旬の食材:蕨の灰汁抜き
連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。
山菜は下処理が面倒だと思われがちですが、蕨の灰汁抜きは一度やってみるとその手軽さに驚かれると思います。
メカジキの照り煮に添えてみました♪
春らしくて主役を奪う存在感ですね。
お料理屋さんでは彩り程度の少しの添えものですが、自分で作れば食べ応えのある立派な副菜になります。
今回は蕨の灰汁抜きをご紹介します。
・蕨 2束 (200gくらい) 灰汁抜きの仕方 1、蕨を優しく洗う。 |
見て下さい。綺麗な色をしているでしょう♪
ちゃんとシャキシャキっとした食感も残っています。
蕨の灰汁抜きには昔から灰が使われていますが、手に入りにくいので重曹で代用しています。
この状態で毎日水を換えれば1週間ほど保存が可能です。
今が旬の筍と一緒におこわにしました。
この時の献立は
・筍と蕨のおこわ
・銀ひらすの西京焼き
・新玉ねぎと溶き卵の味噌汁
・花わさびの醤油漬け でした〜。
こういうご飯がほっとします。
ちなみに、おこわに鶏肉や油揚げを入れない場合はこめ油をひと回し入れてあげるとコクやツヤが出ますよ。
急に初夏のように暑くなった日には、身体が喜ぶこんなお蕎麦はいかがでしょう
豚しゃぶ大根おろし蕎麦に叩き蕨を添えて。
これも蕨が出回ると必ず作る一品です。
加工された蕨の水煮も見かけますが、色はもちろん、シャキシャキ感が違います。
是非、今しか出回らない蕨の灰汁抜きに挑戦し、この意外なほどの手軽さと美味しさを味わってみてください♪