庭の花を暮らしに添えて
連載:小さな中庭のある暮らし
クラシライター:ryuryuさんより、"小さな中庭"のあるおうちでの楽しい暮らしをお届けします。
幼いころ、学校の帰りに道端に咲く花を摘んで母にプレゼントするのが毎日の楽しみでした。母が「きれいねぇ」と、小さな花瓶に生け、リビングやダイニングはもちろん、洗面所やトイレなどいろいろな場所に飾ってくれていたのを今でも覚えています。
そんな思い出もあってか、今でも野に咲く花のような素朴な花の雰囲気が大好きなのですが、そんな雰囲気をおうちで手軽に出すには庭の花がぴったり!我が家の庭には部屋に飾ったら可愛いだろうな、と思う花を選んで植えています。
庭の花は花屋さんで購入できる花と違って茎が短いことが多く、フラワーベースでは寸足らずになりバランスも悪くなりがちです。そういうときは、キャンドルホルダーや、ミルクピッチャー、ボウルなど小さめのものに飾るとしっくりくることが多いのでいつも用いています。
また、茎の短い花は頭が重くて不安定になってしまい、気が付いたら茎が水から出てしまっていることも。そんなときに大活躍なのがガラスの花留め(剣山)です。ガラスをうねうねと巻いたもので、ガラスの隙間に茎を差し込むことで花が安定する仕組みです。水の中でキラキラするのもとっても綺麗でおすすめです。
暮らしの中に花を取り入れるとちょっとだけ心にゆとりが生まれる気がします。みなさまもぜひ、花のある暮らしを楽しんでみてください。