大根の皮を厚めにむく。(←捨てずにきんぴらに) 面取りをし、大根の片面に深さ1センチほどの切り込みを、十字に入れる。30分ほど下茹でをし、ザルにあげておく。卵は固茹で派。
牛すじ串
時間のある時や、質の良い牛すじに出会えた時に下茹でして串打ちし、冷凍しておく。
がんも
水切りした木綿豆腐と山芋、卵、そして季節の食材で作るがんもは、それだけでご馳走。1日目は揚げたてをお塩で、残りをおでん種に。
こんにゃく
こんにゃくは4等分を三角形に切り、隠し包丁を入れる。鍋に水を入れてお湯を沸かし、こんにゃくを投入して2分ほど茹でて灰汁抜きをする。
巾着
油揚げに熱湯を回しかけて油抜きをする。まな板の上に縦長に置き、箸を強く押し当てながら転がす。半分に切って開き、適当な大きさに切ったお餅を入れる。油揚げを折り込みながらつまようじで口を閉じる。
鶏の手羽先
鶏手羽をボウルに入れ、熱湯を注いで色が変わったら、水気を切って鍋に移す。
はんぺん 結び三つ葉
鍋にお湯を沸かし、塩を少々入れる。三つ葉の葉の部分を持ち、茎だけを湯につけ3〜5秒茹でる。冷水で冷まし、水気を切る。長さを半分に折りたたみ、ゆるく結んで形を整える。
練りもの
日本橋で300年以上の老舗練物屋「神茂(かんも) 」さんで。
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下ごしらえが終わったら、煮えにくいものから順番に入れて、蓋をして弱火で30分ほど煮込み、一晩置きます。保温性が抜群な土鍋を使うことにより、余熱で熱が入り、その後はゆっくりと冷めていくので、味がじっくりと染み込んでいきます。はんぺんと三つ葉は、汁をかける程度で頂きます。
さまざまな素材の旨みが溶け出したお出汁を、一口味見した時の幸福感たるや。
さあ、からしを練って、手作り柚子胡椒も添えて、いただきまーす♪
今日もご覧頂きありがとうございました。
クラシライター:平本麻美の |